気付いたら、数日しかねぇじゃんか。
ノンベンダラリと仕事をしていた頃がアホかと思う。
仕事でTシャツ屋の桜井さんと打合せをしていた。
「一ヶ月くらいいなくなるから、先に支払いを済ませたい。」
「そうか、度に出るって言ってたもんね。」
「うん。」
彼は登山が趣味。
「うらやましいなぁ。俺もそういうことしたいなぁ。いいなぁ。いってらっしゃい!」
そうなんだよ。
したい事をするってのは、羨ましさに見える。
逆だったら悔しくも思うかもしれん。
何をするって訳でもない。
「休んだらいいよ。」
ナニカをする前に、そうするべきだと。
言われたからするってのは性に合わないけど、言って欲しかった事を言ってもらえた。
全部隈なく見るってのは無理じゃろう。
でも、日本地図をただ見てる今の俺とは違って帰って来ると思う。
世界を知る前に、まずは己から。
だから日本を見て来よう。
自分の為だけの生涯学習であれば、もっと先でもいいかもしれないね。
でも、年を重ねてから世界遺産などを見てくるよりも、俺は体験として皆にナニカを話したい。
息子に話した。
「なぁ。話しがあるんだけど。」
「なあに?」
「パパね、旅に出る。」
「え?」
「旅。」
「旅?冒険の旅?」
「冒険の旅。いや冒険はしないかな。なんだろう、強くなろうと思って。それをお前に伝えたい。」
「どのくらい?」
「アテなんてないけど、君が夏休みに入る頃には帰って来るから。一ヶ月くらいかな?」
「一ヶ月・・・。誰と?」
「一人で。」
「ええええ?タケチンとかは?」
「今回は一人で。」
「旅の仲間は連れてかないの????」
「一人。」
「・・・。」
「大丈夫だよ。」
「でもさぁ・・・。」
「大丈夫。心配いらないよ。」
「でもさぁ・・・。」
「何があったって、パパはなんとかするじゃんか。大丈夫だよ。」
「そうだね。」
「行ってくるね。」
「うん。って言うか何で?」
「俺がおじいちゃんになった時に世界遺産とかさ、色んなモノを見て君にその話をしようとするじゃない?」
「うん。」
「その頃さ、君は十分に大人なんだと思うんだよ。」
「うん。」
「俺の話よりも友達とか恋人に夢中になってるかもね。だから、君達が小学生のうちに色んな話を出来る人になっておこうと思って。」
「今でも十分だよ。」
「それはまだ君の世界が狭いからだと思う。例えばバイクとか車の免許を取るとね、世界って少し拡がるんだよ。自転車もそうだったでしょう?」
「うん。」
「そんな感じ。世界を知る前に、まずは足元や歴史とか、日本人のことをちゃんと知りたいんだよ。それを話し伝えたいと思う。それで興味という芽が君に芽生えたら、その時には君も行けばいい。」
「うん。」
「行く前までに、秘密基地は仕上げてあげるから。」
「うん。」
「さぁ、宿題やっちまえ。」
「うん。」
少し泣いてた。
心配されてんのかな?
随分と信用がないもんだ。
雄大とも話した。
「すまんが、留守の間よろしく。」
「お~う!任せろ~う!」
「君はサスガに止めないね。」
「止めるもんか~い。行こうとする了ちゃんもすげぇけど、黙って行かせる家族もすげぇ。」
「そういうもんかね?」
「でっかくなって帰って来んのかな~?」
「どうじゃろう?休暇みたいなもんだからね。」
「いや。その結果がまたワクワクしちゃう。」
「じゃあ、してろい!」
「おう!」
タケチンは何の心配もないようだ。
周りが心配してると、
「何が心配なんだコノヤロウ。」
だそうだ。
「一番そういうの心配ねぇ人でしょ、この人!」
ははははは。
その通りだ。
別に国内だしね。
なんでもねぇよ。
俺はただ、全部休むだけ。
社長も、団長も、パパも。
そして、整理する。
企画屋だからね。
任せられない病は治ってきた。
あとは、寂しがり病を治す。
そして、やんなきゃ病も治す。
でも、ギリギリまでガンガンやんなきゃ。
無責任になってしまうから。
行くぞコンチキショウ。
弱いけど、結構強いぞ。
でも本当の強さとは優しさだってね。
のんびり、のんびり。
焦るな焦るな。
いつか死ぬが、それまで懸命に。
驕らず、自重し、整理しよう。
目下の悩みは一日に来るメールの件数が100件以上。
それを一ヶ月後に見る勇気がねぇだろうなぁってこと。
優しくなって帰って来ます。
これじゃ怖いだけさ。
ノンベンダラリと仕事をしていた頃がアホかと思う。
仕事でTシャツ屋の桜井さんと打合せをしていた。
「一ヶ月くらいいなくなるから、先に支払いを済ませたい。」
「そうか、度に出るって言ってたもんね。」
「うん。」
彼は登山が趣味。
「うらやましいなぁ。俺もそういうことしたいなぁ。いいなぁ。いってらっしゃい!」
そうなんだよ。
したい事をするってのは、羨ましさに見える。
逆だったら悔しくも思うかもしれん。
何をするって訳でもない。
「休んだらいいよ。」
ナニカをする前に、そうするべきだと。
言われたからするってのは性に合わないけど、言って欲しかった事を言ってもらえた。
全部隈なく見るってのは無理じゃろう。
でも、日本地図をただ見てる今の俺とは違って帰って来ると思う。
世界を知る前に、まずは己から。
だから日本を見て来よう。
自分の為だけの生涯学習であれば、もっと先でもいいかもしれないね。
でも、年を重ねてから世界遺産などを見てくるよりも、俺は体験として皆にナニカを話したい。
息子に話した。
「なぁ。話しがあるんだけど。」
「なあに?」
「パパね、旅に出る。」
「え?」
「旅。」
「旅?冒険の旅?」
「冒険の旅。いや冒険はしないかな。なんだろう、強くなろうと思って。それをお前に伝えたい。」
「どのくらい?」
「アテなんてないけど、君が夏休みに入る頃には帰って来るから。一ヶ月くらいかな?」
「一ヶ月・・・。誰と?」
「一人で。」
「ええええ?タケチンとかは?」
「今回は一人で。」
「旅の仲間は連れてかないの????」
「一人。」
「・・・。」
「大丈夫だよ。」
「でもさぁ・・・。」
「大丈夫。心配いらないよ。」
「でもさぁ・・・。」
「何があったって、パパはなんとかするじゃんか。大丈夫だよ。」
「そうだね。」
「行ってくるね。」
「うん。って言うか何で?」
「俺がおじいちゃんになった時に世界遺産とかさ、色んなモノを見て君にその話をしようとするじゃない?」
「うん。」
「その頃さ、君は十分に大人なんだと思うんだよ。」
「うん。」
「俺の話よりも友達とか恋人に夢中になってるかもね。だから、君達が小学生のうちに色んな話を出来る人になっておこうと思って。」
「今でも十分だよ。」
「それはまだ君の世界が狭いからだと思う。例えばバイクとか車の免許を取るとね、世界って少し拡がるんだよ。自転車もそうだったでしょう?」
「うん。」
「そんな感じ。世界を知る前に、まずは足元や歴史とか、日本人のことをちゃんと知りたいんだよ。それを話し伝えたいと思う。それで興味という芽が君に芽生えたら、その時には君も行けばいい。」
「うん。」
「行く前までに、秘密基地は仕上げてあげるから。」
「うん。」
「さぁ、宿題やっちまえ。」
「うん。」
少し泣いてた。
心配されてんのかな?
随分と信用がないもんだ。
雄大とも話した。
「すまんが、留守の間よろしく。」
「お~う!任せろ~う!」
「君はサスガに止めないね。」
「止めるもんか~い。行こうとする了ちゃんもすげぇけど、黙って行かせる家族もすげぇ。」
「そういうもんかね?」
「でっかくなって帰って来んのかな~?」
「どうじゃろう?休暇みたいなもんだからね。」
「いや。その結果がまたワクワクしちゃう。」
「じゃあ、してろい!」
「おう!」
タケチンは何の心配もないようだ。
周りが心配してると、
「何が心配なんだコノヤロウ。」
だそうだ。
「一番そういうの心配ねぇ人でしょ、この人!」
ははははは。
その通りだ。
別に国内だしね。
なんでもねぇよ。
俺はただ、全部休むだけ。
社長も、団長も、パパも。
そして、整理する。
企画屋だからね。
任せられない病は治ってきた。
あとは、寂しがり病を治す。
そして、やんなきゃ病も治す。
でも、ギリギリまでガンガンやんなきゃ。
無責任になってしまうから。
行くぞコンチキショウ。
弱いけど、結構強いぞ。
でも本当の強さとは優しさだってね。
のんびり、のんびり。
焦るな焦るな。
いつか死ぬが、それまで懸命に。
驕らず、自重し、整理しよう。
目下の悩みは一日に来るメールの件数が100件以上。
それを一ヶ月後に見る勇気がねぇだろうなぁってこと。
優しくなって帰って来ます。
これじゃ怖いだけさ。