不妊ですが何か!?

買い物帰り
近所のおじさんらしき人に会い
こんにちは と挨拶したところ

「(チビラを見て)次はまだなの？」

…

訳)2人目はまだできないんですか？
ということだと思うが

挨拶も返さずに言うことか？


通り魔にでもあった気分


「ええ。できないカラダなんです。」

と笑顔で返しておいた

嘘じゃね～し



どうなんかね
悪気ないにしても
仮にアタシが普通に孕めるカラダだったとしてもよ
それ どうなんかね


ちょっとモヤモヤした

ベイビーベイビー

年賀状にさ
友人が2人目を授かったって書いてあった

旦那のにぃさんとこも先日3人目が生まれ
さらに従兄弟のとこも2人目を妊娠
旦那の親友のとこにも2月には3人目が生まれてくる

ラッシュ
あっちでもこっちでも赤ちゃんだ


チビさんが2歳過ぎる頃から
『2人目どうなの？』の声をよく聞く

アタシの体で自然妊娠はあり得ずチビさんのときと同じように注射だ人工だ体外だ…と動かねばならんのです
…とは言えずヘラヘラ笑うしかないのだが

あと
『ひとりっこじゃ可哀想よ』
とかね

アタシひとりっこですが何か？

強がりでなく寂しいと思ったことありませんけど…


いやね
チビさんがどう感じるかはわからんしな
妹や弟がいた方がきっと楽しいんやろ
そう思うと可哀想なんかな…


おめでとう…って駆けつけるたび
それを言われるのがアタシはツライっす

不妊

アタシは無排卵だった
生理も数年無かったしタイミングやらクロミットやら毎日の注射通いやら長年試したが結果がでることはなかった

子宮も収縮していたし
おおよそ子供を産めるカラダではなかったのだ

産婦人科に通いながらも
お腹の大きな女性や子供連れの幸せオーラに唇を噛み
子供用品売り場では常に息が詰まった


人工受精に踏みきった時も成功率は20%
ほとんど期待はしていなかった

が
奇跡は起きる

たった一回の人工受精で
チビさんはアタシのカラダに宿ったのだ


栄養不足の母体からたくましくもエネルギーを吸い上げ
腹の中でまるまると成長していく

そして骨盤通過も困難と思われながらも医師が驚くほどのスピード安産でこの世に生まれてきた


アタシが産んだ
…んじゃない
チビさんは
アタシのカラダを使って
自らこの世に生まれてきたような気がする


実際
不妊に悩み
必死で努力している人はたくさんいる

以前どこかのサイトで
『産めないカラダなのに薬やら人工的手段で子供をつくることは人道に反している』と非難した男性がいらしてアタシもだいぶ噛みつかれた

でもさ
ごく普通のご夫婦だって
計画的出産とか
つくるわよ～って【子作り】してるよね

出産=神聖なもの
ってことなんだろうけどさ
要は
その後 でしょ


今現在
不妊治療がんばってる女性
あきらめないでください

大変だよね
女ばっかつらいよね

赤ちゃんは授かり物
たからもの