2019年11月22日
大相撲九州場所、昨日13日目、いやな勝負を見た。結びの一番、白鵬・遠藤戦だ。
白鵬は、立会い一発左から遠藤の顔を張り、続いてかち上げ、そして右から張り手、最後は左手で
遠藤の頭を上からはたいて土俵に這わす。
あれは相撲でなくてボクシングかただの暴力行為だ。横綱の相撲ではない。
遠藤はしばらくうつむいていたが、鼻血をだしていた。かなりダメージをうけただろう。
白鵬の常套戦法がかちあげと張り手だが、下位の力士にダメージを与えるような暴力をふるう、こんな
下品な相撲をとる横綱はいままでいなかった。
張り手が悪いというのではない。 昔、若島津と小錦が殴り合いのような張り手の応酬で、若島津が
血だらけになって土俵下に転落したことがあったが、これはもののはずで、双方がかっとなっての
結果だ。面白かった。
下位力士がかちあげ、張り手を白鵬にやらないのは、横綱に対して失礼と思うからだろう。
それにしても、やることが下品だ。立会いで相手が待ったをすると、どんと肩をつつく。
万歳三唱を観客に強要する。
私は白鵬は嫌いだ。彼はわたしの中では横綱でなく、力士でもない。私は決してモンゴル力士を
嫌っているのではない。
日馬富士は好きだったし、照ノ富士のファンだ。