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遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

四角豆の芋を食べてみた

2023年12月01日 | ものぐさ有機農業

以前のブログで、四角豆なる奇妙な豆を紹介しました。

針金のようなヒョロ苗を2本植えたところ、ぐんぐん成長し、次々と花が咲き、どんどん実がつきました。

11月末になると、さすがに勢いがなくなり、撤去となりました。

まずは、種の収穫。

鞘を割ると、中に種があるのが見えます。

四角豆でも種は丸かった(^.^)

この調子だと、80個ほどの種が採れそう。

でも、育てる苗は、せいぜい5本まで。それ以上では、採れ過ぎます。

残りは、花咲か爺さんよろしく、その辺にばッと撒いてみましょうか(^.^)

 

蔓やネットを撤去して、空いた場所に、正月菜でも播こうかと思い、土を耕しました。

すると、四角豆の太くなった根が、ゴロリと掘れてくるではありませんか。

調べてみると、この芋のようなものは食べられるらしい(葉や花も)。

芋と言うより、ゴボウですね(^^;

ピーナッツの臭いがすると言われていますが、私には、匂いもゴボウに感じられます。

良く水洗いしてから、包丁の背で、薄皮をこそぎ取りました。

とにかく、物が細いので大変です。

苦労して、やっとここまでこぎつけました。

15分茹でてから、恐る恐る食べてみると・・・

ほんのりと甘いジャガイモという感じです。

しかし、繊維筋がけっこうあって、気になります。

思いついて、手で皮を剥いてみたところ、1.5㎜ほどの厚さでつるりと剥けるではありませんか。

こんなことなら、包丁で苦労して薄皮を剥かずとも、茹でてから手で皮を剥けばずいぶん楽だったのに(^^;

気を取り直して、残り全部の皮を手で剥き、キンピラにしてみました。

少しクセがありますが、まあいけます。人によっては、そこが良いかも。

心配したムネヤケもなく、四角豆芋への初挑戦は終わりました(^.^)

 

 

 


こんな事有り?!😲二度採りで美味😋季節外れのマクワウリ

2023年10月03日 | ものぐさ有機農業

なが~~~かった夏が終わり、季節が急に秋になりました。

猛暑が続くと、野菜たちにも異変が起きるのでしょうか。以前のブログでも少し紹介しましたが、普通ならとっくに栽培が終わっているはずの小玉スイカやマクワウリが、収穫が終わって枯れた後、いつのまにか復活して、再び実を結んでいたのです。

六月初めにマクワウリの苗を植えつけ、七月末から八月初頭にかけてどさっと収穫しました。当然、ツルは枯れましたが、あまりの暑さで片付けるのをさぼっている間に、新しいツルと葉がどんどん伸び出したのです。あれよあれよという間に、以前と同じくらいに繁って畑を覆いつくし、花が咲き、実がなりました。

1回目収穫

2回目収穫

急に気温が下がり、さすがに終盤。

3回目収穫

数では、7月末~8月初の収穫に及びませんが、特筆すべきは味です。秋収穫のマクワウリは、夏のものに較べて、味が濃厚なのです。

 

季節外れの御褒美は、外へ出られない程の酷暑の産物でした。

このような季節外れの二度目の収穫は、二毛作、二期作でもありません。いったいどう呼んだらいいのでしょうか。ずっと農業を続けてきた古老に尋ねても、全く聞いたことがないとのことでした。

もとはと言えば、枯れたツルを片付けなかったサボリ体質が福を招いた!?

😋ものぐさ有機農業に幸あれ😋


四角豆を育ててみた

2023年09月29日 | ものぐさ有機農業

以前、ローゼル栽培とジャムづくりについてブログで報告しました。

実は、ローゼル苗と同時に、四角豆の苗もいただきました。で、畑の一角に植えたところ、順調に育ち、実がなりました。

たった2株の糸のような苗がここまで育ちました。

ごく薄い青色の上品な花が咲き(後ろの青花は朝顔(^^;)

こんな具合に実となります。

ツルは細く華奢なのですが、丈夫でドンドン実をつけます。

一つ一つが大きいので、採るのも簡単。

これが豆?

でも、断面を見ると、

確かに四角ですね。ひだひだが4本あります。

四角豆は、熱帯アジアが原産で、九州や沖縄で栽培されています。沖縄では、うりずん豆、英語で「winged bean(翼のある豆)」と呼ばれています。

さっそく、調理をお願いしました。

おひたし。

天ぷら。

コリコリとした食感で、いずれも美味。

レシピには、少し苦みがあると書いてあったので、ゴーヤのように身構えて食べたのですが、拍子抜けするほど素直な味。人によっては、物足りないと感じるかもしれません。これなら、生食やサラダでもいけますね。

ローゼルと同じで、沖縄の特産品らしいです。

最近の高温化で、日本中が沖縄。グングン育つはずですね。病害虫に強い所はローゼルと同じ。とても育てやすい野菜ですので、そのうち、ゴーヤのように一般化するでしょう。


ついに青枯病に打ち克った

2023年09月25日 | ものぐさ有機農業

これまで何回も、青枯病について書いてきました。

家庭菜園をやっている者にとって、青枯病ほどショックの大きなものはありません。それまで順調に育っていた野菜が、ある日突然シナシナとなり枯れてしまうのです。しかも、ほとんどの場合、他の株も次々と倒れ、全滅に至ります。

故玩館向いの畑の場合、トウガラシ・ピーマン類がこの悪魔の病にとりつかれてきました。中山道沿いなので、歩く人たちに哀れな枯姿を晒してしまうことにも(^^;

そこで、これまで、いろいろな試みを行ってきました。そして、今年、満を持して挑んだ方法が、カニ殻鋤きこみと垂直栽培です。詳細なレポートはシーズンが終わってから。

まずは、現況を。

トウガラシ、ピーマン類の様子です。12株植えたうち、9株がグングン育ちました(欠損部には、せこく、ローゼルを入れました)。打率7割5分、全滅を繰り返していた頃が嘘のようです。

垂直栽培で、グングンと伸び、シシトウ(伏見甘長)はもう170㎝を越えました。当初の2m支柱ではおぼつかなくなってきたので、急遽、3mの竹を添えました。

で、収穫です(シシトウは数が多く、採るのに時間がかかるので今回はパス)。

ナスは青枯病フリーです。ついでに採りました。

秋ナス、生り盛っています。

さて、問題のトウガラシ、ピーマン類です。

ハンパでない量のピーマン。

ハンパでない量の万願寺トウガラシ。

ピカピカのトウガラシ、ピーマン類が波のように押し寄せてきます。5-7日のインターバルで収穫です。

5月初旬に苗を植えてから、5カ月以上生き抜いてきたのが、この結果です。

ついに、青枯病に打ち克ちました \(^_^)/


夏野菜転じて秋野菜となる

2023年09月21日 | ものぐさ有機農業

メチャクチャな暑さも、ほんの少しやわらいできました。

息絶え絶えだった畑の野菜たちも、元気を取り戻してきたようです。

そんな中で、今年は異変が・・・・・もう終わったはずの夏野菜が、不死鳥のようによみがえってきたのです(相変わらず大げさ(^^;)

 

暑い暑いでほうっておいた畑を久しぶりにのぞいてみて・・・😲ビックリ😲

青々としているのです。

ナスには新しい葉と枝が出て、たくさんの実がついています。

まあこれは例年通り、いわゆる秋ナスですね。夏バテを克服して、「嫁に喰わすな」というほど美味しい実が鈴なりです(^.^)

一番の驚きは、蔓ものです。

まず、とっくの昔に収穫が終わって、枯れたツルをそろそろ撤去しなければ、と思っていたマクワウリ

ところが、わずかに生き残っていたツルが大繁茂しています(最初の写真の奥)。

花が咲き、実もなっているではありませんか。

これぞほんとの秋マクワウリ。

少し離れた所のカボチャ畑でも異変が。

とうに収穫がおわり、枯れたはずのツルが、新しい枝葉を延ばしています。メス花もついてます。

さらに探すと、食べごろの宿儺カボチャがみつかりました。

そして、小玉スイカ。もともと一株だったのですが、お盆頃に15個ほど収穫し終え、その後、蔓は枯れていました。ところが、いつのまにか息を吹き返し、新しいツルが茂っています。新たに6個ほどついた中で大きそうなものを収穫。

とはいっても、なにしろ小玉です(^^;

おそるおそる割ってみると・・・

おいしくいただきました(^.^)