goo blog サービス終了のお知らせ 

超!マリナーズ(仮)

マリナーズのことを応援していきます。

大谷のトレードを考える

2023-07-23 18:00:37 | マリナーズ全般

ここにきて激しくなってきた大谷の動向に関する報道ですが、本当にトレードされるのでしょうか?

私は現時点ではトレードはないと思っているんですが、もう少しLAAの負けが込んでくればあるのかもしれません。残り1週間MLBファンの誰もが大谷の行方は気になるところだと思います。

 

今回あらためてマリナーズがトレード獲得合戦に参加するのかを考えたいのですが、結論から言えば参加はしても他球団と本気で争う気はないのではないかと思います。

つまり獲得合戦になってLAAからの要求が上がっていけば大谷獲得から撤退すると思います。

 

その理由ですが、まずマリナーズが大谷を獲得して残りおよそ60試合程度でどのくらい勝率が上がってプレイオフ圏内まで届くのかというのが一番の問題です。大谷は今季終了後FAとなるわけで最悪たった60試合だけの為にプロスペクトたちを放出して、同地区の対戦相手として何年も戦うことになります。プレイオフ圏内にいてプレイオフで勝ち進むためのピースとして大谷を加えるのなら納得もいきますが現状のチーム状況ではその点が厳しい気がします。ただ、ここにきて体を張ったKelenicのDL入りに伴ってなのか得意とするというか相性の良いというかTOR相手に接戦をものにしていますから連勝街道に入って欲しいところではあります。

もう1つ大きな材料としては、大谷を獲得したチームは大谷がFAになる前に契約延長を結ぶことが出来る唯一のチームになれるというのはかなり大きいと思います。大谷自身はシーズンに集中するということしか言えないと思いますが、もし、大谷を獲得して高い勝率を残せればシーズン終了後からFA期間が始まるまでに交渉する時間はありますし、シーズン終了前に契約延長の話し合いはあるのではないかと思います。

シーズンを良い形で勝って過ごせれば大谷も残留したいという気持ちに傾く可能性はあるかもしれません。そのためにもプレイオフ進出は絶対条件でしょうし、良い環境で良い仲間と良い野球ができる将来性あるチームだという所を示さないといけません。

マリナーズが大谷を獲得して果たしてこれらの条件をどれだけ満たして契約延長できるのか。怪しい気がします。単純に残り2,3か月レンタルでというなら別ですがその場合は交換要員となる選手たちもさらに限られると思いますから大谷獲得を目指すライバルに太刀打ちできるか怪しいと思います。

 

 

さて、中身も考えてみましょう。

個人的には世間で噂されているようなパッケージはとてもじゃないけど出せないと思います。

 

まずは投手大谷が入るとどうなるのかを考えます。

率直に言うとローテーションに大谷が入ったところで中5日必要な大谷が加わっても現在5人で回しているローテが6人ローテになるだけです。先発として使えないレベルの投手がいてその投手の代わりに大谷がローテに入るなら補強の意味はありますが、現在のマリナーズローテに大谷が入ったところで大きな戦力アップにはならないような気がします。もちろん1日休養が増えるのでそれが良い方向に行く可能性はあると思います。今季に限ってみればマリナーズチーム全体の中4日と中5日の先発投手の成績の差は大きくないですが。

長くなるので防御率だけ見ていくと、現状のマリナーズは

Castillo 3.04

Kirby 3.23

Gilbert 3.65

Miller 3.50

Woo 4.74

そしてここに入る大谷は

Ohtani 3.71

今日Gilbertが打たれてますので防御率は3.88まで下がってますが大谷が入ってもローテでは大きなプラスにはならない気がします。

ちなみにWooは手術後昨季復帰して今季がフルシーズン初めてなのでそろそろどこかでイニング制限が来て一足早くシーズン終了となる可能性があります。そのWooの代わりに日程を考慮してチームが1日休みが入れば大谷が入ったことでWooを飛ばしてローテを回せるということは出来るようになるのはありがたいことですが。

まあ1人足りなくなった時にはマイナーから1人上げる必要が出てきて、皆さんお待ちかねのHancockが最近良い形で投げているのでWooからHancockへスイッチする形になるのではないかというのが考えているところではないかと思います。

 

マリナーズローテに入っても圧倒的パワーポテンシャルを誇る大谷の存在感は大きいですし、プレイオフで発揮できる能力も高いのかもしれませんが投手大谷の加入はさほど大きなプラスはなさそうな気もします。

 

 

 

次に、打者大谷を考えればマリナーズにとっては大きなプラスになると思います。

マリナーズ打線にはOPS.700程度の選手がずらりと並ぶ状況ですから、OPS1.000を大きく超える大谷が入れば全く違う打線になる可能性があります。ただ、大谷は現在マリナーズレギュラー陣の中で一番OPSの高いMike Fordが座ることの多いDHに入る選手だという事を考えると7月21日試合終了時のOPS.922のFordに代わって1.076の大谷が入るわけで、OPS.447のWongの代わりに2Bに入るってわけではありませんからね。もちろんFordを1Bで使う機会を増やすことは出来るでしょうし、絶対的に打線の破壊力はアップします。

他の選手がDHに入る機会を奪ってしまうマイナス面もありますが攻撃では大谷加入はプラスの方が大きいと誰でもわかることだと思います。

 

 

ということで大谷加入は投手サイドから見れば大きなプラスかどうかは分からないけど少なくともマイナス面はないような気がしますし、大谷の調子が上がって昨季のような状態になればとんでもない戦力アップという話になってきます。打者サイドでは間違いなくプラスで長打力の高さから得点力アップは確実と思われます。

 

 

そんな大谷を獲得できるなら我々はどんなパッケージをLAAに提示するのか?

個人的な考えでいくと、即戦力を最低1人加えろという話でいけばこちらが提示できるのはGilbert, Miller, Woo, Brash, Kelenicあたりではないかと思います。まあみんな出したくないし、この選手出せるわけないって選手が入ってるかもしれませんが。そもそもプレイオフ目指すために大谷を獲得したいのに戦力になってる選手をパッケージに入れる意味が分かんないんですけどね。

そんな条件は吞めませんので私が出すならプロスペクトです。しかし、プロスペクトもメジャーに近い位置にはあまりいないので厳しいところでしょうか。誰を出しても良いとは言い切れませんが、ランキング1~5位のうち1人、6~15位のうち2人、16位以下から1人くらいしか出したくないですね。最大限譲歩してこれくらでしょう。あと、さすがにドラフトしたばかりの選手は出さないと思ってますけど(ドラフト後すぐにトレードできない規定ってまだありましたっけ?)。

超!マリナーズ的2023.7プロスペクトランキング

いくらユニコーン大谷といえども残り2,3か月の為にプロスペクトランキングの上位5人のうち3人+6以下から2人なんてやりすぎだと思います。そこにメジャーで投げてる先発投手を1人付けろなんて承諾できるわけありませんけど、今の相場はこれ以上になっているんでしょうか?ありえません。昨年トレードしてたらどうなっていたんでしょうね?

例えばH Ford, Clase, Hancock +1人くらいで成立したとしても、もしFAで出ていかれれば、これらの若い選手たちを大量にライバル球団へ与えただけに終わってしまうことを考えると私なら大谷を獲得する決断を下すことは出来ません。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2023ドラフト終了 | トップ | プロスペクトランキング 2023.8 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

マリナーズ全般」カテゴリの最新記事