今日も、ぽちっとよっろしくぅ~
前回の、あたしの思い出話。 「ロ○ットババア」 は~い♪クリックどぞどぞ。
思ったよりも、好評だったんで、続編でっす。
あの、心温まる(?)チロルチョコの日から約2年ほど経過した、あたしが中2の時のお話。
ロ○ットババアの伝説を、痛感する日が来るのだった
夏も終わりに近づいた日の夜。
あたしは、数人の女の子たちと一緒に、学校へ向かった。
なぜ?
そう。それは…。
友だちのEちゃんが、
「花火が余ってんだけど、やらない?? 」と持ちかけたのが、発端だった。
あたしを含めた数人の女の子が行くことになり、週末の空が暗くなった頃に集合した。
とりあえずは、みんなの家の真ん中ら辺にある、Eちゃんの家に集合して、どこでやるかを考えた。
考えてるうちに、みんなの頭の中に、あの、5年生の宿泊学習の親子花火大会の事が思い浮かんだ。
なんとな~く、みんなの顔が、それを言ってる。
だけど、口火を切る子はいない。
しばらくの沈黙の後、Eちゃんが言った。
「小学校でやろうよ! 」
「マジで 」
「うん! 」
ニヤリと笑うEちゃんの顔が、反対することを許さない感じだった。
よし!
みんなは、意を決すると花火を手に、小学校へと向かった。
向かってるうちに、何となく気が大きくなってきた
いっくら、ロ○ットババアがこわいとは言っても、中2の女子数人ばあさん一人じゃ、どうやったって負ける気がしない。
小学校に着くころには、
「ロ○ットババアなんて、クソくらえ~ 」ってなくらいになってた。
夜の小学校は灯りも少なく、花火をやるにはあつらえ向きだった。
とは言っても、ちょっとロ○ットババアが気になるあたしたちは、ぐる~っと校庭を回ってみた。
…いない
ホッとすると、あたしたちは安心してハジケだした
きゃ~きゃ~、って言いながら、花火を楽しんだ
中学生になってから、テストや校則に縛られて、ちょっとストレス溜まってたしね。
こんな風にして友だちと花火を楽しむのが、すっごく楽しかった
花火も残すところ、あと一握りになった時、校庭周りのフェンスの向こうに、何やら黒い影が。
…何だろう。
じっと見てても、微動だにしないけど、何か異様な殺気を感じる。
しかも、デカイ。
ゆうにフェンスを超えてる。
その影に気づかずに、花火を振り回して笑ってるEちゃんに、誰かが声をかけようとした時、
「おりゃ~~~~~」
影が一気に飛び込んできた
それが一体何なのか、把握するまでに、すごい時間を要した。
あたしたちが、それがロ○ットババアなのだとわかった時には、Eちゃんの髪の毛をつかみ、ブンブンと振り回しているところだった。
負けん気の強いEちゃんは、振り回されてもなお、
「ロ○ットババア~ やめろ~~ 」って叫んでた。
その声に、ババアはますますエキサイトする。
「お願いしますっ もう、Eちゃんを放してくださいっ」
「花火をやってごめんなさいっ」
周りで震えていたあたしたちは、Eちゃんの姿に、黙ってはいられなくなった。
ほんとに、殺されるんじゃないかと思った。
てか、
そんなに花火が嫌いなんだ。
「お前ら~ 学校で花火やっちゃいかんって、知ってるだろ 」
鼻息荒く、ロ○ットババアが言う。
「はいっ ほんと、ごめんなさいっ だから、だから、Eちゃんを放してくださいっ 」
「だめだ ルールが守れんヤツは、警察に突き出すんだ 」
「もう、やりませんからっ」
「だめだ 」
う~~~~っ
その時、一瞬の隙をついて、Eちゃんがババアの手を放れた。
「あっ こらっ おまえらっ まて~~~ 」
走って逃げるあたしたちの後を、すごい形相で追いかけてきた。
怖かった。
マジで怖かった。
しばらくは振り返ることも出来なかった
やっとのことで振り返った時は、もう、小学校からかなり離れた場所だった。
さすがにロ○ットババアは追いかけては来ていなかった。
あたしたちは、恐怖にひきつった顔を見合せて、
お互いの無事を確認して、喜び合った。
翌日から、ロ○ットババアの怖さ、そして、あたしたちが勇敢に立ち向かったと、捻じ曲げられた噂話が飛び交った。
あれから、10年くらいたったころ、
ロ○ットババアは、天に召された。
その時に、再びロ○ットババアの、数々の話が話された。
その中で、一つだけ訂正として流れた話があった。
それは、なぜロ○ットババアが、花火を嫌いなのか?って事。
ずいぶん昔に、ロ○ットババアは貰い火で、自宅が火事になったことがあったんだそうだ。
その時の事を思うと、花火が…というより、その始末が怖くて、あんなに必死になっていたんだと…。
ロ○ットババアは、やっぱり、いい人だったのかもしれない。
ただ、とてつもなく、不器用だったけど…。
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ふふ。ビックリですでも嬉しいな。
そうだよね。人間、上っ面だけじゃ、分からない真意ってもんがあるよね。
大人になった今なら、ちょっと分かる気がするな…
そうか、奇行の陰にはそういう理由があったんだねえ。
それにしても髪の毛つかんで振り回し……って、マジ恐いわ!今や伝説になってるなんて、空の上の本人が聞いたらどんな反応するんだろ
マジで怖いよね。
ってかさ、ほんとにデカイおばあさんなんだよ
あたしにしたらね、その振り回したのも、充分怖かったけどさぁ、それより何より、
あの、フェンスの向こうで、じーっと立ってた時のが、鳥肌もんだった。
怖かったわぁ…
あは。
空の上でも、ロ○ットババアらしく、怒ってたりして
とは言え、こんな風にブログに書かれてるなんてことは、思ってもみないだろうね~