
ヴィヴィオ・ビストロ用のセンターパイプ
HST MUFFLER PIPE STAINLESS
パイプがステンレス製なので、耐久性UP
辻鐵工所製のMADE IN JAPAN
職人がパイプを手曲げして溶接したりの
手作りしていそうな社名が good!! (≧∇≦)b
実際には、ほとんどオートメーションなのでしょうけどね。

先日のプラグコードと一緒に注文したものだ。
純正のセンターパイプは、中央のサイレンサー部分の溶接の合わせ目から腐食が始まっていて、裂けてしまっていた。
マフラーパテで補修をしていたのだが、幾度となくすぐに壊れてしまう。
腐食が進んで、裂け目が大きくなるばかりで、排気圧に耐えられないレベルになってしまったようだ。
マフラーパテを塗ってから耐熱アルミテープを巻きつける方法だと、もう少し持つのだろうけど・・・
ガス溶接で補修したとしても、2年くらいしか持たないであろう。
以前に乗っていた、ヴィヴィオ M300 Type S のセンターパイプも、同じ場所が腐食して排気漏れを起こしていたので、ガス溶接で補修したことがある。
2年ほど持ったが、同じところがさらに腐食で大きく壊れてしまう。
全体的に腐食が進んでいるので、補修の繰り返しを余儀なくされる。
そんな経験から、新品に交換してしまったほうが良いとの認識でいた。
しかし純正価格を聞いてビックリヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω<ノ)ノ
かなり高額なのである。
絶版車の古い車種なので、部品のストック料金が多く加算されているのかな!?
この際なので排気抜けが良く、パワーアップも見込める車外品のスポーツマフラーにしてしまおうとも思った。
センターパイプも純正互換のものもあるが、サブサイレンサーが無いストレート構造だったりで、爆音になってしまうようなのでパスです。
上品な低音を響かせるようなものならいいのですが、そのような商品はなさそうです。
なので、安価な純正互換品で、性能も良さそうなモノを探してみた。
ガスケットやボルト・ナットも付属している。
純正のセンターパイプだと、サブサイレンサーが2個なのだが、
HSTのセンターパイプは、サブサイレンサーが写真のように1個である。
消音効果はどうなのだろう!?
純正の2コブは、消音効果を上げるためのカラクリのような気がします。
HSTのものは1コブだが、形状が両端がテーパーになっている。
排気の流れがスムースで、パワーアップも期待できるかも!?
16年モノのセンターパイプだ。
遮熱板を固定しているUバンドがある手前側が腐食でだいぶパイプが痩せてきていた。
サブサイレンサーの合わせ目の溶接部は腐食で裂けてしまっている。
下回りの作業は、車をリフトさせなければならず大げさになる。
チョイチョイ作業するのもメンドウだ。
古い車だし、修理にはあまりお金をかけたくなかったのだが、
排気漏れは、なにかと良くないですし・・・
さっそく、傷んだ純正のセンターパイプの切り離し作業に掛かる。
落下防止に、緑色のワイヤーで仮固定してあります。
安全第一。
一人で作業をするので、持ってもらったり出来ないから、ちょっとした工夫。
最初に、センターパイプとマフラーのリアピースを切り離します。
連結している14mmのボルト・ナットにCRC-556を吹き付け、数分待ちます。
十分浸透したところを見計らって、一気に力を入れて緩めます。
当然、6角のソケットを使います。
12角だと、ボルトの頭を舐める恐れがあるのでね。
センターパイプのマフラー側(リアピース)は、ハンガーに掛かっている。
なので、ボルト・ナットを外してしまっても落下はしないし、そのままフリーの状態になるので、フロント側を外すときに都合が良くなるのだ。
次に、フロントパイプとの接続部分は、スプリング入りのボルトを外すのだが、
ボルトの頭が14mmでナットは12mmの変則形状なのだ。
狭いので、工具が入りづらい箇所でもある。
14mmか、12mmのギアラチェットがあると作業がはかどるのだが、今回は用意していない。
おいおい工具も充実させていこうと思う。
っで、切り離したのだが、おわん型のガスケットが外れてこない。
見たところ再利用しても十分な状態だったので、無理して外さずに、このまま使うことにした。
マフラー側のハンガーからセンターパイプのフックを外し、
仮固定の緑色のワイヤーを外して、取り外し完了だ。

取り外した純正のセンターパイプとHSTのセンターパイプと並べてみた。
中間のサブサイレンサーの形の違いを除き、他は寸分違わない印象。
これなら、問題なく取り付けが出来て、後々のトラブルも発生しないね。
HSTのセンターパイプの取り付けに入る。
まずは、マフラー側のフックをハンガーに差し込んでおく。
次にフロント側を取り外した逆の手順で接続。
ガスケットを付属の新しいものにしたかったが、外れなかったので、
次に取り外すようなことがあれば、交換する予定だ。
まぁ~、排気漏れを起こしてしまうようなほどにガスケットが変形しているとかではないので、再利用でも問題ないでしょう。
ナットだけは、付属してきた新しいものを使いました。

次は、マフラー側なのだが、接続前に、マフラー側のフランジ接合に付着している、ガスケットの残骸の除去に手間取りました。
ここは以前に、フランジの歪みがあり、ピッタリと接合しないため、ガスケットとマフラーパテを併用して接合ていたのです。
なので、ガチガチに固まったマフラパテとガスケットの残骸が残っていたのです。
ヤスリやらサンダーやらで、なんとか除去できました。
マフラーパテを使用していなければ、ガスケットが押し潰されてはいるが、外形はそのままでペロンと剥がれてくるんだけどね。
この作業が無ければ、交換に30分も掛からない作業なのだが・・・
付属のガスケットを挟んで、ボルト・ナットも付属してきた新しいもので接合しました。
なんか接合面がしっくりこないのが気になる。
作業場を簡単に片付けし、車を地上に降ろし、エンジンを掛けてみた。
静かになりました。
気になっていたマフラーとの接合面からの排気漏れは、今のところなさそうだ。
マフラーパテと一緒に固着してしまったガスケットの一部を取り去るのに、サンダーを使用したので、いくらか平坦になり接合具合が少し改善したのかもです。
しかし、この写真を見る限りでは、隙間がありそうだ。
しばらく走ってみて様子をみて、排気漏れが確認されたら処置をすることでいいかな!?

HSTのセンターパイプに交換後です。
純正形状なので、余計な出っ張りもないから、最低地上高も変わらない。
これで、床下からの下品な排気漏れの音から開放されます。

マフラーパテと耐熱アルミテープを巻きつける方法で、修理費用を安く済ませておこうと思ってもいた。
しかし、他の部位も腐食が進んでいたので、新しいものに交換して正解だったようだ。
このあと、センターパイプ交換後の試運転をしましたが、なんかパワフルになった印象です。
やはり、排気漏れがあるとエンジンのトルクが薄くなるようですね。
排気効率が良くなったせいか、エンジン回転の吹け上がりが良くなりました。
回転の落ち込みも速くなって、なんかレーシーなエンジンになった気になります。
フライホイールを軽量化したほどのレスポンスアップではないけどね。(´▽`*)アハハ
ベンチレーターを外気導入にしているので、新しいマフラーに交換したときの特有の焼ける臭いが車内に入ってくる。
今時期は内気循環にするとガラスが曇っちゃうので・・・
いましばらくすると臭いは消えるので、それまでガマンです。
これで、センターパイプにまつわるトラブルは、今後しばらく(10年以上)は無いでしょう。
古い車だが、あと10年は乗りたいな。
=へばまんだのぉ~=