ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

先生方の評定!?への衝撃

2006-09-26 22:17:31 | 教育
最近購読を始めた『プレジデント・ファミリー』という雑誌に
衝撃的な記事が載っていました。



立命館小学校副校長を務める陰山先生をはじめとする3人の
先生方による『先生の評定』についての記述でした。
センセーショナルな見出しの割には、真っ当な内容に
安堵しつつ読みましたが、先生方をそれぞれに下記の
ような基準で管理職の校長が、『判定』していることを
紹介していました。

例えば陰山先生は

このような点が大切であると語っておられました。

 ●子どもを伸ばすことを最優先に考えている
 ●何か専門分野を持っている
 ●出来ない子の指導にこだわるか
 ●教育のプロだという自負があるか
 
 などの教師としての心構えに加えて、

 ●教師になった後も学び続けられるか
 ●教育をめぐる情報リテラシーを持っているか
 ●社会や経済に関する幅広い視野があるか

 など教育以外の社会でも必要不可欠な要素を教師自身に
 求めている内容があることを感じました。

実際、学校での先生方は多忙を極めているという実情に
嘆いておられることが少なくありません。

その中で教師が学ぶ時間とカリキュラムを用意することなく
またそのようなシステムを構築することなく、安易に
このような雑誌に紹介して誰でも『判定』できるかのような
記事見出しをつけることに、いささか疑問を感じました。

しかしながら、「第三者評価」が当たり前の今日にあって
教育の場そのものが、『判定』の視線に十分に耐えうることを
求められていることも併せて感じました。

教職が聖職であるという価値観に裏付けられていた時代
先生のおっしゃることは絶対であると尊敬の念を抱きました。
その価値観が情報化の波に一斉に流された今こそ、教育の場は
先生方の『本気』を子ども達に知らしめる場であることを
伝える時代になったのではないでしょうか?