あそびをせんとやうまれけむ

雨の中、赤ちゃんを抱えての参加です。
ひらり助産院でのはぐくむ手。
毎月のように会ってても、赤ちゃんって一回一回成長しています。すっかり大きくなった。この前産まれたばかりだったのになあ。
子ども同士二人で遊んだり、おしゃべりが楽しい。

小鳥のモビールを作る。手本を見せて後はそれぞれの好きな色で。
素敵に出来ました。

それから手縫いの子供服の続き。一人はこの前の布の残りで巾着袋を作る。
お母さんが作った手縫いのスカートをはいている彼女がなんともかわいい。ちょうど良い丈で素敵なデザイン。手縫いの縫い目がキラキラしていてとっても魅力的です。

子どもが成長して行くので、対処も変わる。今日は子どもたちは勝手に部屋を出て行くのでそれを追いかける追いかける。
危ないものはだいぶわかるようになってきました。

ゆっくりと手仕事しながらの半日が楽しい。雨だけど、うちにいたら煮詰まるから、頑張って来て良かった。

一人は4月から仕事に復帰。子どもさんもお母さんも髪を短く切って意気込みが感じられます。
まだ作品は途中なので、週末など使って続きを作りましょうと話す。

はぐくむ手の講習はいつも貰うものが多いなあと帰りながら思う。赤ちゃんの成長するパワー、お母さん達の育てるパワーが私を温める。


帰って休憩に自分の手仕事。スピンドルでの紡ぎ。
くるくる勢いよく周る独楽が糸を紡いでくれる。紡ぐほど動作がスムースになってきて余分な動きがなくなってどんどん楽になって行きます。
糸も良い感じに。
スピンドルから枷にするのも安定して出来るようになった。一回でどれくらい紡げるか今日は試してみました。工夫すると結構紡げる。10グラムくらいは行けるかも。

小さな枷にしてすぐにぬるま湯に浸けて撚り止めをする。ふわふわのままで良いのでやわらかく干す。

　　　　　　　

この少しずつの梳いたり紡いだり、そしてノールビンドニングで編んだりの手の動きや時間の流れが心地いい。
こうやって遊びながらいろいろな研究が進んで技術も習得される。
ふと振り返ると私がやってきたどんな小さな遊びも今の自分に繋がって役に立ってるなあと。無駄はないなあと。
あそびをせんとやうまれけむ。
いまもそれ。自分をふっくら耕すのって気持ち良い。