地熱発電は24時間エネルギーが得られる素晴らしい方法と思っています。日本中で発電できそうだし。 タダ温泉の湯と取り合いにしないため「高温岩体地熱発電」方式を主流にするしかないかも… と私は考えていました。高温岩体まで井戸を掘削する。「日本に掘削技術は有るにしても 高深度までのメンテナンスは高額だろうな」 と思い結構くるしんでいました。
「地熱バイナリー発電方式」 を無学な私は知りませんでした。 スゴイ方法です。井戸を掘る必要も有りません。各地の源泉の温度は様々です。これをわざわざサマシテ温泉にします。サマサレタ熱は捨てられる運命。「バイナリー発電方式」はこの「捨てられる熱」を利用します。
「100℃に達しないから蒸気を作ってタービンを回すのは不可能」 と思考したら私同様のカチコチの頭脳だよ。水で蒸気を作るから不可能なのです。水以外なら100℃なんて無くても良いのです。
高校化学で勉強したことが役に立ちます。アンモニアの沸点は-33.4℃ ペンタンの沸点は36.1℃ がよく利用されるようです(蒸気を作るのに100℃なんていりません)だから別名「温泉バイナリー発電方式」と言われる。不可能を可能にした方式と思います。
<付記>
バイナリーというのは2進数を意味する数学用語。温泉の水と電力という2つを生むからバイナリーというのかな?
PS 祝島(いわいしま)がエネルギー自給100%を目指しています
祝島(いわいしま)は人口が500人ほどの原発建設でゆれる瀬戸内海の小さな島です。瀬戸内に浮かぶ宝石と言われています。 この島がエネルギー自給率100%を目指します。
「数年後の祝島はエネルギー自給を達成したモデル地区にすらなる」と私は思っています。世界から見学者が多数この地を訪れるようになる予感がしています
上関の夕日・「とことこ商店街」blogより