地図のない街

日々金欠に

別れ

2011年09月01日 04時06分25秒 | 日々のことなど
すでに秋!--しかしなにゆえに永遠の太陽を惜しむのか。


もう、この話は解禁だろうか?

先月の中旬ごろ、地下鉄に乗っていたら、
iPhone4らしきもの(ここからiPhone4仮とします)で、
音楽を聞きながら、ノリノリに踊りながら
乗車してきた青年がいた。

乗車した青年はくるっと180度回転し、
まだ開いている乗車側のドアに向き合い、
続けて踊りまくっていた。

その時、ドアの閉まる音と共に、
青年が硬直した!

よく見ると、胸のあたりにステレオミニプラグが
ただそれだけでぶら下がっている。

青年の視線は下から閉まりゆくドアの向こうに…

そして、ドアが閉まると同時に、がっくりと肩を落とした。

そう、踊りに夢中になるあまり、
手からすっぽりiPhone4仮がホームor線路に転落してしまったのだ!

その後、一駅青年は前髪をいじったり、
窓に象形文字を書いたり、
あご髭をなでたり。
かなりいじけていた。

あの時の青年は無事、iPhone4仮を取り戻せたのだろうか。
別れじゃなければよいけれど。

真夏のころの話でした。


タイトルと、最初の一行が分かる人は
相当好きな方でしょうね。