チントコタ日記

飼い猫コタロウとおくる、ほぼ山ナシ谷ナシの日々。

秋津で花見

2015年03月29日 20時59分48秒 | Weblog
先日、秋津に住む友人のところへ花見に行きました。咲いているのか?早過ぎるんじゃないのか?と思いつつ、決行しました。
残念ながら、やはり先走った感があり、所々2〜3分咲きの木もありましたが、プンプンに膨らんだつぼみはまだもう少し咲き惜しんでいました。
とは言いつつ、秋津の友人が色々と案内をしてくれて良い一日を過ごすことができました。

まず連れて行ってくれたところが、東村山にある国立療養所多磨全生園
こちらは、ハンセン病患者が入所させられていたところです。
今では一般の人にも公開されていますが、以前は全くの隔離状態で、ここに入った患者は一生外には出ることは出来なかったそうです。
なので、広い敷地内には一生の生活に必要なものが全て揃えられていたそうです。

今でも、住宅の中には住まわれている方がいるそうですが、昭和初頭の建物も保存されていました。
こちらは、独身の人々が暮らしていた集合住宅です。

このいい感じの建物は、以前は図書館だったそうです。
今は床屋さんが入っているとか。

正面から見ると、床屋さんのクルクルがありました。

敷地内にあった灯籠・・・かな?正確な用途は分からなかった何だか灯籠?のようなもの。

敷地内には全てがあったということで、神社やお寺、教会もあるのでした。色々な宗派があるので、教会も色々あるのでした。
教会がいくつも隣接する不思議な光景です。

ハンセン病を発症した人々が隔離され暮らしていたというのは悲しい歴史ですが、ある意味人々が恐れ近付かなかったのが幸いしてか、園の中の自然はとても豊かでした。
園内の人々が花を愛し、自然を愛していたのがよく分かります。
シデコブシ。近寄ると控えめで上品な香りが漂います。

赤い椿の花。大きな椿の木にまんべんなく花が開いていました。写真で見るより何倍も奇麗でした。

古木にも関わらず、背の高い桜の木がこれでもかという程に植わっていました。満開の頃にはきっと素晴らしい景色が広がるのは、想像に難くありませんでした。

迫力の木肌。ここまでになる桜の木は何を見て来たのでしょうか?


そして、ここからは本題の花見。
川沿いにある友人の家から3km近く下ったところに、素晴らしい花見のスポットがあると言うので、途中より道をしながらそちらを目指しました。
今の時季この辺りでは『カタクリまつり』が催されています。カタクリの花が群生しているところがあり、かわいい紫の花が沢山咲いていました。

醤油を造っていたという工場跡を見学。今は作っておらず、アーティスト達数人がその場所を借り、製作しているということでした。
これは、倉庫かな?

目指すお花見スポットへ近付いて来ましたが、出掛けるのが遅かったので、既に陽が傾いています。
しかも、花は咲いておらず・・・。

一応、持って行ったご馳走とお酒をチョビッと呑んで、後は友人宅へ戻りその続きをしました。
このお宅にも猫がいます。3匹。その中の一番古かぶがこの茶助。
以前は、コタロウとよく似ていると思っていたけど、やっぱり年が経つとそれぞれに個性が際立って来るのですね。

そんでもって、家のコタロウ〜。chinと共にスリスリのラブショット。


そんなこんなの、ほぼ桜なしの花見でありました。