さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

喜び。

2005年06月29日 | 私ごと
今日スーパーに買い物に行った。

我が家は魚屋で、他にも肉や野菜、その他にもいろいろ置いているので、めったにスーパーには行かない。でも、今日みたいに刺身のつまにする大根がなかったりする時にはしかたなく。

ではなくて、私はスーパーで買い物がしたいのだ
我が家にない、美味しそうなものがたくさんしかも安い
それより、何より嬉しいのが、この買い物かごを乗せたカートを押したいのだ。

私がよく行くスーパーは、あまり知っている人に会わない隣の県にあるスーパー。
そこで、魚屋ではない主婦を気取って買い物をする。
(私はただの主婦よ! ああ・・なんか幸せ
なんて、すました顔でカートを押す。主婦である喜びをかみしめるのだ。

冷凍食品コーナー、パンの売り場、パスタ、コーヒー豆、お菓子、惣菜、肉・・・。
しかし、鮮魚でいつも足が止まる。ここでは、主婦の顔から商い屋の嫁の顔になる
(鮭の切り身、随分薄いな。さんまの開き、鯖、安ったらこ、明太、あっこれ家のと同じだ。刺身、色は盛り付けは値段は・・・)などと、食い入るようにみてしまう。やっぱり私は魚屋の嫁だ・・・

結局、たいした物も買わずに最後に大根を2本買って、そそくさと我が店へと帰るのだった

ちなみに、娘たちが一緒に行く時は、カートの取り合いになり、試食をあさり家でも売ってるウィンナーなんかを買わされるはめになったりするちょっと悲しいときもある。