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きっかけは可愛かったから・・

中国語を始めたきっかけは発音が可愛かったから。あれから33年。寄り道もしたけどやっぱり中国語に戻ってくるんだよね

終戦記念日でしたね

2011年08月16日 | 通訳ガイド(その他)
8月は夏休みもあって、旅行に出かけたりいろいろ楽しい日々を過ごす時期なんだけど、


「戦争」についても考えさせられる時ですよね


添乗員時代にも戦争に因んだ場所には何度も行ったことがあります


広島、長崎、沖縄、鹿児島


この4か所はその中でも印象が深いところ


資料館なんかに行くと目をつぶりたくなるような残酷な写真や物なんかもあって・・


息苦しくなり、その場から逃げだしたくなるんだけど、しっかり見ておかないとという気持ちもあってねぇ


今回の沖縄旅行で場所を選ぶとき、どうしても南部は選択できなかった


沖縄は全土が戦地になったことは知ってるんだけど、仕事で行ったからかどうしても南部には戦争が色濃く残っているような気がして今回は行きませんでした


でも、子供がもう少し大きくなったらひめゆりの塔や平和記念公園(?)とかに連れて行きたいなぁと思ってます


今回、友人の義母が当時義母さんが利用していた防空壕を案内してくれました


友人宅のすぐ傍です


そして、友人宅の周りの家はほとんど米軍さんの家だそうです


なんか、日本人として複雑な思いでしたねぇ・・


そして、私が添乗員時代の忘れられない思い出の一つに鹿児島の特攻隊のお話があります。


そこへ行くと必ずバスガイドさんが特攻隊の話をしてくれます


添乗員という立場で何度も話を聞いてますが、必ず涙してしまうお話


そんな鹿児島のツアーで特攻隊のことが詳しくわかる資料館(名前は忘れましたが)に行った時のこと


特攻隊として亡くなった20台前後の男の子たちと写真が張られていて、「私とあんまり変わらない年なのになぁ」なんて


思いながら見ていると、隣にいた年配のお客様がぽつり


「あっ、これ友人だ」


ものすごい鳥肌がたったことを今でもはっきり覚えています


どんなツアーだったのか、どんなお客様だったのか覚えてないけど、このワンシーンだけは鮮明に覚えています


そのお客様が特攻隊の一員だったのかどうかはあまりの衝撃に聞けなかったのでわからないけど


そのお客様は戦争の時代に生き、生き残った人なんでしょうね


このお客様の一言は夏になると必ず思い出す言葉です


いつか、戦争のない平和な世界になるといいですね。