季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

お盆の上の小宇宙

2008-02-15 22:29:54 | 食べ物 Eat
オーストリア・ウィーンのホテルザッハーのカフェで
ザッハートルテを食べた事がある。

お城のような内装。夢のよう。

銀のお盆にケーキとコーヒー(濃い)、それから必ず水がグラスに入って一緒に。
そのグラスの上に銀のスプーンが乗っている。
このスタイルが定番、そういう決まりらしい。
私はコーヒーはダメなのでその時は紅茶で頂いた。

それを思い出した。
今はデカフェのコーヒーがあるので、本家に習ってコーヒーと頂く

そしたら、ケーキの美味しさが倍増した。びっくりするくらい。
う~ん!と、うなる。
いつもは砂糖とミルクを入れるのだが、控えめのミルクだけでちょうどいい。
こっくりとしっかりとした甘さとコクに、苦味が溶け合う。
こういう事だったんだ。

オリジナルの取り合わせと言うのはうまくできている。
バランスとハーモニー。

もちろんグラスの水も最後に。
全体でまるーく、まとまってたんだ。
銀のお盆の上の小宇宙に、20年経った今気付く。

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ザッハートルテ

2008-02-15 08:12:10 | 食べ物 Eat
今年のバレンタインのお菓子はザッハートルテ。
我が家ではチョコレート菓子の王者。

バターを柔らかくするには、薄く切ってボールに貼り付けておくと良いと
友人のモニカに教わった。

       

ホテルザッハーのオリジナルレシピに忠実に
モニカに作り方を教わった時の事を思い出しながら
注意深く手順をふむ。

ザッハートルテを作り始めて8年経った。
そしてこの頃やっと見えてきた。これ!というタイミング。
今まで何をしてきたのかと思うほど、作業がスムーズに進む。
もう外側のグラズールも失敗する気がしない。
意識を集中して作業しないと、いきなりガタガタになるので
何があっても今はこれしかしない。
滑らかに厚さもほど良く仕上がりました。

       

今日はイチゴを添えて、もちろん軽く泡立てた生クリームも。

       

焼いた日に食べたら、まだ味が慣れていない。
それぞれの素材が独立している感じ。
次の日の朝、まるで違うもののようにしっとりじんわり味が馴染んでいます。
これがザッハートルテの味、オーストリアの味!
至福の時。       
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