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回り道を全力疾走

お客にドアを開けさせるにはインターフォンが壊れているフリをせよ

2013-07-12 19:20:18 | 未分類
いつものようにメルマガを見てると一つ熱い記事が目に飛んできました。

このメルマガは、毎日一行だけ営業のポイントを送ってくるメルマガで、配信している方は現にバリバリの営業マンをしている方です。

件名: 【号外】反響(反感?)のあった一行語録


福山様


いつもメルマガをご購読いただきありがとうございます。
アタックス 水田です。

突然、号外メルマガを配信したのは、昨日の一行語録について多くの方
から反響(反感?)があり、改めて意図説明のために配信しました。


昨日の一行語録は、

お客にドアを開けさせるにはインターフォンが壊れているフリをせよ
という内容で配信させていただいております。


この一行語録に対して嫌悪感を抱かれた方もいるかと思いますが、
私はあえて反感を買うことを覚悟でメルマガを配信しました。

なぜならこの手法を生み出した背景・苦しみが私には痛いほど分か
るからです。

私はテレアポ営業出身者かつブラック企業として名高い企業に勤め
ておりました。

そんな会社で営業をしているとお客様が耳を傾けてもらうこと自体が
非常に難しく、多くの営業マンが心折れ、苦しみ、悩んでいます。

アプローチの99%がほとんどガチャ切り。

新人の頃は断られすぎて気がおかしくなりそうでした。

「話を聞いてくれさえすればまともな人間だと分かってもらっるのに・
・・、何で話すら聞いてくれないんだ・・・」

しかし、そんな愚痴を言っても何も変わらないので、話を聞いてもらう
ために色々なことを考え出しました。

・「1分だけ話を聞いてください」といいながら1分以上話す
・特定の会社目当てに飛び込み訪問したのに「近くに寄ったので」と話す
・DMをあけてもらう為に白封筒に個人名で出す
・会社名を聞き取りづらい話し方で話す
・求人広告から社長の携帯番号を探し、携帯に直接かける

などなど

話を聞いてもらいたいという思いから、無い頭をひねってあらゆる知恵を
絞りだしました。

このようなやり方自体は間違ってるかもしれませんが、話を聞いてもらい
たいと強く思い、考え続けることは非常に大切だと思っています。

しかし、新規開拓をしている営業にお会いすると、ほとんどの営業の方
が一度、話を聞いてくれなかったお客様のところには二度と行かないと
言っています。

そして、その内の何人かは
「話を聞いてくれないお客のところに行ってもムダでしょ」
「テレアポ・飛び込みなんていまどき古すぎる、それ以外で集客すべき
じゃないの?」
と話しているのです。

そんな営業マンたちに「ここまで本気で考えたのか!!」と言いたい・・・
そんな思いからこのようなメルマガを反感覚悟でお送りしたのです。

しかし、あの一行語録だけでそんなところまでは伝わる訳がないですし、
コメントをいただいたこともあり、こんな号外を配信いたしました。
(分かりづらく申し訳ありません・・・)

今後も意図が分かりづらい一行語録があるかもしれませんが、「裏の
意図を推測してみる」などで、この一行語録を楽しんでいただければと
思います。

それでは、引き続き宜しくお願致します。


【お問合せ先】
水田裕木
ブログ:http://realtopsales.jp/
facebook:http://www.facebook.com/mizuta.hiroki

こんなメールです。

俺も学生のとき営業とるために色々な手を使ったなぁと懐かしく思ってました。

近年は効率化の考え方が進み、気合と根性だけで営業がとれる時代は終わったとかよく言われます。

だから、若い人を中心に頭でっかちの効率主義ばかりに方向性が向きがちになるんです。

もちろん、私も泥臭く汗水流して体当たりの飛び込み営業とかせずに、データ会社からリストを購入して、データとマーケット情報から絞り込み抽出をして、確率の高い顧客ばかりをねらってDMやらテレアポとかをうって、中長期計画をもって顧客獲得を図る。

…みたいな営業のほうがスマートで無駄がなくて楽だと思いますし、実際にそういうこともしてます。

でも、行き当たりばったりの飛び込み営業をしたことがないわけではないんです。そして、やってみるとやっぱりそんなコトも必要だなって思うんです。

例えば10000軒のリストがあって、データ上で分析して抽出して30軒まで絞り込んだとしよう。

もちろん営業をかけるのはその30軒のみ。おそらく、ヒット率は高いだろう。

ただ、残りの9970軒の情報は?

成績は残せても、市場のニーズとか新たな市場の開拓とか、野生的な営業の感覚ってのは鍛えられない。

結局、簡単に実績を残せる営業ってのは薄っぺらい。

そう思うから、面倒なコトを避けてる人よりも、泥臭いコトをやって苦労してる人の方が好きになれる。

俺、熱いやつ苦手なんだ。
ガンガン押してくるやつ。
でも、本当は俺が今一番欲しいものなんだと思う。


がむしゃらに、意地を張って、何が何でも!って、そういうバカに私はなりたい。