地図のない街

日々金欠に

写真撮影の礼儀作法

2015年05月18日 22時12分02秒 | 写真・カメラ
カメラ小僧だった頃。もう十年以上前のこと。
写真撮影はデジタルカメラ普及の前に比べると、趣味の世界でした。
一般的には家族の記録写真などを写すくらいでした。

高いフィルム代と現像代を使って写真をガツガツ撮るのは、やはり趣味の世界でした。

ある種狭いコミュニティー(写真趣味人)の中では、暗黙の了解がありました。

1.寺社仏閣内では撮影しない
2.他人の撮影を邪魔しない
3.撮影禁止されているところは撮影しない
4.場合によっては撮影の許可を求める


極たまに、ふらりとカメラ片手に写真を撮りにいくと、
上記を守ってる人の方が少なくなりました。

この4項目は私が自覚的に行う前に、
カメラマンの諸先輩方が、例えば寺社仏閣で撮影しようとしていると、
「こういうところでは…」と教え諭してくれたものです。

今では、ケータイ・スマートフォンを数に入れると「カメラ」を持っている人の方が少ないのではないでしょうか。
爆発的に広がった写真撮影の習慣。狭いコミュニティーではなくなったので、
口伝で「やってはいけない」を教え諭してくれる方が減りました。

カメラ小僧だった頃から早十数年、寂しいかつ忙しい時代になったものです。