まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

マッピング・コミュニケーション

2004-09-18 13:41:27 | まちづくりの道具箱
市町村合併やまちづくり条例の作成など、まちづくりの様々な場面で、会議を重ねることが多くあります。
特に新しいアイデアを積極的に取り入れる場面では、斎藤孝さんが提唱するマッピング・コミュニケーションをお薦めしたいと思います。

私も実際にやってみましたが、自由に互いのキーワードを紙に落としていくので、討論のぶり返し(まちづくりでは実に多い!)が解消され、いがみ合うことなしに、非常に充実した会議の時間を持つことができました。合意形成にも有効ですね。


●マッピング・コミュニケーションの進め方●

▼Step1 ペア (小グループ)▼

1)2人1組になって紙を真ん中に置く

2)2人の脳みそをすべて絞り尽くすようにして、そこにキーワードを書いていく

3)2人から4人ほどの組でやると、相互の発言がきっかけとなってアイデアがわきやすい

4)初めは、くだらないアイデアでも書く
 自分のものだけでなく、相手のものも書いてよい
(↑むしろ私は相手のアイデアを中心に書いた(傾聴に重点を置く)方が円滑になるように思う)

5)コツは相手の頭になってあげるということだ

6)15分間から20分間ほどであらかたアイデアが出尽くしたところで、アイデアのベスト3を決める

▼Step2 全体 (グループ対抗)▼

7)全体で集まり、各グループごとに1、2分間でプレゼンテーションをする
 その項目をホワイトボードに書いていく(←各グループの記録者が行ってください)

8)その後に1人が3票ほど持ち、よい案に投票していく
 平均的な回答がそろえばいいというものではなく、傑出したものが一つでもあればいい
 その傑出したアイデアとは、具体的かつ本質的なものだ

(斎藤孝:斎藤スタイル-自分を活かす極意-,2003より抜粋)


信州まち育て研究会のレポートでの実施風景より
↑マッピングシートの事例が出ていて、どんなふうになるのかイメージし易いと思います。
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