真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

知れば知るほど面白い宇宙の謎 小谷 太郎【著】2014/11

2022-11-04 | 読書-自然科学
三笠書房『知れば知るほど面白い宇宙の謎』

目次
1章 宇宙は、どのように始まったのか?(ビッグ・バン―その瞬間、何が起きたか?;約500億光年より遠くは「原理的に観測できない」 ほか)
2章 じつは「太陽」も面白い謎でいっぱい!(太陽が「赤々と燃え続けられる」のはなぜ?;「巨大化した太陽」に地球は呑み込まれる? ほか)
3章 世にも不思議な「ブラック・ホール」の世界(「宇宙に浮いた穴ぼこ=ブラック・ホール」って何?;星が潰れてしまう「現象」とは? ほか)
4章 最新の観測技術で、宇宙の果てが見えた!?(各国の天文台がハワイ島の山頂に集まる理由;ハッブル宇宙望遠鏡はどこがすごい? ほか)
5章 宇宙の「最期」はどうなるか?(じつは「宇宙の95パーセントは見えない」;見えないけど実在する「暗黒物質」とは? ほか)

分かりやすく説明することが巧みな小谷先生による2014年の書下ろし。
勢いがあった模様。
重版情報:三笠書房『知れば知るほど面白い宇宙の謎』

金井三男さんによる書評
書評: 知れば知るほど面白い宇宙の謎
落語の寿限無の五劫の擦り切れまで登場する

別件だけど、

著名な宇宙物理学者が宇宙創世記の「宇宙のインフレーション」の説明をしようとして、「経済学用語のインフレーション」から入った際に、「貨幣の価値がどんどん上がる」と説明していて、引っ掛かった人は少なくて皆さんそのまま流してしまったようなのが興味深い。
上がるのは、貨幣で表されたモノやサービスの価格であって、貨幣の価値自体はどんどん下がるのだが、専門外だとその辺がごっちゃになってしまうのだ、と確認できたので吉。

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