福岡タワーとの対話

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庄司紗矢香のヴァイオリンで、パガニーニを聴きかじる

2015年08月30日 04時16分09秒 | 音楽、聴きかじり
2015年8月30日日曜日夜明け前、曇りの予感。午前4時現在時外気温23℃湿度91%、南東の風2m/s。

昨日のブログで述べました、庄司紗矢香のヴァイオリン。
CDで聴いたみたくなり、これを入手。
Paganini Violin Concerto #1

Sayaka Shoji 庄司紗矢香 (Vn); Zubin Mehta (cond); Israel Philharmonic Orchestra
パガニーニ作曲:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6
ヴァイオリン:庄司紗矢香
指揮:ズビン・メータ
管弦楽:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2000年7月、テル・アヴィヴ デジタル録音
パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝の翌年録音(2000年、ズービン・メータにその才能を認められ各地でオーケストラと協演、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ)とある(Wiki)。

指揮者メータといえば、2011年来日公演の際に遭遇した、東日本大震災にまつわる熱い感動的な出来事が残っている。

以下長文になることをお断りし、引用参照としたい。
 2011年3月、フィレンツェ歌劇場を率いて来日したが、11日に都内で東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に遭遇。13日に横浜で「トスカ」、14日には東京で「運命の力」を演奏したが、公演は同時に発生した福島原発事故の影響を危惧するフィレンツェ市長の帰国命令によって日程半ばで中止となった。報道機関の取材に対し、「日本の友人たちのために何も演奏できず、去るのは悲しい」と涙しながら、「音楽の力で人々を励ます場面が絶対に訪れると信じている」と危機的状況における芸術の重要性を訴えた。(『日本経済新聞』2011年3月20日朝刊)
 2011年4月10日、震災の影響で外国人指揮者の演奏会の多くがキャンセルとなる中、東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-公演においてベートーヴェンの「第九」を指揮。渾身の演奏で熱狂的なスタンディング・オベーションを巻き起こした。会場は東京文化会館、管弦楽はNHK交響楽団。ソリストは並河寿美、藤村実穂子、福井敬、アッティラ・ユン。合唱は東京オペラシンガーズ(合唱指揮:宮松重紀)。公演の収益が全額寄付されるチャリティー・コンサートであった。「第九」演奏に先立って、メータのスピーチ及び震災犠牲者への黙祷が行われ、J.S.バッハの「G線上のアリア」が演奏された。N響とは、マーラーの「巨人」(N響創立70周年記念演奏会)以来2度目の共演となった。
 以下は、公演に先立って発表されたコメント。
「今月のフィレンツェ歌劇場日本公演を無念にも途中で切り上げなければならなくなって以来、この偉大な国、日本を襲った未曾有の悲劇の後に、何かこの国の素晴らしい人々を助けられることがないかと考えておりました。 この度、厳しい苦境に立たされている多くの人々を勇気づける機会を与えてくださったNHK交響楽団、東京・春・音楽祭、そしてサントリーホールの皆さん、それにフィレンツェ歌劇場日本公演を主催したNBS(日本舞台芸術振興会)にも感謝したいと思います。」 ―2011年3月27日 ズービン・メータ(以上、Wiki)

熱い人だ、と思った。このメータに認められ、パガニーニのヴァイオリン協奏曲を録音した庄司紗矢香さん。先日聴いたN饗とのシベリウスのヴァイオリン協奏曲もそうであったように、強靭さとしなやかさとを併せ持つ庄司紗矢香さんの活躍は、若い年齢と相俟って、これからがむしろ本番かもしれない。楽しみにしたいと思う。



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