首都圏の浄水場(水道水)から聞き慣れないホルムアルデヒドが検出されました(12.5.19)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051902000230.html
(東京新聞)
ホルムアルデヒドは聞き慣れない物質名と思います。しかし極めて基本的な物質で高校化学でも頻出です(有機分野) 極めて毒性が高く 水で希釈するとホルマリンと言い防腐剤として使われます。
戦中・戦後のどさくさを経験している方。 メチルアルコール → 失明 にいたる話を聞いたことがある国民は多いハズ。 戦後すぐは一般の酒(エチルアルコール)が手に入らずメチルアルコ-ルを飲む人も多かった(アルコールだからのべば酔っぱらう)
さてこのメチルアルコールは体内に吸収されて代謝されると途中にホルムアルデヒドに変わるのです。体内は水が豊富です。作られたホルムアルデヒドは水に溶けてホルマリンとなり体内を循環します。 このホルマリンが生体にとって最も重要な視神経を障害します(障害されるのは人間だけじゃないよ、流域の鳥獣は全てです)
このホルマリンを直接口にするというのですから。 子どもの口に入ったら… ホルムアルデヒドはめったやたらに使用出来るような施設はありません。流域に化学工場は1つしか無いとか。「タダチニ健康に影響は無い」なんてノンビリしたことを言っている場合ではありませんヨ。少なくともこの工場を徹底調査だろうが?
PS 「ヤンバルの森」高江という地域名を覚えてください
沖縄県・高江。ここの「やんばるの森」は世界自然遺産(日本では知床・屋久島・白神山地などが有名)の候補にもなるほどの生物多様性が保たれた場所です。
この地の住民はわずか160人です。少数者をイジメ抜いて米軍の軍事基地(ヘリパッド)を作る工事が進行しています。高江の自然や反対運動の歴史はこのビデオがわかりやすい
です(9分57秒) 工事ゲートの前で赤ん坊を抱えて座り込む少年が印象的です。