加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
ホームページ連動ブログです。

心の鈴

2005年05月21日 | poem
カランコロン? チロチロリン?・・・
心の中に 大切な鈴がひとつ
でもいまだに 音を聞いた事がないのです

シャランシャラン?コロコロリン?
心の奥に 何色にも染まらない鈴がひとつ
心の中では鳴っているのに 自分にも聞こえて来ない

でも 心も魂も 静かに静かに
どんな雑音にも心動かない 静かな瞬間に
本当は聞こえて来るのです

のんびり静かな時の連続を 
そろそろ手にしても良いんじゃない?

心の鈴は 本当はずっと鳴っているのに
そろそろ気が付いてあげても 良いんじゃない?

でもね この鈴の音が聞こえる人は
あなたひとりだけなの
私にも気が付かないその音を 聞くことが出来るのは
世界中で あなただけなの

ほら 振り向いた ね?聞こえたのでしょう?
私に教えて どんな音?

透明すぎて 言葉に出来ない 心の鈴の音
あなたにだけしか 聞こえない

 

2005年05月18日 | poem
朝陽が差し込む扉のこちらに 
閉まっているカーテン

朝日の差し込む出窓に
かかっているカーテン

その扉は開いていて すがしい風がそよいで来る
カーテンの隙間をぬって差し込む 光とそよ風

だけど いつまでも開かない そのカーテンは
いつ開くのだろう・・・

あまりに長い間 閉まっていたが為に
開けるタイミングが 解らなくなった そのカーテンを

いつ 開ければいいのだろう

開いている扉 さしこむ光 そよぐ微風
いつまでも 開かないカーテン
いつまでも 開かない心・・・

物語

2005年03月02日 | poem
雪の降る日は 空気が澄むから好き
大空から地上に落ちてくる間に
空気中の汚れを吸い取ってくれるから

なのに 雪は地上に舞い降りてきても真っ白で
どんどん どんどん 降り積もり
降り積もった大地は 真っ白なキャンパスになる

さて この白いキャンパスに
どんな物語を 書き始めましょうか?


花であったら

2005年02月28日 | poem
あまりさぼりすぎていたので詩というスタイルで言葉を綴るのが
難しくなってしまいました!(笑)
なので、これからは時にはラフな文章も書いて行こうと思います。

と言いながら、今日はひとつ、私の大好きな詩を書きます。
中学生の頃、チョコレートのおまけに
小さな紙に綴られた詩が入っていた事がありました。

その時、とってもとってもこの詩が好きになりました。
でも、作者がはっきり思い出せません。
もちろん外国語を日本語に翻訳した詩です。
フランス人だったような気もしますが・・・。
もしご存じの方がいらしたら、
是非当ホームページの掲示板にお知らせ下さいませ。

____________________

花であったら いいとおもう
あなたがそっと やってきて
自分のものにと この私を
その手につんで くれるだろう

赤い葡萄酒で あってもいい
あなたの口から 入っていき
あなたを あなたの体のなかから
健康にしてあげられるから
_____________________

ね?良いでしょ?・・・

ほら

2004年12月17日 | poem
ほら あそこに 私の心がひとつ
ほら ここに 心のぬけがらがひとつ

たまゆらのように 置きどころのない心が
さまよいつづけて さまよいつづけて
ゆく先を 決めかねて

うたかたの時 過ぎ去った時のあと
その手のなかに ひとつのぬくもり

ほら ここに 私の心がひとつ
ほら そこに 私のぬくもりがひとつ

等身大

2004年12月06日 | poem
私はそんなに 良い子ではありません
私はそんなに 完璧ではありません
私はそんなに 素敵ではありません

何に恐れて 心が固まるのか
何が恐くて 動けないのか
何を恐れて 言い出せないのか

あのね・・・
等身大の自分で良いんだよ
そのままの自分で良いんだよ
どんなに飾っても どんなに背伸びしても
これ以上の私には なれないのだから




ありがとう

2004年12月05日 | poem
私を引き寄せてくれて ありがとう
そこにいてくれて ありがとう

自分で全く気が付いていないあなたに
こころの中で大きな声で叫んでみる

そこで笑っていてくれて ありがとう
暖かい空気で包んでくれて ありがとう

精一杯の心を込めて 笑顔を返す


そうね

2004年11月18日 | poem
そうね ・・・
本当は思ってもいないのに 相づちを打ってしまう

そうね ・・・
本当は違うのに 相づちを打ってしまう

そうね ・・・
本当は他に言いたいことが 山ほどあるのに・・・ 

あなたのその笑顔に出くわすと 何も言えなくて

それでね ・・・ 思いっきり勇気を振り絞って
だからさ ・・・ ・・・ ・・・

言葉の続きは あなたの笑顔に飲み込まれる

もう

2004年11月17日 | poem
もう ふりむかなくても そこにいる
たぶんそうなのだと思う

もう すぐ目の前に 存在している
たぶんそうなのだと思う

一歩前に踏み出せば 触れあえる存在
たぶんそうなのだと思う

で?・・・あなたはどうするの?・・・・

それでもまだ 見えないふりをして
後ろを振り向き続けるつもりなの?

もう やめにしませんか?自分にウソをつくことは

ほら

2004年10月25日 | poem
ほら 空気の扉を押して 一歩前へ出ようよ
ほら 透明なバリヤーを破いて そっちの地面に着地しようよ
ほら 心にまとわりついてくるわけの解らないものを切り裂いて生まれ変わろうよ

だから 邪魔しないでね 誰も邪魔しないでね

ほら ポンと飛び上がりたいよ
ほら ゆっくり心が眠りたいよ
ほら 心の手足を外へ伸ばしたいよ

だから 邪魔しないでね 誰も邪魔しないでね

台風

2004年10月20日 | poem
外は激しい雨・嵐・・・
台風に外は荒れ狂う

私の心も こんな風に 
荒れ狂ったらすっきりするかしら?・・・
そんな不謹慎な事 考える

でもその気持ちをかき立てるように
激しく激しく 雨が降る

そうもっともっと 激しく激しく
どんどんどんどん 降ってごらんよ
もっともっと 荒れ狂いなよ

そしたらきっと すっきりするよ

私と台風が 重なり合って
夜の嵐に吸い込まれていく


ぼう~っ

2004年10月13日 | poem
今日は一日 ぼう~っとしちゃった
いろいろ考えるんだけれど なんだか急に寒くなって
おまけに曇りで なんだか外も暗くて

あえて一日空けたのだけれど 身体もなかなか動かなくって
どうしたら上手く行くのかな とか
もうムカツク~!・・・とか 考えることが多すぎて 
たまには 全面放棄!

さて明日は頑張らなくっちゃ!

でも、
やっぱり 何しているのかな?って ちょっと考えちゃう
恋の貧乏性

響き

2004年10月09日 | poem
空気に響く 声・・・音・・・・

自分の声が 空気を振動して広がってく
楽器を奏でれば その音が 広がってく
それって すごく神秘的なこと

アンサンブルが融合していれば
それが倍になって まわりに広がっていく
その心も 倍になって広がっていく

秋は 空気がしんと澄んで 小さな心の動きさえも
見逃さずにクリアにされる

空気をふるわせる音の響きは 心の響き
響きあえる音楽を 空間いっぱいに響かせて


ふりむけば

2004年09月13日 | poem
ふりむけば そこにいる
たぶん そうなのだと思う

手をのばせば そこにある
たぶん そうなのだと思う

投げかければ 投げかえす
たぶん そうなのだと思う

これからも そうなのだろうか
心だけが 後ろ向き

ふりむく勇気は どこにある?