まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

「あなたのコミュニティーの持続可能性はどのくらい?」

2007-02-02 07:00:00 | まちづくりの道具箱
(デンマークのエコ村のひとつ「ムンクスゴー」)

旅行社に勤めていた頃、たまたま本屋で手にした雑誌の特集に心動かされました。
Esquire日本版2002年10月号
http://www.fujisan.co.jp/Product/221/b/13121/

特集のタイトルは「北欧へ、スローライフを求めて」。
そこには、当時は存在すら知らなかった「エコ村」が複数紹介されており、そこに暮らす人々の様子が、豊富な写真と共に掲載されていました。中でも、6人ほどの男女シニアが、一つのテーブルを囲んで会話を楽しむ写真が印象的で、その穏やかな表情に、21世紀の持続可能な地域社会の姿を夢見ました。そこには、よそ者を寄せ付けない自給自足村の閉鎖的なイメージはなく、成熟した社会の外に開かれた解放性を感じました。
いずれのエコ村も個性的かつ多様性を備えたコミュニティを形成しているのですが、多くのエコ村に共通する点として、「高度な最新の科学技術」を駆使して環境に配慮するのではなく、これまで人間が蓄積してきた「豊かな知恵」を最大の武器に、無理なく無駄なく自然体で、持続可能な暮らしの実現を目指すということに、大きな衝撃を受けました。そのエコ村の一つが、デンマークのムンクスゴーでした。
その後、レーナ・リンダルさんの「持続可能なスウェーデンツアー2004」参加を機に、そのムンクスゴーへ訪問することにしたのですが、とにかく情報が少なく、スカンジナビア政府観光局からも誤った情報を教えられたくらいで、今振り返ると自分でも「よく行けたな」と、ちょっと驚きです。ムンクスゴーには、その日本語だらけのEsquireが共同食堂に飾られていましたが、「その雑誌を見てここに来た」という日本人が珍しかったようです。最寄駅(?)のロスキレからトコトコ歩いていくのも、きっと私くらいでしょう。

ちょうどエコ村を調べていた頃、グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)というウェブサイトにて、エコ村の活動が世界的な動きとなっていることを知りました。
当時、日本にも既にエコ村を創る運動は、滋賀県(さすが!)等で起きていましたが、GENのネットワークからは、オセアニア・アジア地域では、日本が完全に欠落した状態でした。
そのGENのサイトに久々にアクセスしたところ、日本語ページの存在を知り、びっくりしました。志ある人々が作成して下さったようです(感謝!)。その中に標記タイトルの興味深いページがありました。↓こちらです。

あなたのコミュニティーの持続可能性はどのくらい?
http://ecovillage-japan.net/gen/activities/csa/english/index.php
コミュニティーの持続可能性評価シート(Community Sustainability Assessment)
http://gen.ecovillage.org/activities/csa/English/toc.php
http://gen.ecovillage.org/activities/csa/English/toc.php
↑こちらは英語ですが、翻訳サイト等を用いて、トライしてみて下さい。

(以前、このブログの「まちづくり指標」で紹介したように、日本でも地域の持続可能性指標の試みがなされています。)
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1 コメント

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LCN小諸エコビレッジ (びおとーぷ)
2007-02-10 00:45:05
先日の委員会ではこちらこそ、ありがとうございました。そうですか、、、エッジがきいていましたか、すみません。。。

これからも引き続き情報交換などお願いいたしますね!LCN代表 びおとーぷ
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