欲しい選手のランキングというか獲得したい選手のランキングというか、単純に成績良いから欲しいってわけではなく、トレードだったらFAまでの年数や放出する対価を考えたうえで欲しいと思えるか。Sotoや大谷のように他に替えがきかない選手にはそれだけの支払いが必要になるでしょうけどそれでも欲しいかどうか。そんなことをいろいろ考えて欲しいと思う選手のランキングです。
1. Juan Soto (LF・SD・トレード)
FAまで1年になってしまったけどチャンスがあるならとにかく欲しい。打撃はルーキー時代から最強だと思っている選手です。
2. Michael Brantley (LF/DH・HOU・FA)
故障リスクはつきまとい、キャリアも終わりが近づいてきていると思いますが、打撃は天才的で常にお買い得な選手だと思っています。Brashの魔球スライダーをHRしている数少ない打者です。
3. Gleyber Torres (2B・NYY・トレード)
FAまで残り1年。マリナーズのマイナーを考えても2Bは長期契約は必要ないポジションのはずなのでちょうど良いかと思います。さすがに彼ならマリナーズに来たから打てないってことはないでしょう。
4. Lourdes Gurriel Jr. (LF/RF/DH・ARI・FA)
数値的にはバランスの良い選手という感じでしょうか。ISOは.200前後で安定しているのでHRは20本以上が期待出来るし、打率も平均以上を期待できると思います。マリナーズに多い三振を量産してしまうタイプではない代わりに四球も少なめなのはマイナスですがこれから出てくるはずのマリナーズのプロスペクトたちは総じて四球を選べる選手たちなのでチーム全体では問題にはならないはず。OFとしては守備はLFしか守ったことがないみたいだけど今季はDRSでは大きなプラスを出してます。長期スパンで見れば平均レベルでしょうか。5年以上の契約になると怖いですけど獲得を考えるべき選手だと思います。
5. 大谷翔平 (DH/SP・LAA・FA)
ユニコーン。来年は打撃専念ですが守備につくかどうかは気になるところ。2025年以降二刀流で復活すると考えたうえでどの程度の契約になるのか、彼と契約することで今後使う資金がなくならないのかは非常に大きな不安点。マリナーズで大谷を見たい気持ちはあるけれど、将来的に毎年プレイオフに出れるようなチームであり続けられるのかリスクは高くなると思います。
6. Tim Anderson (SS・CHW・FA)
打率.300を期待できる希少な打者ですが今季大きく数字を落としています。左膝のじん帯を痛めていたんでしょうか?打率とともに特徴であるスピードも大きく下がって平均に近いところまで落ちているのもそのせいでしょうけど気がかりです。四球を選ばない選手なので打率が落ちてスピードもなくなってしまうとマイナスにしかなりません。獲得するのであれば故障の具合を確認して状態が戻っているのか、状態がよくなってれば1年契約でポジションもWBCで守っていた2Bになります。怪我が癒えれば復調して貢献をしてくれる可能性があると思います。
7. Mitch Garver (DH/C・TEX・FA)
故障リスクはあるものの打撃力は魅力的な選手。大きな契約にはならないはずと思って2年×10M前後と予想してましたが、現地予想はもっと高いですね。。。今季苦しんだDHとMurphyの抜ける2番手捕手の両方を埋められる選手です。
8. Anthony Santander (RF・BAL・トレード)
FAまで1年のスイッチヒッター。それほど大きな対価は必要ないと見込んでいるので上位に入ります。ずっとBALをホームとしてやってきましたがアウェイではwRC+95しか打てていないことは気になるところです。
9. Tommy Pham (OF・ARI・FA)
30歳前後で数年好成績を残した後に成績を落としていましたが35歳の今季やや復活。打球速度はまだまだ早く、守備面ではレンジは狭くなってきましたが全体として見ればそれほど大きなマイナスにはなっていないと思います。単年契約になるはずなので候補としてはありだと思います。
10. Lars Nootbaar (OF・STL・トレード)
Julioが欠場する場合、代わりにCFにも入れる万能型で今のマリナーズに少ない選球できるタイプの打者。FAはまだまだ先なので保有期間を考慮すれば大きな対価が必要になるはずです。WBCでも話題になりましたのでみなさんもどんな選手かはお分かりかと思います。
11. LaMonte Wade Jr. (1B・SF・トレード)
勝ちに飢えてるはずのSFなのでトレードを考えているか微妙?今季成績を上げたのでトレードするなら今という感じもします(FAまであと2年)。1Bなのでそれほどトレード価値は高くはないと思いますが簡単にもらえるわけでもないでしょう。左打者というのはポイント高いですしOFも守れるのでは?左投手は打ってないというか対戦機会がかなり限定されていたようですが対右投手には通算でwRC+122、OPS.803とまずまずの成績です。はまれば飛ばす力もあり魅力はあります。
12. Rhys Hoskins (1B・PHI・FA)
スプリングトレーニングで左膝を故障し今季は欠場となりましたが、打撃力は本物。元々守備が良いわけではないのでDHへシフトしていく可能性もありますし、実際元の打撃ができるかもわかりませんが故障したことで想定していたより短期の契約にはなるはずなのでマリナーズもオファーする可能性はあると思います。
13. Joc Pederson (DH/OF・SF・FA)
数年前から守備が厳しくなってきているようなので基本的にはDHでの起用を前提での獲得になります。打球速度が毎年上位に入っているなど指標で見れば活躍できる可能性は高いと思います。四球も選べるし、三振が特別多いというわけでもありません。ただし、左投手を打てませんから対右投手用のDHとかなり限られたポジションになります。したがって各所の予想を見ても評価は低く1、2年の契約になりそう。だからこそ面白い選択だと思います。
14. Nolan Jones (LF/RF/3B/1B・COL・トレード)
MLB2年目の今季ブレイクした選手ですがBABIPが4割を超えています。元々BABIPは高い選手ではありますが、3割近く打てる打者ではない気もします。とはいえCOL移籍でパワーが開花したのは事実なのかもしれません。今季の飛距離ランキングではKelenicがリグレーでCFに打った衝撃の一発よりも上の4位に入っていてHRの平均飛距離でも6位です。もちろんCOLがホームであることはあると思いますが飛ばし屋であることは間違いありません。三振はあるものの四球もかなり多い選手なのでOFだけでなく3BでいけるならSuarezの後継者としても面白いなあと思ってます(マイナーでは主に3Bで最近OFに移っている感じなので今季も少し3Bも守っています)。Kelenicがいる以上JonesをOFでトレードで獲得は今のところ可能性は低いと思ってますが3Bでという可能性を含めればありなのではと思っていてかなり気になる選手です。もちろんCOLが出すかどうかは怪しいですけども。
15. Jordan Hicks (RHRP・TOR・FA)
剛腕として名が知られていますので説明の必要はないかと思います。2022年は先発をしたこともありやや成績を落としましたが今季TORではまずまずの成績でした。超速シンカーは非常に魅力的で3~4年程度の契約になると思われますがHaderよりはだいぶ安くなると思うのでリリーバーとしては年俸は多少高くてもお手頃感がある気がします。ペイロールに余裕があればクローザー候補として面白いと思います。
16. Ryan Helsley (RHRP・STL・トレード)
トレードでクローザーを迎え入れのであれば彼が一番だと思います。それなりの対価は必要だと思いますのであまりリリーフにつぎ込まず上手く見つけてくるマリナーズとしてはそこがネックでしょうか。それと今季は健康にやや不安が出てたようなのでそれも気になります。
17. Hunter Harvey (RHRP・WSH・トレード)
彼もクローザー候補になります。そこそこの実績があり、そんなには対価も必要ないかもしれませんが絶対的なクローザーになれるのかというと違う気もします。BrashやMunozなどと強力なブルペンを形成してほしい投手です。
18. David Bednar (RHRP・PIT・トレード)
PITのクローザーでFAまでまだ3シーズンあります。過去数年のマリナーズの動きを見てもこのクラスのリリーバーを多くの対価を支払って獲得することはないと思いますが、クローザー候補として獲得するなら彼は候補にあがるのかなというところ。速球が魅力で四球も多くない安定した投手だと思います。
19. Coby Mayo (3B・BAL・トレード)
まだメジャーデビューしていない選手。Suarezの代わりになる将来の3B候補がいないマリナーズとしては思い切って獲得しても良いのでは。ただし評価が高い選手なのでデビュー前だけど相応の対価が必要。Santanderと合わせて獲得できれば面白いと思いますがデビューしていないのでリスクもあります。
20. Jung-hoo Lee (CF・KBO)
韓国からの選手なのでどれだけ打てるかが問題。今年は少し苦しみましたがKBOでは無双状態だったわけで、出塁率は高く高打率でHRも最低二桁は期待したいところですけどどのくらいやれるのか。特にパワーがどこまで通用するのかで評価が変わります。契約金額はさほど大きくならないんでしょうからいっても良い気はします。
21. Teoscar Hernandez (RF・SEA・FA)
ボーダーラインではないかと予想されていたQOをしなかったことでおそらく戻ってくることはないと思いますが昨年までの実績とマリナーズで一時期見せた爆発力は魅力的です。
22. Mike Trout (CF・LAA・トレード)
LAAがトレードするのは現実的ではないと思っています。特にマリナーズは同地区内ですしね。Troutのファンとしては怪我に苦しむ姿を見たくないし活躍をまだまだ見たいところです。別の記事でも書いてるので割愛しますがLAAがある程度負担してくれれば欲しいと思ってしまいます。
23. Jorge Polanco (2B/SS/3B・MIN・トレード)
コスパの良い選手だと思ってるのでペイロール削減の話が出ているMINにあっても球団オプションで残留になっていてトレードはないと思いますが欲しい選手のリストに入れておきたい選手です。
24. Martin Maldonado (C・HOU・FA)
経験と勝ち方を知っている捕手というイメージで打撃は期待できませんがチームとしてはプラスになる捕手なのだと思っています。しかもAL西地区を主戦場としてきた捕手なのも大きなプラスです。ただ、控えではなくレギュラーで使ってくれるチームを探すのではないかと思うので獲得できるかは怪しい気がします。
25. Victor Caratini (C・MIL・FA)
控え捕手タイプとしては彼が有力候補でオファーは複数球団からあるはずです。
26. Tom Murphy (C・SEA・FA)
健康であればいいのだけれど…。FAにはなりましたが再契約の可能性はありそうな気がします。頼りになる打撃を見せるときもあるので残って欲しい選手ではありますけど…。
27. Jeimer Candelario (3B・CHC・FA)
Suarezをトレードするのであれば獲得はあるのかなと思います。
28. Jorge Soler (DH/OF・MIA・FA)
大谷を獲れなかった場合のDH候補。パワーがあり四球を選べるけど確実性は高くない選手。RF/LFの守備はマイナスでフルタイムのDHと考えておかないといけません。
29. Randy Arozarena (OF・TB・トレード)
FAまであと3年ありますが活躍しているので年俸が上がってきてTBとしてはそろそろ売却を検討しているはずです。過去3シーズン非常に安定した数字を残していて今季はハードヒット率も上がって今が絶頂期なのかもしれません。打率がやや低くコンタクト力はリーグ平均を下回る点には注意が必要です。スーパー2の為すでに年俸が上がってきているので今後負担が大きくなる点はどのチームに行っても同じですね。
30. Hunter Renfroe (RF・CIN・FA)
5年間で6チームを渡り歩いてきた選手ですが今季は苦しみました。来季開幕時は32歳で守備力も落ち始めているようなので複数年契約は避けたいです。
31. Josh Donaldson (3B・MIL・FA)
32. Brandon Drury (IF・LAA・トレード)
33. Dylan Floro (RHRP・MIN・FA)
34. Bobby Witt Jr. (SS・KC・トレード)
35. Eloy Jimenez (DH・CHW・トレード)
36. Ryan O'Hearn (1B・BAL・トレード)
37. J.D. Martinez (DH・LAD・FA)
38. Pete Alonso (1B・NYM・トレード)
39. Brandon Belt (DH/1B・TOR・FA)
40. Randal Grichuk (OF・LAA・FA)
41. Adam Duvall (OF・BOS・FA)
42. Ke'Bryan Hayes (3B・PIT・トレード)
43. 鈴木誠也 (OF・CHC・トレード)
44. Riley Adams (C・WSH・トレード)
45. Salvador Perez (C/1BDH・KC・トレード)
46. Mike Clevinger (RHSP・CHW・FA)
47. 前田健太 (RHSP・MIN・FA)
48. James Paxton (LHSP・BOS・FA)
49. Hyun Jin Ryu (LHSP・TOR・FA)
50. Chris Sale (LHSP・BOS・トレード)
↓その他の候補
Sonny Gray
Marcus Stroman
松井裕樹
Dylan Cease
Tyler Glasnow
Matt Chapman
Justin Turner
山本由伸
Blake Snell
Kyle Gibson
Lucas Giolito
Tyler Mahle
Frankie Montas
Sean Manaea
Emilio Pagan
Aaron Hicks
・何度か候補にあげていたLane Thomasは今季好成績を残して高くつきそうなのでランク外としました。Canhaもトレードされたので外しました。
・Bellingerはないですね。CFにはJulioがいますし、契約予想もとんでもないことになってますしね。
・Witt Jr.はさすがにKCも今オフ出すことはないでしょうが、総力をあげて獲得したいくらい魅力的な選手です。Julioと並ぶ打線が見てみたいです。同じKCからもう1人候補としてSalvador Perezをあげました。キャリアも終盤に入って衰えが出てきているとは思いますがDH兼控え捕手としてどうでしょうか。
・Donaldsonは今季大きく成績を落としてしまいましたが左投手に強く、3Bもまだ守れることからランキングに入れました。
・松井はどうなんでしょうね。日本での成績を考えれば活躍してくれる気はしますけど、ボールなのかマウンドなのか適応力が良い印象がないもので下の方に置いてます。どのくらいの契約になるのかにもよりますけど、3年15Mは確実に超えるんじゃないかと思ってますが3年20M以上での契約になってくればリスクが高くなってくるかなというところでリリーバーにそんな投資をするのかなという気がします。クローザーやれる評価ならもっといくのかもしれませんけど。
・先発投手にあえて資金を使うことはないんだろうと思いますがシアトル出身のSnellホームディスカウントしてくれませんかね(笑) 山本やNola, Montgomeryなど年20Mをこえる投手の獲得はないでしょうけど、トレードの状況次第(投手を出して野手を獲得した場合)では前田クラスの投手は十分あると思っています。
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