ソーシャルキャピタル(社会関係資本)という言葉を日本で耳にするようになった頃、様々な資料を読み漁る中で、この本に出会って「今の日本に必要なのはこれだ」と痛く感心したことを思い出します。自分が読んだのは2005年くらいでした。▼ウェイン・ベーカー著『ソーシャルキャピタル』https://amzn.to/3HobVDZ
一億総活躍社会とか、一人何役とか、これまでだって相当頑張ってきたつもりなのに、まだ . . . 本文を読む
NHK総合『SWITCHインタビュー達人達 周防正行✖️玉川奈々福』11月19日放送
http://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2019-01-19/31/11127/2037199/
映画vs.浪曲による異業種エンタメ対談。いずれも各業界の売れっ子で、非常に興味深い内容でした。
映画では、是枝裕和監督の会社「分福」も現代的な企業組織として面白いですが、同じ映画監督の . . . 本文を読む
久しぶりの更新です。
2004年、このブログを始めてから15年が経ち、ある事実に気がつきました。
前回の投稿も一年以上前。たいして投稿もしないのに、なぜ毎月数百円かかるこのblogを、今も消さずにいるのかと考えたんです。
すると、このblogを最も読み、最も支えられてきたのは、他でもなく、まちづくりに汗し、悩み、一喜一憂してきた自分自身でした。
その間、私の立ち位置も、シンクタンクの研究者から支 . . . 本文を読む
目の前の仕事に追われ進む方向を見失いそうになった時、ふっと思い出す心の座標軸となるのが、宮本常一さんです。
生前にお会いすることは叶いませんでしたが、生まれ故郷の周防大島には二度訪問し、16万キロを歩いたフィールドワークと膨大な量の著作に触れると、宮本さんの問題意識や本質を見抜く洞察力に、強い刺激と励ましをいただきます。
心に響く言葉はたくさんありますが、時折書き留めて何度も見返す言葉をここに記 . . . 本文を読む
「“仕組み”はつくったのに動かない!」こんなことありませんか?
“仕組み(システム)”が動き出すには、“切っ掛け(スイッチ)”が必要です。“切っ掛け”とは何かというと、文字通り加減乗除の「切る(-)」と「掛ける(×)」です。
まず、これまでのしがらみや足枷を“断つ”ことから始まる。次に、推進力となる要素(人)が動き出すように“掛け合わす”こと、つまり化学反応を意識的に仕掛けることでスイッチをONにする。
この“切っ掛け(スイッチ)”をどうデザインするか?が本日のテーマです。 . . . 本文を読む
【共助】という言葉をご存知でしょうか?
阪神大震災の後に浸透したキーワードなので、防災関係の人は詳しいと思いますが、そうでない人も多いと思います。
自力で己を助けるのが「自助」、行政機関が助けるのが「公助」で、その中間でお互いに助け合うのが「共助」です。考え方としては昔からあるので、今さらどうした感もあるのですが、地域のコミュニティ機能が衰退する中、益々重要な事柄として国(内閣府)も力を入れている . . . 本文を読む
内閣府のホームページにて、「マネジメント人材育成支援に関する調査」報告書が公開されました。
テーマは全部で5本。
「経営管理」「法人財務」「外部人材の活用」「地域課題の解決」「企業等との連携」。
このうち4番目「地域課題の解決」と5番目「企業等との連携」が、私の担当テーマ。
いずれも企画段階から構想を練り、講座の実施、最後の総括までしたものですが、特に「地域課題の解決」では、自分の専門領域という . . . 本文を読む
【ロケツーリズムによる地域振興マニュアル】が観光庁のwebサイトに公開されました。
これは、国内唯一のロケ地情報誌『ロケーションジャパン』監修の下、ロケツーリズム連絡会が跡見学園女子大学と連携してとりまとめたもので、
「ロケ地から日本を元気に!」をミッションに、ひたむきにインフラづくりに奔走してきた㈱地域活性プランニングのノウハウが、惜しげもなく紹介されています。
このノウハウがもたらす経済的な . . . 本文を読む
直前のアナウンスですが、画期的な試みなので、シェアします。
【共助社会づくり】は、急速な人口減少が進む日本社会で、非常に重要な命題です。
今回の報告書では、これまでの国政や有識者の言動を短時間で把握するのに最適な内容。
通常、このような報告書は、請け負った事務局が報告書を作成して国に提出し、ひっそりと国のホームページに公開されてお仕舞いになることがほとんどですが、国の担当者も出席して、関心のある . . . 本文を読む
「消滅自治体」の余波が必要以上にローカルの不安を煽っている。
あれは単なる仮説、このままの傾向が続くとこうなりますよ、というシナリオであって、実は同様の推計は何年も前から国や人口問題を扱う研究所でも出してきた。
そのような警鐘がありながら、あまり話題にならなかったのは、どこかよその話だろうと、当事者意識がなかったからにほかならない。その意味で増田レポートが、名指しで「この自治体が危険信号出ている . . . 本文を読む
先般ご案内しておりました連動企画の詳細が決まりましたのでお知らせします。
※6月26日の出版記念パーティは、定員を大幅に上回る応募があったため申込みを締切りました。
お二人の対談をじっくり聞くことができる、こちらのイベントを是非ご利用ください。
【鈴木輝隆先生×原 研哉さん講演会】
「先生は熱く人を結んでいく」
原研哉編 『みつばち鈴木先生――ローカルデザインと人のつながり』(羽鳥書店) . . . 本文を読む
まちづくりの仲間が一堂に会す、楽しい集いのお知らせです。
全国の地域を飛び回り、“みつばち先生”の愛称で知られる鈴木輝隆先生の本が、盟友/原研哉さんの手により、羽鳥書店から出版されることになりました。
最近は、「消滅自治体」のような暗い話題が飛び交っておりますが、そんな今だからこそ、「ローカルは面白い!」と言い続けてきた鈴木先生の活動は、日本の未来を明るく照らし、「地域の魅力を発見する喜び」を . . . 本文を読む
海外にある日本食レストランは5.5万軒以上、この3年で2倍近くに増えたと言われます。ヨーロッパでも外国資本の寿司チェーンが大流行り。
国内では回転寿司の寿司ネタで、最近トロに並ぶほど人気が高いのがサーモン。
そのサーモンで大躍進を続けているのが、ノルウェー産です。
香港、中国、フランスでも売上を伸ばし、今やその伸び率は毎年30%と絶好調。
では、なぜノルウェー産のサーモンが世界中で売れるようになったのか?
ノルウェーがとった国家戦略の秘訣についてメモします。 . . . 本文を読む
近年、コミュニティデザインという言葉も加わり、様々な言葉で語られるまちづくり。地域の衰退に伴い、その活動は全国各地で活況を呈す中、その実、成果を出せないまま頓挫する活動が次々と生まれている。
その一方で、まちづくりと異なるある分野では、数多くの挫折者を救う画期的な取組みがなされていた。救済者の数は、今や二千人に迫る勢い。
はたして【挫折克服の3つのポイント】とは何か?今回は異分野の取組みから、活動継続のヒントを学ぶ。 . . . 本文を読む