いつのことだったか・・・。
「ガシャン!」
硝子の割れる音。
店のわきの硝子が粉々に割れていた。義母が見に行くと一人の男の子が店の角を曲がっていった。
どうして割れたのか・・・?
車が石をはじいたのかな?それとも・・・。
その日のうちに硝子を取り替えた。
次の日、私が店でお客さんと話をしていると、昨日義母が見た男の子が来た。
なんだかとても楽しそうな顔をしている。
よく見ると、手には大人の拳くらいの石を持っている。
男の子は店のわきの方へ行くようだった。
(まさか・・・!)
お客さんの話を止め、急いで店の外へ出て、わきの方へまわった。
男の子は石を硝子に投げた。
「ビシッ!」
硝子にひびが入った。
「何してるの?」私は少し怒ったような大きな声で聞いた。
男の子は慌てる様子もなく、下をむいたまま、
「硝子・・・割れるかなと思って。」と、答えた。
「君はいいかもしれないけど、家はこの硝子が割れたらとても困るんだよ。」
「うん。」と、男の子。
「もうしない。」と言う男の子に、私はそれ以上何も言わなかった。
男の子が二度と硝子を割らないという気がしたから。
ひびの入った硝子は今もそのままになっている。
あの男の子は今でもここを通るのかな・・・?
ひびの入ったままの硝子を見て何を思うのだろう・・・。
キンキキッズの『硝子の少年』。
長女の幼稚園時代に母親たちの踊った曲。激しいダンスに燃えたのだった。
この時期、私は車の中でキンキキッズのBESTを聞く。
暑さを吹き飛ばしてくれそうだから
「ガシャン!」
硝子の割れる音。
店のわきの硝子が粉々に割れていた。義母が見に行くと一人の男の子が店の角を曲がっていった。
どうして割れたのか・・・?
車が石をはじいたのかな?それとも・・・。
その日のうちに硝子を取り替えた。
次の日、私が店でお客さんと話をしていると、昨日義母が見た男の子が来た。
なんだかとても楽しそうな顔をしている。
よく見ると、手には大人の拳くらいの石を持っている。
男の子は店のわきの方へ行くようだった。
(まさか・・・!)
お客さんの話を止め、急いで店の外へ出て、わきの方へまわった。
男の子は石を硝子に投げた。
「ビシッ!」
硝子にひびが入った。
「何してるの?」私は少し怒ったような大きな声で聞いた。
男の子は慌てる様子もなく、下をむいたまま、
「硝子・・・割れるかなと思って。」と、答えた。
「君はいいかもしれないけど、家はこの硝子が割れたらとても困るんだよ。」
「うん。」と、男の子。
「もうしない。」と言う男の子に、私はそれ以上何も言わなかった。
男の子が二度と硝子を割らないという気がしたから。
ひびの入った硝子は今もそのままになっている。
あの男の子は今でもここを通るのかな・・・?
ひびの入ったままの硝子を見て何を思うのだろう・・・。
キンキキッズの『硝子の少年』。
長女の幼稚園時代に母親たちの踊った曲。激しいダンスに燃えたのだった。
この時期、私は車の中でキンキキッズのBESTを聞く。
暑さを吹き飛ばしてくれそうだから