ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

新聞が総理会見を全文載せないのは報道しない自由?

2020-03-03 23:34:04 | 日記
新聞が総理会見を全文載せないのは報道しない自由?

https://youtu.be/CYaRqq90Kcw



これは
#6【新型コロナウイルス】小川榮太郎・山口敬之 正しく備えて共に闘おう!【安倍総理会見を読み解く】です

小川:これ程重要な記者会見は全文をキチッと紙でも出すべきだと思うんですよ。それからテレビもどうなんだろうか。矢張りですね、国民に周知徹底をしないと国民に直接、全部を聞いてもらいたい中身だったと思います。

よくね、何て言うか指導力をPRするとか…どこ迄状況を楽観視してたら気がすむんだろうと思うんですけど。そういう政局的な総理の記者会見では全くないと私は思うんです。山口さんは、どうお考えになりましたか?


山口:私は記者として、2つのアスペクト、2つの意味合いがこれにこもっていて、言えない事を滲ませているパート。それから世の中に出ている不安を抑える。この2つの目的に於いて、この原稿は非常によく練られている。

ある意味では隔靴掻痒…というのは、言えない事があるから。言えない事がある中でも、分かる人には、この重さは分かって欲しい。

それからそれに対して政府が不安を解消して危機に向う為には、どういう措置をしているのかという事が、全部を読めばかなりクリアに分かる様に、よく書かれている原稿だと私は思いました。


小川:私も同感ですね。正に今山口さんがおっしゃった様に隔靴掻痒だけど、特にそれを非難として政権攻撃、或いは安倍さんを攻撃して、精神論に注視しているとか、色々そういう言い方をする人が居ます。

しかし、よく読めば、非常に重要な本質的なメッセージがある。
「今回のウイルスについては、未だに未知の部分が沢山あります。よく見えない、よく分からない敵との闘いは容易なものではありません。」

これね、実は正に私共もね、山口さんとしょっちゅう、このウイルス、人獣共通ウイルスというんですけれども。人と獣の間で感染してしまう。その為に重い症状が出るんですけれども。

これ未知のものだと。或いは疫学の専門家だったり、公衆衛生学の専門家だったり、或いは、製薬会社の開発部の人、皆、見解が違うんですよ。

そして日々、世界中の専門家の間で物凄い研究や開発の往復があるんだけれども、何といっても中国が圧倒的な感染者が居るのに、中国からの直接の情報が大変乏しい。その中で世界中の専門家の意見が非常に違う。

そうすっと、当初、むしろ政権はですね、日本の専門家たちの解析結果を百%信じて、そして解析結果が全てこのウイルスの説明をしているという立場での対応だったと思うのですが、如何でしょう。


山口:例えばですね、この冒頭、安倍総理は
「今からの2週間程度、国内の感染を防止する為、あらゆる手を尽くすべきである。そのように判断いたしました。」こう言ってんですね。小川さんがいみじくも、言った様に、当初、政府は或いは、安倍政権は、このウイルスは健常な大人や子供はかかっても、ごく軽く、自分の免疫力で治癒出来る。

だから、守るべきは高齢者と基礎疾患がある人なんだと。この為に、大きく慌てる必要はありませんと言うパニックを抑えるアナウンスをし続けたんですね。

これは1月いっぱいから、2月の中旬位迄、間違いなく、慌てないで欲しい病院に殺到して、救える高齢者が死ぬ様な事は避けたい。医療崩壊を避けたいと言う、ある意味当然の判断があった。

ところが、この演説の冒頭で、「これから1、2週間が、急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際となる。」要するに、最新情報を積み重ねていくうちに、このウイルスの本質的な恐ろしさとか最悪のシナリオが、漸く見えてきたからなんだというのが、この総理発言の冒頭で、これを強調している。

これを我々が総理がね、今、大変な事が起きかねないんですと言ったら、本当にパニックになっちゃうから。皆検査に行って…今、間違ってトイレットペーパーを買い占める人が居る中で、そういうアナウンスは総理は出来ないけれど、これは大変な事態なんだという事を滲ませている部分を汲み取らない限り、この総理会見の心の叫びは掴めないですね。


小川:特にそれはね、責任ある立場の政治家や、そして又、専門家、そして様々な企業の責任ある立場の方々がですね、先ず、そういうメッセージを深く汲み取るという事が必要だと思うんですね。

それを総理は何て言ってるかというと…これも私は大変重大なメッセージだと思いますが…総理はこう言ってる。

「率直に申し上げて、政府の力だけでこの闘いに勝利を収めることはできません。最終的な終息に向けては、医療機関、御家庭、企業、自治体を始め、一人一人の国民の皆さんの御理解と御協力が欠かせません。」と。

基本的に日本の政府というのはですね、私は率直に言って、国民を甘やかしてき過ぎてきた政府だと思います。やはりデモクラシーというのは、一方では自己責任であるべきで…自由社会というのはね。

それに比べて、政府が国民の不平不満、不安があると、全部解消してあげるよという立場ですよ。それを総理自らがですね、「率直に言って、政府の力だけでこの闘いに勝利を収めることは出来ない」というのは、言葉を換えた異常事態宣言だというべきだと私は思うんですね。

そこ迄踏み込んだ発言を総理がするには、やはりそれ相応の専門家たちの最新の知見がですね、このウイルスについて…現状では、私は日本で過大な酷い惨劇が起こるとは考えにくいと思っていますけれども。何か一歩間違えると、そういう事になる。それでこの1~2週間を皆さんで乗り切っていきましょうというメッセージに繋がった気がするんです。


山口:そうですね。今のコンテキストの中で、私がもう1ケ所強調したいのは、これも先程の今から2週間程度あらゆる手を尽くすべきだと言った後で、今回の全国一斉休校について、

「何よりも子供たちの健康、安全を第一に、多くの子供たちや教職員が日常的に長時間集まる、同じ空間を共にすることによる感染リスクに備えなければならない。」と言ったんですね。

ここには2つ重大な我々が汲み取るべきメッセージがあって、先程言った様に、高齢者と基礎疾患のある…まぁ、病人ですね、この方の命を落とさないという、そのメインの目的から、子供まで命のリスクがあるんだという、正に小川さんが仰った、まぁ、緊急事態宣言と言っても良いのであって。

で、私と小川さんの今迄の取材を総合すると、先ず、子供が死にかねないんだと。そう言ってるんです、これは。

それからもう1つは、子供を媒介として、大人に感染していくというリスクも此処に正に「子供たちや教職員が日常的に長時間集まる」総理たちは何故、この原稿を書いたか。

それは、子供が重症化しなくても、子供が無症状感染者として全国にウイルスを撒き散らしてしまうリスクを明確にここで言っているんです。


小川:これもですね、実は、本当に専門家たちとズッとレクを受けたり、協議を重ねていくとですね、若い人、特に子供が感染するという事自体が、専門家の間で、或いは武漢からの情報でハッキリと確認されてきているのは、ここ10日位なんですよ。

実際に、本当にね、先回りして、何でもリスク管理をすりゃあ良いような議論をする人がタマに居ますね。もう、全部国境を閉じて、全部封鎖するって何でやらないんだと。

新型のウイルスが出たと。そして…あのぉ、例えば肺炎で亡くなる方が出る。あらゆる人間は最後は死ぬワケですから、何らかの死因があって亡くなっていく。

そうするとですね、新型のウイルスが出たというだけに於いて、いちいち国境を止めたり、物流を止めたり、皆自宅待機してくれっつったら、社会生活は成り立たなくなるんで。

ある種の本当の危機なのか、それとも例年繰り返される様な、インフルエンザだったらインフルエンザで、実際には、日本では毎年1万人~2万人の方が、インフルエンザ原発の肺炎で亡くなっています。

それはだから、亡くなったらよいじゃないって話をしているんじゃなくて、何らかの死因で高齢者が亡くなっていくというような社会的に暗黙の合意が出来るレベルのリスクなのか、それともそれを遥かに超えてるのかという事について、この十日位の間に専門家の知見が大きく変わり、そして安倍政権はそれを非常にリアルタイムで吸収して、敢えて国民に、言葉は選んでいるけれども、非常に強い、総理は演説をしたんだと、こういう風に私はよみますね。


山口:だからこそ新聞各紙は、全文を載せて下さい。それからもう、インターネットや総理官邸のホームページには、これ全部出てますので、ですから、新聞が書かなくても、是非、コレを読んで下さい。

そして今から2週間程度、子供たちの健康、子供たちや教職員が日常的に長時間集まる…そして小川さんが仰っていた、政府だけではもう、闘い抜けない可能性があるんだと。

それから、もう1つは、 皆さんの暮らしに直結する決断には、当然、様々な御意見、御批判が伴います。それでも尚、内閣総理大臣として、そうした声に真摯に耳を傾ける云々とありますが、要するに、国民の命と暮らしが…国民が死にかねない事態だと、そう言ってるんですね。

そのある種の…大変な事なんですというメッセージが本当に込められているモノだという事は、皆さん、読めば必ず分かると思います。


小川:そして、この時期ですね、総理大臣が自ら責任のある発言を国民向けにすると。これ、もっと早く発信すべきだとか色々言う人が居ます。

それは勿論、実態が分かったら、早くにした方が良い。ただ、社会不安が進んでも、実態が分からないモノに対して偽りの発信を総理がする事は、一国の総理がする事は許されない。

そうすると、実はアメリカのトランプ政権が、纏まったメッセージを発表したのは、安倍総理の直後です。

つまり世界中の政府で、殆どこういう…安倍総理は今回した様なメッセージを、トップによる集約的なメッセージの発信というのは、この機に至るまで無かったんですよ、殆ど。

そして、総理の演説の直前に、WHOが危機レベルを最高に引き上げ、世界はパンデミック直前だと言い、そして感染者を保有する国は、直ちに最高レベルの警戒態勢に入るべきだという勧告を出した。

つまりWHO…色々中国との癒着とかですねぇ、遅いとか、それは私の周りの専門家も皆、憤慨しています。しかし、今、そういう批判を部外者として言う意味が無いですね。

私としては、これが同時だった事に、皆さん、気が付いて欲しいんです。
WHOの最高レベルの判断と、安倍総理が演説をするという決断と、トランプ政権のやはり国民に向けたメッセージが殆ど同時期だった。

つまり専門家の知見を受けて、ある種の責任ある立場の人間が、メッセージを発する事が出来る状況になった、その突破口で、日本の政府は決断したと、私はそう考えています。


山口:WHOの発表でも、2日前に…その1日前に2週間程度イベントを控えて欲しいと言っている。要するに、先回りしたんですね。これはリスクなんです。
WHOの発表を待った方が、だからやりますと言う方が、総理大臣としては、アナウンスし易かったんですね。

先回りしたという所に、官邸と日本政府の危機感を皆さんも感じ取って欲しいなぁと思いますね。


小川:ホントにそうですね。とにかく、皆さん、これを見ておられる皆さんが、実際に総理演説をネットで見る、或いは読んで、そして周りの方たちにですね、是非それを伝えて、国民皆で、この問題、ウイルスというモノに立ち向かっていくという、そういう意識の輪を拡げていければと思います。


山口:1個だけ最後に付け加えれば、これを内閣を倒す為に、「なってないじゃないか」とか「なんで一斉休校なんだよ」例えば愛媛県の中村知事は唐突に過ぎる、酷いと言いながら、休校にしているんですね。

こういう人の名前を記憶しましょう。記録しましょう。この人たちは、日本人の命を救う事を優先しているのか、政権を攻撃する事を優先しているのかは、見逃してはいけませんね。


小川:それは私も全く強く思いたいね。つまり政局では無いんですよ。これ政局じゃないんです。世界同時の危機だと言う事を世界中の政府が認識し始めています。

感染確認者が出るか出ないかというのは検査をしてるかしてないかの差に過ぎないんです。だから、日本政府がどうで、だから何とかで…そして政権攻撃の為に、何かモリカケや桜の延長でね、「あぁ、モリカケ、桜と来て、あぁ、今回コロナか」こんなに不謹慎で、国民の命を粗末にした話はありません。

この事を出来るだけ多くの人が認識を共有してもらいたいという風に強調したいと思います。


※念の為、以下にその総理の記者会見の全文をコピペしておきます。

安倍内閣総理大臣記者会見 令和2年2月29日

 新型コロナウイルスが世界全体に広がりつつあります。中国での感染の広がりに続き、韓国やイタリアなどでも感染者が急増しています。我が国では、そこまでの拡大傾向にはないものの、連日、感染者が確認される状況です。

 そして、現状においては、感染の拡大のスピードを抑制することは可能である。これが、今週発表された専門家の皆さんの見解であります。そのためには、これから1、2週間が、急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際となる。こうした専門家の皆さんの意見を踏まえれば、今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべきである。そのように判断いたしました。

 集団による感染をいかに防ぐかが極めて重要です。大規模感染のリスクを回避するため、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントについては、中止、延期又は規模縮小などの対応を要請いたします。スポーツジムやビュッフェスタイルの会食で感染の拡大が見られる事例がありました。換気が悪く、密集した場所や不特定多数の人が接触するおそれが高い場所、形態での活動も当面控えていただくとともに、事業者の方々には、感染防止のための十分な措置を求めたいと思います。

 そして、全国すべての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週月曜日から春休みに入るまで、臨時休業を行うよう要請いたしました。子供たちにとって3月は学年の最後、卒業前、進学前の大切な時期です。学年を共に過ごした友達との思い出をつくるこの時期に、学校を休みとする措置を講じるのは断腸の思いです。卒業式については、感染防止のための措置を講じ、必要最小限の人数に限って開催するなど、万全の対応の下、実施していただきたいと考えています。

 学校が休みとなることで、親御さんには御負担をおかけいたします。とりわけ、小さなお子さんをお持ちの御家庭の皆さんには、本当に大変な御負担をおかけすることとなります。それでもなお、何よりも子供たちの健康、安全を第一に、多くの子供たちや教職員が日常的に長時間集まる、そして、同じ空間を共にすることによる感染リスクに備えなければならない。どうか御理解をいただきますようにお願いいたします。

 万が一にも、学校において子供たちへの集団感染のような事態を起こしてはならない。そうした思いの下に、今回の急な対応に全力を尽くしてくださっている自治体や教育現場の皆さんにも感謝申し上げます。

 企業の皆さんには、お子さんのおられる従業員の方々への配慮をお願いいたします。特に、日頃から人手不足に直面している中小・小規模事業者の皆さん、医療関係者

 その軽減に向けて、小さいお子さんをお預かりできるよう、できる限りの対策を講じます。学童保育において、春休みと同様の対応を採ることなど、各自治体における様々な取組を国として全力で支援する考えです。保護者の皆さんの休職に伴う所得の減少にも、新しい助成金制度を創設することで、正規・非正規を問わず、しっかりと手当てしてまいります。

 私が決断した以上、私の責任において、様々な課題に万全の対応を採る決意であります。2,700億円を超える今年度予備費を活用し、第2弾となる緊急対応策を今後10日程度のうちに速やかに取りまとめます。

 新型コロナウイルスの感染が世界的な広がりを見せる中で、海外からの観光客の減少に加え、工場の製造ラインを維持できるのかといった不安も拡大しています。業種に限ることなく雇用調整助成金を活用し、特例的に1月まで遡って支援を実施します。

 中小・小規模事業者の皆さんが直面する課題について、その声を直接伺う仕組みをつくり、強力な資金繰り支援を始め、地域経済に与える影響にしっかりと対策を講じます。

 そして、この機に、感染拡大防止の観点からも、テレワークなど、IT技術を活用しながら、社会のあらゆる分野で遠隔対応を進め、未来を先取りする変革を一気に進めます。

 各地の主要な株式市場において、軒並み株価が大きく下落するなど、世界経済の動向も十分に注視しながら、そのインパクトに見合うだけの必要かつ十分な経済財政政策を行ってまいります。

 これまでに国内で新型コロナウイルス感染症を発症し、お亡くなりになった方は5名です。ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の方からも6名がお亡くなりになられました。心より御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

 多くの国民の皆さんが、今回のウイルスについて様々な不安をお持ちであると思います。ただ、クルーズ船も含め、これまで日本国内で陽性と判定された方々のうち140名を超える皆さんが既に回復し、退院しておられます。このウイルスに感染しても、多くは軽症であるとともに、治癒する例も多い。これが専門家の皆さんの評価です。

 その上で、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されており、特に高齢者、基礎疾患を有する方については、重症化するリスクが高いと考えられています。そのため、政府としては、感染拡大の防止に引き続き全力を挙げる一方、重症者の発生を最小限に食い止めるべく、盤石な検査体制、医療体制を構築していく考えであります。

 PCR検査については、国立感染症研究所における対応に加え、先月来、全国にある地方衛生研究所、民間の検査機関、大学に対して試薬などの検査キットを積極的に提供し、その能力構築に努めてまいりました。その結果、現時点で、全国で1日当たり4,000件を超える検査能力があります。現在も、地方にある民間検査機関、大学に試薬などを提供し、一層の検査能力の拡大に努めてまいります。

 PCR検査については、検査がしたくても保健所で断られ、やってもらえないという御指摘をたくさん頂いております。保健所は都道府県や政令市の組織ですが、政府として、医師の判断において感染を疑う場合には検査を行うよう、これまでも繰り返し依頼を行ってきたところです。また、その地域の検査能力に限界があるために断られるといったことが断じてないように、広域融通によって必要な検査が各地域で確実に実施できるよう、国において仲介を行います。

 来週中に、PCR検査に医療保険を適用いたします。これにより、保健所を経由することなく民間の検査機関に、直接、検査依頼を行うことが可能となります。民間検査機関の検査能力も大幅に増強されます。

 加えて、現在、検査の中で2、3時間を要しているウイルスを検出するための作業を15分程度に短縮できる新しい簡易検査機器の開発を進めています。この1か月間、試薬の開発、精度向上などに取り組んできたところであり、3月中の利用開始を目指します。

 こうした取組を総動員することで、かかりつけ医など、身近にいるお医者さんが必要と考える場合には、すべての患者の皆さんがPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保いたします。

 重症化予防の観点からは、治療のために必要な病床の確保も重要です。全国で2,000を超える感染症病床がありますが、緊急時には感染症指定医療機関の病床を最大限動員し、5,000床を超える病床を確保いたします。病院への支援を行い、現時点で空いているベッドをすべて維持してもらうことで、患者が大幅に増加する事態にも万全の医療提供体制を整えます。

 今回のウイルスには、現時点でインフルエンザのように有効性が確認された治療薬がない。この点が世界的な不安の最大の原因となっています。

そのため、現在、我が国では、いわゆるアビガンを含む3つの薬について、新型コロナウイルスに有効性があるかどうかを見極めるため、観察研究としての患者への投与を既にスタートしています。

いずれも新型コロナウイルスを用いた基礎研究では既に一定の有効性が認められていることから、実際の患者の皆さんにその同意を得て使用することで治療薬の早期開発につなげてまいります。

 危機にあっては、常に最悪の事態を想定し、あらかじめ備えることが重要です。北海道では鈴木知事が緊急事態宣言を発出し、この週末、外出を控えるよう、道民への呼びかけを行っています。国も雇用調整助成金の特例を設け、非正規の方も含めて、休業となる方々への支援をしっかりと行ってまいります。必要となる物資の提供など、あらゆる協力を惜しまない考えであります。

 更に今後、一定の地域において急激な感染の拡大などが見られた場合にどのような措置を採るか。その具体化はもはや待ったなしです。既に政府として基本方針をお示ししているところでありますが、あらゆる可能性を想定し、国民生活への影響を最小とするために、立法措置を早急に進めてまいります。今後とも国民の健康と安全を守ることを何よりも最優先に、必要な措置は躊躇(ちゅうちょ)なく実施する考えであります。

 今回のウイルスについては、いまだ未知の部分がたくさんあります。よく見えない、よく分からない敵との闘いは容易なものではありません。率直に申し上げて、政府の力だけでこの闘いに勝利を収めることはできません。最終的な終息に向けては、医療機関、御家庭、企業、自治体を始め、一人一人の国民の皆さんの御理解と御協力が欠かせません。

 皆さんの暮らしに直結する決断には、当然、様々な御意見、御批判が伴います。内閣総理大臣として、そうした声に真摯に耳を傾けるべきは当然です。しかし、それでもなお内閣総理大臣として国民の命と暮らしを守る。その大きな責任を果たすため、これからも先頭に立って、為すべきことは決断していく。その決意であります。

 終息への道のりは予断を許しません。険しく厳しい闘いが続いていく。そのことも覚悟しなければなりません。本当に大変な御苦労を国民の皆様にはおかけしますが、改めてお一人お一人の御協力を、深く深くお願いする次第であります。しかし、私たちは必ず乗り越えることができる。そう確信しています。

 最後となりましたが、ダイヤモンド・プリンセス号の現場対応を含め、先月以来、ウイルスとの闘いの最前線で頑張ってくださっている医療関係者の皆さんを始め、すべての関係者の皆さんの御努力に心より敬意を表するとともに、これからもこの闘いに御協力を賜りますようにお願いを申し上げる次第であります。

 私からは以上であります。

麻生さん、ありがとう!スッとしました(^^)v

2020-03-03 07:30:25 | 日記
麻生太郎氏、新型コロナで英中をバッサリ「割を食っているのは日本」





麻生太郎氏、新型コロナで中国・英国をバッサリ! 「船籍は英国だが何一つ発言しない…割を食っているのは日本じゃねえか」歯に衣着せぬ“麻生節”炸裂
2020年3月2日 17時16分 ZAKZAK(夕刊フジ)
 中国発の新型コロナウイルスをめぐり、麻生太郎副総理兼財務相が核心を突くような「麻生節」を炸裂(さくれつ)させて注目されている。中国当局の情報発信に疑問を投げかけ、集団感染が発生したクルーズ船の船籍がある英国にも怒りを込めた。ネット上では拍手喝采が送られている。

 「あの国の言っている数字はよく分からない。どれくらいコントロールできているのか、分からないのが正直なところだ」「(中国代表は)当然、『大丈夫』と言うが、そのまま信用するほど皆、人は良くない」

 麻生氏は23日、サウジアラビアの首都リヤドで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、こう語った。

 中国当局が公表する感染者や死者の数とともに、ウイルスの感染拡大阻止に向けた取り組みについて、疑義を投げかけたのだ。

 帰国後、25日の衆院財務金融委員会では、横浜港に停泊する大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に言及した。

 前出のG20について質問された流れで、「この船の船籍は英国、船長も英国人(=本当はイタリア人)だが、英国は何一つ、発言しません。『もともと責任はお前らじゃないの』って、皆、お腹ん中では言っているが、オフィシャルでは言わないのがこの世界の常識なのかねと思いながら、日本は対応に追われている。割を食っているのは日本じゃねえか」と、べらんめえ調で答弁したのだ。

 日本は犠牲的精神で、乗員乗客約3700人という船を受け入れたのに、世界各国から批判が寄せられたことに、我慢ならなかったようだ。

 麻生氏といえば、毒舌や失言で知られるが、今回の発言には、ネット上でも、《その通り! 公の場でよく言ってくれた、麻生さん!》《麻生閣下! 国民の声を分かっておられます》などと、好意的な反応が数多く見られた。

 ジャーナリストで作家の門田隆将氏は「麻生氏は、平和ボケした風潮に同調しない、歯に衣(きぬ)着せぬ発言に人気がある。今回の中国や英国への発言も良かった。中国は官製メディアが、ウイルスを世界にバラまいた責任を小さくしようとする報道をしている。麻生氏が国際会議などで発信することは、日本や世界のために意義がある」と語っている。

ZAKZAK(夕刊フジ)