加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
ホームページ連動ブログです。

素直になれなくて

2013年02月28日 | music
25日の月曜日、多摩センターにある「パルティノン多摩」大ホールで、
とある都立高校の芸術鑑賞教室で歌って来ました。



弦楽5重奏、フルート、ピアノ、という編成で歌ったのですが、(この写真は終演後の楽屋にて)


始まる前にみんなで
「高校生達、静かに聞いてくれるかしら?」「寝ないで聞いてくれるかな?」・・・と心配していたのですが、
さすがに音響の良い大きな音楽ホール、皆さん気持ち良さそうに聞いてくれました。
拍手もちゃんとしてくれましたし、こんにちわ!という問いかけに返事もしてくれました。(^^)v

やはり生の演奏は良いものだ。・・・舞台袖で聞いていて、実感しました。

終演後の帰り道、現地解散だったらしく、その高校生達が多摩の街中にいました。
私服なので、挨拶されるまで気が付かなかったのですが・・・(笑)

私の姿を見つけて、「とても良かったです!」って声をかけて挨拶してくれたのです。

そのとても素直な笑顔に、なんかはっとさせられました。

こういう素直な笑顔は何物にも代えがたい価値があるものなのだな、と。

そう思うと、自分は普段、素直ではない気がしてきたのです。

あんなに何かにとらわれる事のない純粋な笑顔。。。

う~ん、私、ヤバいです。普段、全然素直じゃないです!

曲がりなりにも、表現を生業にしている身なのに、こうして文章を書いているときも、
実は素直じゃないんですよ、わ・た・し。

本番が終わって数日が経とうとしているのに、今でもその高校生たちの笑顔が強烈に頭に残っています。

「素直になれなくて」・・・なんか、ポップスの歌の歌詞のようですが、頭をかかえています。

2月のお稽古開始(茶道・表千家)

2013年02月07日 | diary
1月27日にお初釜を終え、本日より今年の茶道(表千家)のお稽古開始。

今日のお棚は 「抱清棚(ほうせいだな)」 桐木地の二重棚です。


2月は陰の月。
お道具組も1月の陽の華やかさに比べて地味ですが、私は落ち着いた わび・さび の味わいがあって好きです。

薄点前では中板を取り外して、旅箪笥の点前である「芝点」(しばだて)をしました。

今日はお時間があったので、炭点前 もさせて頂きました。

冬の一日、炉を囲んでお茶を頂く・・・現代においては贅沢な時間といえましょう。


そうそう、過ぎてしまいましたが、2月3日の節分のお菓子。


紅梅屋さんの可愛い和菓子を頂きました。鬼が可愛いでしょ!