加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
ホームページ連動ブログです。

2月7日のLesson日記

2012年02月08日 | Lesson 日記
新カテゴリー追加してブログ更新をしよう!・・・と思ったばかりなのに
早くも挫折の予感。。。ではいけないので、まずは昨日のレッスン日記から。


まずは、ミュージカル女優目指して頑張っているAさん。
(このアルファベットはイニシャルではなく便宜上のものです)

今までとにかく「前へ前へ」と身体を乗り出していたので、
ちゃんとまっすぐその場に自分がいて、まず自分の中に音を感じるように
というレッスン開始してだいぶ良くなってきました。

ところが発声(声)とは別の問題が派生。
リズムの感じ方の基本が体に入っていないのです。
前回その問題にぶちあたり、簡単な体を使ったリズム練習
いわゆるソルフェージュも加えてレッスンすることになりました。

右手、左手、口、それぞれを使ってリズムをやったり
指揮をふりながらリズムを読んだり。
それも体をまっずぐ、首を振らない、などを出来るようにするには、
コツがいります。

次に簡単な音符を歌う練習。
音符の音価(長さ)分を音(母音)で満たす。
案外その基本が出来ない生徒は多いです。

全体的に、常に基本リズムを身体で感じながら歌う、
という事も出来ない生徒は実はかなり多いです。
(現役音大生も同様です)

基本リズムをメトロノームで示しながらやると
生徒本人も自分のクセに気が付きます。


次にBさん。
前に習っていた先生のところで
胸に思いきり息を入れて止める、という稽古をやっていたとの事。
それはそれで必要なのでしょうが、まずは息が流れないと・・・
その事を気づかせるのに苦労しています。

歌いだしの呼吸や、歌っている時に息が止まる・・・(*o*)
息と離れたところで喉だけで声を出そうと頑張ってしまう・・・
でも本人はそれしか知らないから必死・・・

その事を理解させるために、根気強く、言葉や図解で説明し、
ホントは自分には良くないけれど、いい見本と悪い見本を歌って見せると
少し解る様子です。

私に習い始めて3か月ほど経ちましたが、
この頃自分でも少し理解できるようになり心も体も少しずつほぐれて来ました。

実は日本人ではなく欧米の方なので、本来歌うには我々日本人より有利なハズ。

とにかく熱心で歌が大好きな方なので、
早く楽に声が出せて自分の思った表現が出来るようにさせてあげたい
と思ってレッスンしています。



レッスン自体はもっとやりましたが、ここに書くのは今日のこれくらいで。
少しずつ書いていきたいと思います。