てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

世界ペット避妊デー 「World Spay Day 2014」

2014-02-25 | アメリカ 犬 & 動物事情

本日2014年2月25日(火)はペットの「世界避妊デー World Spay Day」です。
オフィシャルサイトはコチラ(英語)から。
この日が誕生してから今年で20年目を迎えるそうです。

2月は「世界避妊デーの月」と言うこともあり、ここアメリカでは
この期間に各州、地域で去勢・避妊の手術を低価格で提供する
動物病院やレスキュー団体などがあります。

犬猫の頭数は現在過密状態にあり、
その結果年間何十万頭(アメリカでは350万頭以上)の犬猫たちが
殺処分されているのが現状です。

ペットオーナーの中には未だに
「動物に人間の都合で避妊をさせるのはちょっと」
と言う方もおられるようですが、、、

ペット、特に犬は人間と生きるために改良され続けてきた動物です。

大小様々なサイズや形や毛色、犬種による性格までもが改良されて
人間と共存するために作り上げられた
言わば人間のエゴでできた動物なのです。

人間の作ったドッグフードやキャットフードを食べ、
人間と生活を共にし散歩の時間も決まっていて服までも着ています。
全てを人間の管理下に置いているのに「繁殖だけは自然体で」
と言うのは違うのではないでしょうか。

と、少し前置きが長くなりましたが以下、
なぜ避妊と去勢を推奨するのか?の理由です。


1. 飼い主のいない犬猫たち、殺処分される犬猫たちの数を減らす事ができる

なんと言ってもこれが一番大きいメリットです。
犬種の存続のみに尽力するプロのブリーダー以外の人は「増やさない!
これに尽きると思います。にわかブリーダーや自家繁殖は
「間接的に殺処分に加担している」と言っても過言ではありません。
そして犬猫は野生動物ではありません。
野良になるとその数は自然淘汰されることは無く増加の一方を辿ります。
元から絶つ事が結果、多くの犬猫たちの幸せに繋がります。


2. ペットの健康

アメリカでの調査によると、去勢しているオス犬は去勢していないオス犬よりも18%、
避妊しているメス犬は避妊していないメス犬よりも23%長生きしているという
結果が出ています。特に生殖系統の癌には早期避妊・去勢が効果的です。


3. 問題行動の軽減

特にオスの成犬、オスの成猫は去勢をしていない場合、
なわばり意識からマーキングやスプレーを本能的にします。
またマウントなどの優勢欲、無駄吠え、徘徊、喧嘩など、
人間と共存していくにあったて問題行動も見受けられます。
去勢・避妊をする事によって個体差はありますが
これらの問題が軽減されます。


以下は毎2ヶ月ごとにアメリカの動物福祉団体
The Humane Society of the United States」から送られてくる冊子(約A4サイズ)
「All Animals」のページからです。


2014年3月・4月号「All Animals」の「World Spay Day」のページ


↓上記ページの拡大図。
アメリカでは1日に1万6千匹の犬猫たちがシェルターに持ち込まれます
しかしその内の半数しか家(飼い主)を見つけることができません。
そして毎10秒に犬か猫のどちらかが処分されています


「All Animals」2014年3月・4月号 表紙


今回は表紙の表紙付き 一年間のメンバーシップ終了なので要更新ですねっ



これ以上不幸な犬猫たちを増やさないためにも
飼い犬、飼い猫には去勢・避妊手術は責任を持って行いましょう。
うちの子さえ良ければいい、うちの子が産んでもそんなに影響はない、
と言う考えはやめましょう。


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