ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

栗東新駅問題③「栗東市長選」

2006-09-19 23:02:27 | 税金ウオッチャー
新幹線新駅の建設凍結の天王山である「栗東市長選」が
いよいよの動きを始めました。

「推進派」の現職 国松市長 (58)
「中止派」の   杉田聡司氏(58)に加えて
「凍結で検討派」 田村隆光氏(48)が立候補を表明しました。

田村氏は議論の2極に分け入った第3の選択
つまり、「一旦立ち止まって、よく考えよう」という中間派
で立候補し、選挙民の選択幅を広げようという。


『湖南地域の将来を考えると駅は必要だが、財政難も事実。
建設費の見直しなどを検討したい。開業が3年、5年遅れることも
ありうる」と述べた。すでに立候補表明した2氏を念頭に、
「○か×じゃなく、△があっていい」とも語り、
「限りなく中止に近い凍結」を掲げる嘉田由紀子知事とは
「目標が違うが話し合っていく」と話した。
 立候補を決めたのは、この日早朝。
今月9日に民主党の三日月大造・衆院議員(滋賀3区)
から立候補を打診され、「(新幹線問題の解決という)
火中の栗を拾って大やけどをするかもしれないが、
この街の将来のために一肌脱ごう」と決意したという』

         【9月16日朝日新聞より抜粋】

このように田村氏は自身の出馬について語っています。
一見、凍結派であるように装っていますが、実は
『冷却期間と思考期間をおいての建設推進』であることは
明白です。

しかし、一時的な凍結をうたうので『凍結派』として
市民の目には映ることがあるのです。
本当に凍結ならば、いの一番に今回の市長選に名乗りを上げるべきでした。

凍結派を2分するような今回の出馬は、私からすればどう見ても
凍結派分裂を主点としているように思えてなりません。

栗東市民は今回の選挙で、最低でもこれから30年間の市政を
選択することになると思います。
栗東新駅建設が、もし進められれば、周辺地価の高騰による増税
公的サービスのカット、そのようなことが平気で行われることになるのです。

しかも、最悪の場合夕張市のように債権支援団体に転落する可能性も
十分にあることを良く考えなければなりません。

『今』を見つめつつ、まっすぐに訴える候補者が選ばれますことを
心から祈ります。