最近やっとヒットが出始めた2BのWong。
昨年も4月はwRC+59、打率.211というスタートで後半戦はwRC+141だったことを考えれば春の躓きは特段気にしなくてもいいのかもしれませんが今季終了後FAになることを考えれば次の2Bをどうするかは考えておく必要があります。
マリナーズのプロスペクトを見てみるとCatilloのトレードで有望なSSを複数放出したこともあり、マイナーの上の方には来季2Bを守れそうなプロスペクトはいません。Cole Youngが早くても来年後半でしょうし、あとはAxel Sanchez, Kaden Polcovichですけど2024年開幕からマリナーズでという事はないと思います。だから、いずれにしろ補強が必要です。その補強を今するなら、大きなリスクなしでお試しの意味も含めて使うならという感じで考えます。
現状トレードで獲得できるのはプレイオフをあきらめたチームの2Bというよりも、プロスペクト昇格によって押し出された選手。もしくはAAやAAAにいる実績ある選手、目立っていない若手選手だと思います。わざわざそんな選手をトレード獲得する必要があるのかどうかという話になってきますけどね。では、見ていきましょう。
まずはARIのAAAにいるDiego CastilloとBlaze Alexander。Castilloは昨季PITでMLBデビューしてARIへトレードされています。今季ここまで打率は3割を超えています。Alexanderは昨季打撃好調で球団内10位前後のプロスペクトではありますが交換選手次第で出す可能性はあるのではないかと思います。
MINのEdouard Julienは球団内上位のプロスペクトで打撃の評価も高く、すでにMLB経験もありますからちょっと今回扱うような選手ではない気もしますが、MINはArraez出してもまだ内野は溢れてる気がしますから誰か出してくれませんかね。今回名前を上げてる選手の中でおそらく一番価値があってトレードが難しい選手と思います。
DETからはAndre LipciusとRyan Kreidler。LipciusはBB/Kは悪くないもののパワーには欠ける今月で25歳、2B/3B守れて昨年の打撃成績はまずまず。球団内20位くらいのプロスペクト。Kreidlerはすでにメジャーにも出場してるけど今のところ結果は出ていません。
BALからはConnor Norby。2021年ドラフト2巡指名の選手でBALの調子の良さや勢いを考えてもプロスペクトを出すつもりはないだろうし、出すなら強力な選手を獲得するために使うはずなのでJulienと同じように可能性は低いと思ってますが、名前は出しておきます。
NYMのRonny MauricioもJulien, Norbyと同じくらいの評価がある選手。21歳の昨季AAで26HRは目立ちます。守備もSSしか守っていないくらいですから当然評価は高く獲得可能性はかなり低いとは思います。フリースインガーで四球は少ないのはマイナスです。
同地区のTEXからはJustin Foscue。今回あげる選手の中で一番欲しい選手と私は考えています。評価と期待値、私の考える今現在欲しい選手像に多くの部分が合致する感じで、交換選手もどうにかできる気がします。ただ、同地区ですからね。そこまでして獲得するよりも我慢する可能性が高い気もします。
トレードのお得意様・パートナーであるCINからはMatt McLain。今季AAAでかなり好調なのでCINとしては出したくはないかもしれませんが、IFのプロスペクトを大量に抱えているので条件次第では可能性はあるはず。
好調なPITからはNick GonzalesとLiover Peguero。Gonzalesは2020ドラフト全体7位指名を受けた選手で球団内5位のプロスペクトなので出す可能性は低いはずですが三振が多く評価通りには成長していません。Pegueroは身体能力の高いタイプで現在AAなのでメジャーですぐに通用するかどうかは賭けですが当たればおもしろいというところです。
ということで見てきましたがトレードの可能性は低いと思ってます。獲得があるならこういった若手というよりはプロスペクトの昇格によってはじき出された選手やAAAにいる実績ある選手でしょう。
こんなこと書いてきて読んでもらって、めちゃくちゃな話ですが、結局のところ早く戻ってきてくれMooreということです。
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