大阪のまちづくりぶろぐ

大阪でまちづくり活動をおこなっているみなさんの情報発信や交流を行うためのブログです。

PIECE OF PEACE~『レゴ』で作った世界遺産展 PART-2に行ってきました!~

2012年08月15日 | イベント
 堂島リバーフォーラムで開催されている、「PIECE OF PEACE 『レゴ』で作った世界遺産展 PART-2」に行ってきました。2008年に開催していた企画に特別展示が加わり、パワーアップしての、大阪では2回目の開催となります。
 まずは、入口にてレゴで作った人形がお出迎え。

(堂島フォーラム・外観)

(入口)
 館内に入ると、スポットライトに照らされた、たくさんの作品が目に飛び込んできます。なんと、世界20カ国、26物件のレゴアートがアーティストによって作成されているそうです。

(館内)
 作品を間近で見ると、再現性の高さはもちろんですが、建物自体や台座の模様が緻密かつ精巧につくられていたり、また壁や地面、建物そのものの立体感をブロックの色の微妙な違いや濃淡さで表現していたり、写真では伝わりにくいかもしれませんが、小さい頃に遊んだレゴからは想像もつかない、「レゴでこんなにすごいものが作れるんだ!」という驚きで圧倒される作品ばかりです。

(ピサのドゥオモ広場)

(タージ・マハル)

(アントニ・ガウディの作品群)

 また、「水の都・大阪の水辺をみんなで作ろう!」と題し、琵琶湖から大阪湾までの水辺の風景を白いブロックで作る参加型コーナーがあります。各回先着100名・所要時間45分で思い思いの作品を制作し、なんと完成したものは会場に展示されます。
 この日もたくさんの親子連れが参加し、ワイワイ賑やかに、楽しそうに作品を作っていました。

(参加受付)

(制作風景)

(作品の展示)
 会期もあとわずかですが、大阪にいながらにして世界遺産めぐりが楽しめる、レゴ展へ行ってみられてはいかがでしょうか。


○PIECE OF PEACEの概要
 日 時:2012年7月22日(日)~8月26日(日)11時~20時
 場 所:堂島リバーフォーラム(水都・大阪「ほたるまち」)
 料 金:大人300円(中・高校生含む)/小学生100円 ※小学生未満無料
 H P:http://www.dojimariver.com/

大阪府庁「正庁の間」を見に行ってきました!~都市景観資源その5~

2012年08月09日 | 都市景観資源
 今回は大阪府庁本館にある「正庁の間」をご紹介します。
 大正15年に竣工した府庁本館の5階中央にあるこの部屋は、当時は年末年始の行事や人事発令・式典などに使われていたそうです。近年は、庁舎が手狭になっていたため、執務室として使用されていましたが、ご存知のように、南港のWTCビルを大阪府が買い取り「大阪府咲洲庁舎」として利用されるようになったこともあり、改修工事を行い、当時に近い姿で復元され、現在は毎週水曜日と金曜日に一般開放されています。

 一部、変形・破損している部品を新たに製作したり、塗装しなおしたりしていますが、ほとんどは元々の部材をそのまま利用しており、当時の雰囲気が見事に再現されています。
 ダークブラウンの寄木貼(よせぎばり:色や木目の異なる木片を組み合わせて張ったもの)の床は、執務室だったときはビニールシートで覆われていたこともあり、今でも十分利用に耐えるもので、いい感じで古くなっており、部屋に重厚な雰囲気を与えていました。

(室内全景)
 天井の中央には立派なステンドグラスがはめ込まれ、自然な光を部屋に取り込んでいます。天井ステンドグラスとしては国内最大級で、その面積(55㎡)は国会議事堂参議院議場のものに次ぐ大きさとのこと。また、大正時代はステンドグラスの黎明期にあたるらしく、当時のまま現存しているものは希少で、現役の都道府県庁舎にあるものとしては最も古いものだそうです。ただ、ステンドグラスは立派だと思いましたが、その横に吊るされているシャンデリアは、あまり豪華ともいえず、ちょっと寂しい感じがしました。



(国内最大級の天井ステンドグラス)

 また、壁には天使や獅子のレリーフなど壮麗な室内装飾が当時の部材のまま復元されているほか、昭和30年頃の御堂筋や道頓堀などの風景画が飾られています。そして、窓からは大阪城とOBPが一望できます。

(大阪城を一望できる窓からの景色)

 奥の部屋は「時代玩具展示室」となっており、府指定有形民俗文化財の貴重なおもちゃコレクションが展示されているそうなのですが、この日はたまたま休みだったのか、もうこの企画は終了してしまったのか、なぜかドアが閉まっていました。

 大阪府庁本館は平成22年に大阪市の都市景観資源(※)に登録されました。歴史のある大阪府庁については、府庁の機能を移して美術館として活用する案などがあり、この「正庁の間」もいつまで公開されているかわかりませんので、今のうちに、この部屋を訪れて、府庁が建てられた大正時代の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

○大阪府庁本館の場所
  所在地
    大阪市中央区大手前2丁目1番22号
  地 図
(※)都市景観資源について
 大阪市では景観的に優れた、新しい建物や歴史的建造物、橋や樹木等を「都市景観資源」として登録しており、現在、162件が登録されています。「大阪のまちづくりぶろぐ」では「都市景観資源」を取り上げ、大阪の魅力を紹介していきます。詳しくはHPをご覧ください。

平成24年度「まちづくり推進団体」の募集

2012年08月06日 | お知らせ
 7月30日(月)~8月24日(金)の間、大阪市による「まちづくり推進団体」の募集が行われています。

 大阪市では、地域の実情に応じたより良いまちづくりを市民の皆さんと市が協力して推進するため、市民等による主体的なまちづくり活動を支援しています。

(パンフレットより抜粋)
 大阪市による支援策の一つとして、身近なまちの整備や改善などを目的に、地域住民が自発的に地域で話し合いをおこない、まちづくり活動を進めようとしている団体を募集し、「まちづくり推進団体」として認定しています。
 認定された団体には、大阪市まちづくり活動支援制度に基づき、活動状況に応じたアドバイスなどをおこなうまちづくり専門家を派遣してもらえるとともに、活動に必要な経費の2分の1以内の助成(5年間を限度・年間30万円以内)を受けることが出来ます。

 推進団体を認定するにあたっては、次の条件等があります。
 ○認定条件の概略
 ・概ね複数丁目程度以上で一定のまとまりのある区域であること
 ・団体が活動を行うことについて、地域の過半数の支持が得られていること
 ・組織が区域内の居住者、事業者及び土地または家屋の所有者で構成されていること
 ・活動目的がその地域のまちの整備・改善及び保全などであること
 ・団体は「まちづくり構想」の策定に取り組むこと

 詳細については、大阪市「まちづくり推進団体募集」のホームページをご覧ください。

 大阪市まちづくり活動支援制度については、大阪市都市工学情報センターでも、「まちづくり活動発表・交流会」や「まちづくり担い手育成講座」などの手伝いを行っており、このブログでも関連記事を多数紹介していますので、是非そちらもご覧ください。

 また、ご参考までに、大阪市以外のまちづくり活動に対する助成・支援事業をいくつか紹介させていただきます。いずれの事業も平成24年度の募集は終わっていますが、来年度以降の活動にはご活用できると思います。

まちづくり初動期活動サポート助成 【公益財団法人大阪府都市整備推進センター】
 地域住民の発意及び主体による初動期のまちづくり活動を行う団体に対して、まちづくりの意識啓発段階からまちづくり構想作成等の段階までの活動に要する費用の一部を助成

地域づくり・まちづくり支援事業 【社団法人近畿建設協会】
 
活力ある地域社会を目指して実施されている「地域づくり・街づくり」について、連携や協働による地域づくりの推進、中心市街地や地域の活性化の推進、地域と河川及び道路の関係の再構築等の取り組みを行っている団体等への活動を支援
住まいとコミュニティづくり活動助成 【一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団】
 
市民主体・住民主体の地域を豊かに耕す活動(愛着と誇りをもって生活を営むことができる、そんな地域の新しい価値=文化を創造する活動)に取り組むNPO・市民活動団体を支援する助成プログラム(助成金)

街なか再生助成金 【財団法人区画整理促進機構 街なか再生全国支援センター】
 
街なかにおける市街地整備を行うための初動期の活動や、中心市街地活性化に資する取組み等を自発的に行う各種団体等の活動・事業に対する助成