コロ子の尊敬する友里さんのブログで知ったのですが、新装開店の
ロオジエが、お得意様にだけクリストフルのDisque des millésimesを
配ったそうです。
友里さんは、開店早々訪れた方全員に配られたものとばかり思って
いらしたそうですけれど、ご自身の掲示板で、配られなかった方が
いることを知り、得意客にのみ配られたのだろう、と推量されて
いました。そして、お金を沢山使う客を優遇するのは、資本主義下
では当然のことだろうとも仰っています。
クリストフルのサイトで調べてみるとDisque des millésimesは
295,00ユーロもします。手ぬぐいじゃありませんから、どなたにも
差し上げられる品物ではありません。
お店の対応としては当然だし、友里さんの主張は正しいです。
それでも、親会社が資生堂であることを考えると、ロオジエの
対応は拙かったのでは?と思わざるを得ません。インターネットの
ない時代ならともかく、今は常連客への特別なプレゼントは他の客
にも知られてしまいます。そしてそれら数多のお客さんの中にこそ、
資生堂化粧品愛用者がいることは想像に難くないです。
常連客、得意客を優遇するのは人情。ただ、それを他の客に
気づかれない形で、さりげなくやってこそ、洗練されたお店と言える
のではないかしら。
先月コロ子の実家で一悶着あり、落ち込んでいたところ
飼い主が「気晴らしに読んでみたら」と言って渡してくれた
のが、高村薫著「李歐」です。
のが、高村薫著「李歐」です。
題名からして気が進まなかったけど、読み始めると一気に引き
込まれ、今朝洗濯物を干すのも忘れて読了しました。
読書感想文を書けと言われたら、一行で終わりです。
「千枚漬は開けたらあかん」って。