てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

ソチ五輪 野良犬大量処分問題

2014-02-10 | 犬・馬・動物のこと

冬季オリンピックが始まって数日経ちました。
個人的にはこの祭典にはあまり興味が無いのですが
今回はいつもよりシラケ気分です。

なぜなら、、、
オリンピックが始まる前から「ソチの野良犬駆除問題」が
アメリカのメディアでは大きく取り上げられていましたが
動物愛護団体からの抗議も虚しく、非人道的な形で
野良犬の大量処分を遂行していたソチ市に落胆した
と言うのが理由です。

狂犬病の心配もあるらしいのですが、
オリンピック開催前になって急きょ大量処分しているのは
問題に対して段階を追った計画性が無かった事の表れではないでしょうか。

五輪が開催されるのは何年も前から分かっていた事だし
このような手段に出る前に、狂犬病対策とか避妊手術対策とか
保護活動とかの時間はあったのでは!と思ってしまいます。

奇しくも今月2月は「World Spay Day ・ 世界避妊デー」の月です。

オリンピック開催が決まった時点で野良犬達に避妊手術を施していれば
もう少しマシな結果があったのかな、と。
「無駄に増やさず避妊させる」と言う啓蒙が浸透していれば、
犠牲になる犬達の数が減らせたのではないかと。

現在、この野良犬たちを救うべく保護施設を立ち上げている人達もいるようですが、
今後は保護された犬達にとって最善が尽くされることを心から願います。

以下ニューズウィーク日本版に掲載されていた記事からです。


五輪開幕前にソチが野良犬を大量処分
ニューズウィーク日本版 2014/2/4 17:30 サラ・ウォルフ

冬季オリンピック開催を前に、ロシアのソチ市が野良犬の一掃に乗り出した。
昨年市当局が同じような計画を立てたとき、
動物愛護団体の激しい抗議を受けて撤回したにも関わらず、だ。

駆除を担当するバシア・サービスの経営者アレクセイ・ソローキンは
米ABCニュースの取材に対し、同社がこれまで何匹を殺したかは分からないし、
ソチ市にいつ雇われたかは言えないと答えている。

ソローキンによれば、野良犬はオリンピックにとって危険な存在だ。
「競技中、時速130キロで飛んでいるスキージャンプの選手が着陸したところに、
犬が鉢合わせしたらどうなるか考えてほしい。選手と犬の双方にとって致命的だ」

「本当のところを言おうじゃないか」と、ソローキンは付け加える。
「野良犬たちはしょせん、生きたゴミだ」

来年までに2000匹以上の野良猫、野良犬が処分される予定だという報道もあった。
ソチ市の議員であるセルゲイ・クリボノソフは、
犬たちを保護施設に入れるのは時間が掛かり過ぎるだろうと主張する。

ABCニュースは市長側にコメントを求めたが、回答はなかった。

これはソチだけの問題ではない。モスクワをはじめロシア国内の多くの都市で、
野良犬が通りを徘徊している。
飼い主に経済的余裕がなくなり、飼っている犬の遺棄が何十年も積み重なった結果だ。


上記写真: Kai Pfaffenbach-Reuters


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