遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古活花を探る(4)祖父の活花作品集

2024年07月02日 | 花道具

先回の生花諸流聯合大会の写真帖につづいて、もう一冊、写真集が出てきました。

先回の写真帖よりも少し古いです。大正時代でしょうか。

祖父は、活花が完成した時、写真に撮っていったようです。当時、自前で写真を撮る事などありえませんから、その都度、写真屋さんに来てもらったのでしょうか(^^;

記録として残しておこうとした祖父の意をくんで、ブログにのせます。なにがしかの資料的意味はあると思います。

先に紹介した写真(バラ)と数点だぶっていますが、そのままのせます。

 

 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (美恵子)
2024-07-02 09:22:57
おじい様、素晴らしい華道家でいらっしゃったのですね。
活けられたお花・・・・・・まあーなんとすごいものですね。
関心しています。
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遅生さんへ (Dr.K)
2024-07-02 09:27:21
いかにも芸術という感じですね!
松や梅の枝振りの良い部分だけを使用したりと、花材代だけでも、元がかかっていそうですね(^_^)
趣味の域を超えていますね(^_^)
わざわざ写真屋さんを呼んで、写真に撮ってもらって残したくなる作品ですね(^-^*)
正に、花狂い!(笑)
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美恵子さんへ (遅生)
2024-07-02 10:39:40
モノクロ写真の効果とあいまって、凛としたたたずまいが、100年前の時代を感じさせますね。
活けた花はどれくらいもつのでしょうか。
いずれ近いうちに終わる運命の活花です。つかの間の美をこうやって記録に残しておくのは意味がありますね。
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遅生さんへ (みこと)
2024-07-02 10:40:17
こうなると道楽を超えた芸術ですね。
写真に残され、文化の継承でも。

ここまで時間も費用もかけてできる方は僅少でしょうが、それを自覚の上でせっせと制作+記録に励まれたのでしょうか。

遅生さんにも見事な隔世遺伝!
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Dr.Kさんへ (遅生)
2024-07-02 10:52:24
この活花の特徴の一つは、木の枝ぶりです。
こういう枝は、すぐに探せるものではありません。
故玩館改修の時に、それまでの庭は埋めました。今にして思えば、庭に植わっていた木々は、写真に写っていた物と一致します。
おそらく、日頃から、らしい枝ぶりになるように育てていたのですね。
人様の庭を物色するわけにもいきませんから(^^;
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素晴らしいお写真 (うばゆり3)
2024-07-02 12:59:49
こんにちは。

釣り船活けまであって、素晴らしい生け花の数々。
見惚れてます。

そうそう、先に知ったかぶりで書きましたが、生け花には流派がありますので、それも沢山。
そして自由花しか習ってない身には(2流派で習いましたが)何もわかってないと同じことです(;^_^A
茶道だって「さどう」ではなく「ちゃどう」という流派もあるわけで・・・かじった程度では(;^_^A

ですが、これらのお写真は、大変貴重な資料です。大切にされてくださいね。
(お宝鑑定団の口調みたいですね)(;^_^A
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Unknown (ぽぽ)
2024-07-02 13:26:56
遅生さんへ
お祖父様すごい方だったのでは??
素敵な写真ですね!皆様おっしゃっているように芸術ですね(^^)
それにしても不思議なのはそれぞれのただの枝を組み合わせて活けると、全体的としてその曲がった枝ぶりや配置のバランスで急に心に響くものになるように感じることです。
私は活花が何かさえも分からないのにそれでもいいなあと思います。それが芸術なのでしょうか!?実に不思議です笑(^^)
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みことさんへ (遅生)
2024-07-02 14:11:25
華道は不思議なものだと思います。
室内で自然の美を表現する、しかしそれは長くはもたない。
今では、こんな美意識も、日本ではすたれ、逆に、外人さんが興味をもち始めています(^^;
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うばゆり3さんへ (遅生)
2024-07-02 14:18:25
茶華道をはじめ、日本文化を代表する○○道はほとんどが室町時代に誕生したそうです。
それがずーーーっと続いてきて、今、大きな転換点にさしかかっていますね。そのうち、いくつかは消えるかもしれませんね。
完全になくなったものに、折形があります。折形と結びに関しては、かなりの資料をもっていますので、またいずれブログで紹介していきます。
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ぽぽさんへ (遅生)
2024-07-02 14:24:24
人工物と自然との違いは、その造形が多産できるか、唯一のものであるか、だと思います。
その意味では、陶磁器と活花は全く違いますね。
活花で同じものを作ろうとしても不可能。
自分が今活けた華が、世界で唯一無二の物だとおもうと、特別の思い入れが生じると思います。ですから、活花は、芸術と言っても良いかも知れませんね。
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