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まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

内閣府報告書【マネジメント人材育成(地域課題の解決)】が公開!

2015-04-15 10:43:22 | 官公庁関係資料・書籍
内閣府のホームページにて、「マネジメント人材育成支援に関する調査」報告書が公開されました。
テーマは全部で5本。
「経営管理」「法人財務」「外部人材の活用」「地域課題の解決」「企業等との連携」。

このうち4番目「地域課題の解決」と5番目「企業等との連携」が、私の担当テーマ。
いずれも企画段階から構想を練り、講座の実施、最後の総括までしたものですが、特に「地域課題の解決」では、自分の専門領域ということもあり、講座の講師も務めさせていただきました。テーマによっては講座で使用されたスライドが公開されていないものもありますが、上記2テーマについては個人・団体のプライバシーに関わる情報を除き、可能な限り公開しました。

報告書は分量が結構多いのですが、PDFの最後部にある講座資料を見ると、両テーマでどんな講義がされたかがわかるようになっています。
とりわけ「地域課題の解決」というテーマは、地方創生に関連する内容で、扱う範囲が広いことに加え、地域の置かれた状況は千差万別であることから、限られた時間で何をどのように伝えるか、試行錯誤しました。

研修方針の結論としては、どこの地域でも応用が利くよう、地域課題の解決をどのように進めたら、様々な制約がある中で最大の成果が出せるのか、その基本となる【型】を学ぶことに集約させました。その【型】というのが、世界中のプロジェクトで採用され、高度に洗練されてきた【プロジェクトマネジメント(PM)】です。

しかしながら、【プロジェクトマネジメント】は、国際的な資格試験があるほどのボリュームがあり、資格取得にはかなりの時間と投資が必要となります。また、PMの多くが営利活動で蓄積されてきたマネジメント手法という性質から、企業の論理が通用しない非営利活動にそのまま適用できないことも多いのです。
そこで、2005年に修得した「プロジェクトワークアビリティ(PWA)」に加え、2010年に修得した国内の資格P2M(プロジェクト&プログラムマネジメント)の初級レベル「プロジェクトマネジメントコーディネーター(PMC)」の資格取得を通じて学んだノウハウと、これまで自身が関わってきた地域活動の現場を通して経験してきた体験知を織り交ぜ、地域活動の実践者にもわかりやすく咀嚼・アレンジしたエッセンスをまとめたものにしました。

前例のない地域課題に向き合い、一つの課題を多様なセクターが連携して取り組むには、非営利活動に特化したPMノウハウが不可欠です。
本講座では、【課題(目標)の設定】【対話の場づくり】【推進の場づくり】の3ステップに分けてお話ししました。そのあたりをこの報告書でお伝えできればと思います。

▼平成26年度マネジメント人材育成支援に関する調査
https://www.npo-homepage.go.jp/kaigi/unei-kyouka/2014ikusei-chousa
▼報告書ダイジェスト版はこちら
https://www.npo-homepage.go.jp/uploads/tiikikadai-jri.pdf

なお、今後の予定では、6月or7月に報告書の成果報告会が開催されることになっています。
私も事業パートナーのNPOサポートセンターの方々と一緒に発表します。

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