猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

前橋の東郊外の稲田の風景を眺め回って、トノサマバッタに会ってきました。じいさんの秋の遊びです。

2024-09-24 07:21:27 | なっからさくい生活

<写真に映っているのはさ、バッタ、それも大きなトノサマバッタなんだいね。なんで「殿様バッタ」なんちゅう偉い名前がついているのかってことは、誰も知らないらしいぜ。英語ではね、「Kinghopper」じゃなくて「glashopper」なんだってさ…>

 <今朝さ、9時半過ぎにヒゲが自転車乗りの格好で出かけようとしてるんで何しに行くんだって聞いたんさ。そしたら、「バッタの写真撮ってくる」って。撮れたら見せろよと言っといたらさ、12時半ごろに帰ってきて「おい、バッタ撮れたぜ…」って見せてくれたんだいね>

    
<どこで撮ったかって聞いたらさ、「二宮町の南のはずれ近くの田んぼ道、片側が崖地でさススキなんかが茂ってるところさ」だって。トノサマバッタは草原に暮らす虫だから、利根河原かどっかで見っけたのかと思ったんだけど、こんなとこで見っけたんだって。ヒゲはさ、前橋郊外の田んぼの風景眺めて来たみたいなんだいね…>

 

    
そうなんです、昨日は前橋東部の郊外に実りの季節を迎えた稲田の風景を眺めに行ったんです。ついでにバッタ見たいなって。まずは西片貝町、稲穂はすっかり首を垂れて、色づき始めていました。水路の脇にはシラサギ(チュウサギ)の姿がありました。

    
次に寄ったのは東片貝町の田んぼ、向こうに見えるはずの赤城山は雲に包まれていました。田んぼでは、稲刈りに備えて、田んぼの際の除草をしている農夫の姿がありました。

    
更に東へ行って上長磯町の田んぼです。ここでも畔際の除草作業をしていました。稲刈りが近づいているのですね。近くの畑では野菜の苗の植え付け作業、キャベツかな…。

 

     
桃ノ木川を渡ると、堤防下には東上野町の田んぼが広がっています。その向こうには女屋町の田んぼがつながっています。畔際の水田雑草はきれいに取り除かれていました。

     
堤防を下るとずっと向こうの国道50号線まで田んぼが続いています。桃ノ木川の堤防の下にはヒガンバナが列を作っていました。

     
東側の河岸段丘の下の田んぼで、一斉に飛び立つスズメの群れの写真が撮れました。群れを見っけて、離れたところから飛び立つのを待ってたんです。10分ほど静かに待っていたら、飛び立ってくれました。

 

     
河岸段丘の上から眺める女屋町の田んぼです。段丘の崖面の主役は侵略的外来種のアレチウリ、今を盛りと花を咲かせていました。

     
そして、前橋東高校北の江木町の田んぼです。雲がなければ美しい赤城山の姿が見られるのですが…。水路脇には、アオサギとシラサギ(ダイサギ)がいました。まだバッタには出会っていません。子どもの頃だと、こんなにアチコチまわらなくても、イナゴやバッタはすぐに見っけられたものなんですけど…

 

     
県道を横断して東の富田町の田んぼです。それにしてもイナゴは見なくなりましたいね。子どもの頃は手拭いを袋に縫ってその先に細めの竹筒を結わえた『イナゴ袋』の持って田んぼでイナゴ捕りしたんです。手で捕まえたのを頭から竹筒へ差し込むと出てこれないんですよ。イメージが湧かない方はこちらのサイトをご覧ください。たくさん獲ったんですよ。

     
国道17号上武道路の高架の下をくぐって、荒砥川を渡って、今井町の今井沼で一休みです。今井沼は、下流の上増田町や二宮町の水田に水を供給しているため池です。冬は渡り鳥がたくさん群れていますが、今は静かです。公園のトイレを借りて、四阿の下で水分補給です。まだバッタには出会っていません。

 

     
国道50号線を横断して、国道17号線上武道路の宮川橋交差点を渡って南へ、二宮町の田んぼへ出ました。川沿いに見えているのは赤城酪農業協同組合の本所です。南の北関東自動車道路まで、二宮町の田んぼは続いています。その先は伊勢崎市波志江町になります。

     
前橋の東の郊外を伊勢崎市の手前までやってきました。ずっと、ずっと、田んぼの景色を眺めながらとなりました。好きなんです、たんぼや畑の眺めが、なんもないようでいろいろあるのが好きなんです。

     
そいで、二宮町も南はずれの北関東自動自動車道路に近いあたりの農道で、自転車の先の方のアスファルト上にトノサマバッタを見っけたんです。でもね、気付くのが遅く、飛び去られちゃいました。で、注意深く自転車を押して歩いて行くと、はい見っけ。今度は飛び去られる前に写真に撮れました。目標達成、11時を過ぎていました。

 

     
目標達成で一休みして岐路に着いたのですが、集落道でちょいと迷子、仕方なくいったん伊勢崎の波志江町の全東院へ出て、そこから荒砥川に架かる木三橋へ、そして前橋へ戻ってきました。木三橋の名は、旧勢多郡木瀬村と旧佐波郡三郷村(みさとむら)の境に架かる橋だったからだそうです。荒砥川の堤防の上にもサギが羽を休めていました。

 

     
木三橋を渡ってせっせとペダルを踏み始めたとたん、直前を全力疾走で横切って行った猫がいました。後を追って声を掛けたら立ち止まってくれました。「危ないよ、道渡るときにはちゃんと右左見て安全確認しなきゃだめだぜ!」、<あ~ね、ごめんなさい>。分かったみたいです。

     
猫と別れて道へ戻ると、田んぼの向こうの線路をJR両毛線の下りの電車が走って行きました。この写真が、昨日採った田んぼ写真のおしまいです。

 

 <ヒゲは12時半ごろ帰って来てさ、30分ほどクールダウンしてからシャワーして着替えしてたいね。そいで、オレにバッタの写真見せてくれたんだ。猛暑が去って、出かけられるようになって嬉しそうにしてたいね…>

 

     
夕食のおかずに鶏肉のしそ巻き揚げを作りました。鶏肉に酒と醤油で下味を付けるのですが、昨日は石川県能登町産のイカの内臓を原料とする魚醤『いしり』を少し加えました。北陸へ出かけた友人からもらった土産です。地震災害に続いて局地的大雨による深刻な水害を受けています。まだ被害状況の把握もできていないようで、心痛めながら『いしり』の封を切りました。

     
鶏肉のしそ巻き揚げの副菜は、煮豚とミョウガ、茹でキャベツのポン酢和え、柿の実、トマト、キュウリのサラダ、それに、ナスのお浸しです。汁は、春雨、ニラ、ミョウガの卵とじのスープです。

     
実りの季節を迎えた稲田で出会ったサギやスズメ、トノサマバッタやヒガンバナのことを思い出しながら、のんびりと夕食を食べました。

今日は火曜日ですけど、月曜の振り替えでNiiSへトレーニングに行ってきます。

 

  ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿