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LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

東京・春・音楽祭2020 イタリア・オペラ・アカデミー特別公演

2020年01月25日 | クラシック音楽

 

東京・春・音楽祭に

 

 

 

 

 

|ω・`)ノ ヤァ

 

 

 

 

 

何事かと申しますと、今年の東京・春・音楽祭

 

イタリア・オペラ・アカデミー特別公演
リッカルド・ムーティ introduces 若い音楽家による《マクベス》(抜粋/演奏会形式/字幕付)

 

に、マクダフ役にて出演することが決定しました!!!

 

↓↓↓証拠↓↓↓

詳細はこちら↓

イタリア・オペラ・アカデミー特別公演
リッカルド・ムーティ introduces 若い音楽家による《マクベス》(抜粋/演奏会形式/字幕付)

 

なんか色々すっ飛ばしてエライとこに入ってしまったような・・・・(;´Д`)

 

この演奏会はイタリアオペラの巨匠リッカルド・ムーティ氏が、若き指揮者の為に開かれたアカデミーの修了演奏として開催されるものです( ・∀・)

 

ですのでマエストロ・ムーティの指揮で本番を歌えるわけでは無いのですが、稽古期間内には、マエストロ直々のピアノリハーサルも組まれており、初役であるマクダフをムーティ氏から指導頂けることはオペラ歌手としてこの上ない喜びであり、同時に決して失敗できない恐怖(笑)という2色のマーブル模様となっております・・・

 

 

 

精神的な疲労で痩せないかな・・・・

 

 

 

痩せないだろうな(笑)

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気分はすでにバレンタイン

2020年01月16日 | クラシック音楽

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

と言ってすぐにヴァレンタインの告知です(*ノω・*)テヘ

 

 

 

いや~年末年始忙しかったんですよ~(言い訳)

 

 

 

北海道から戻ってきてすぐに某◯響第九5日間→諸事情により帰省→年始は某◯期会オーディション→来週は大学院生修了試験に助演として参加

 

 

特にオーディションが過去最高に大変でした(;´Д`)

 

もはや「参加することに意義がある」という認識・・・

 

 

さて、気がついたら割と差し迫っていたこちらの演奏会を宣伝させていただきます(`・ω・´)ゞ

 

考えてみたら都内で演奏するのは随分久しぶりな気が・・・・・(笑)

 

お声がけくださった平井秀明氏は、昨年出演したオペラ「白狐」の作曲兼指揮者で、今回のお話はその稽古中にいただいたものです( ・∀・)

 

プログラムはズバリ「愛にちなんだ曲」!

ヴァレンタインですからね!(そもそもオペラや歌曲で愛にちなんでいない曲の方が少ないか・・・・)

演奏する曲にはオペラ「白狐」からアリアと重唱もあります!
岡倉天心のオペラ台本から作曲された大変珍しいオペラで、平井さんの作曲された美しいメロディーに乗せてお届けします( ・∀・)
昨年の公演は新潟県妙高市でしたので、聴きたくても来られなかった方がたくさんいらっしゃるかと思います。
是非、この都内で聴ける貴重な機会をお見逃しのないよう!(^o^)

 

さて、僕はチラシに記載のあるだけでも

”崇高な光が、世界を満たし”・・・ハイC1回

”冷たい手を”・・・ハイC1回

”ああ友よ、なんて楽しい日”・・・ハイC9~11回(歌手の気まぐれ)

 

と、相変わらずアゲアゲで行きます(笑)


指揮者・平井秀明プロデュース

ヴァレンタインに贈る“愛の二重唱”2020

【監修・お話】
平井秀明(指揮者・作曲家)

【出演】
三宅理恵(ソプラノ)
芹澤佳通(テノール)
 木村裕平(ピアノ)

【チケット】
全席自由5,000円
※ヴァレンタイン・パーティー1,000円(別途)
(立食形式/事前申込制)

【お申し込み】
チラシ記載のアリオーソLLC企画制作部でもOKですが、こちらでも承ります!

お申し込み専用フォーム
(クリックまたはタッチで開きます)

メールでのお問い合わせはこちら
teatrogoloso@zoho.com

FAXでのお問い合わせはこちら
03-6745-9117

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております!

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第6回帯広市民オペラ「カルメン」終演

2019年12月24日 | クラシック音楽

もう気がつけば一週間以上過ぎてしまいました。

 

去る12月15日、2日間に渡る第6回帯広市民オペラ「カルメン」が終演しました。

終演からこの記事の投稿まで少し時間が経ってしまいましたが、それはあまりにも多くの想いが湧いてしまい、そのどれもが素晴らしい経験であり言葉にすると本来の意味が薄れてしまう、そんな気持ちで中々執筆が進みませんでした。


思い出してみると僕が初めて関わったオペラは「カルメン」でした。


1998年11月、常葉学園橘高等学校音楽科2年生の時、静岡県オペラ協会の主催公演で、ズニガには恩師である打田忠義先生、そしてエスカミーリョは大島幾雄先生で、僕はエスカミーリョの横で槍を持って立ってる闘牛士の一人として出演しました。


あれから21年が経ち、闘牛士から竜騎兵に・・・まさか自分がドン・ホセを歌う日が来るとは・・・

 


きっかけは全く別のオーディション。

 


そのオーディションの夜、電話が鳴り、吉報かと思い取ると・・・

 

松下さん「北海道でカルメンやるんだけど、芹ちゃん、ドン・ホセ歌う?」

それが2018年12月3日の夜。近所のSEIYUで買い物中のことでした。



「え??・・・僕が受けたのは詩人の役で、軍人では無いはず・・・・・」


これが最初の反応(笑)

混乱しかありませんでしたが、2018年は自分にとって2回目の大きな変革の年。

「これもなにかの縁か・・・」と、お引き受けさせて頂きました。



そしてその日から2019年12月15日までの377日。

 


2019年8月から帯広で集中音楽稽古が始まり、人生初の北海道へ。

 

北海道だからどこでも美味しい海鮮が食べられるのかな~って思っていたら帯広の名物は豚丼!

(ハゲ天さん、いつもお世話になりました!)



 

当然知り合いは今回ドン・ホセにスカウトしてくれた指揮者の松下京介さんだけであり、それ以外の人は全員初めまして。

 

芹澤というテノールを誰も知らない土地。

ただあるのは東京から来た「ゲスト」という名の他所者枠。

 

これは孤独な戦いになりそうだ・・・・と覚悟を決めたが・・・・

 

終演後の楽屋通路



終演直後の緞帳裏

 

お世話になった練習ピアニストの皆さんと

(芹澤の左:カルメン棚瀬麻実子 芹澤の右:ミカエラ石岡幸恵)

 

開演前に小ホールにて記念撮影!

 

帯広で出会った人は皆あたたかく、ホールにいても、舞台裏にいても、舞台袖にいても、楽屋にいてもどこにいても常に楽しく、明るい現場となりました!

 

(最終的にB組(芹澤出演日組)は、「女性ソリスト楽屋」を男女共用で使用するほど仲良くなってましたw)

 

15日は満員御礼!!!

 

万雷の拍手に応える、最高のカルメンを演じてくださった棚瀬麻実子さん

 

舞台を支えてくださったスタッフは、帯広市民ミュージカル(通称obiカル)やその他市内の劇団等で活動されている地元の方々が中心。

みんなのおかげで本当に舞台上が楽しかった( ・∀・)

とくにobiカルさんは、その翌週(!?)12/22に同じくこの大ホールで公演があるとのことで、本来なら稽古も佳境に入って自分たちの公演に集中したいはずなのに、直前までこちらが心配になるほど毎日朝から夜までホールに居てくださいました!

これでも一部です!!!時間と共に品数が増え、豪華になって行きます(笑)

 

自身も劇団を持つ地元のスタッフ楠村さんは、裏方として舞台スタッフの為に(スタッフは食事に出る時間がないので)豪華なケータリングをいつも用意されてて、キャストの水も常に気にかけて下さいました。

許可のもとつまみ食いさせて頂きましたがメチャクチャ美味しかったです!!!

 

翌日には地元新聞にも掲載されました(^o^)

 

感謝の心を伝えたい方はまだまだたくさんおり、ここまででご紹介させて頂いた方々は本当に一部分です・・・

ホテルから稽古場まで、ローテーションを組んで送ってくださったピアニストの皆様、合唱団員の皆様、スタッフの皆様。

僕の表現力を最大限に引き出してくれた素晴らしい演出家の喜田さん。

本番フィナーレで「芹ちゃんが吠えている!!もっと音量をっ!!!」とオーケストラを煽ってくださった松下さん。

僕の感情の波を正面から受け止め、あの微笑みで一蹴してくれたカルメン役の棚瀬さん。



そのどれもが美しい思い出です。


オペラ歌手は一つの作品に関わる時間が長いため、よく◯◯ロスを起こします(笑)

僕は「カルメンロス」にはなっておりませんが、「帯広のみんなロス」には確実になってます。


「僕にもこんな風に寂しく想う気持ちがあるのか・・・」と気づかせてくれた帯広に感謝しつつ、また同地で演奏出来ることを信じて。




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シェフの心理状態が気掛かり

2019年12月06日 | クラシック音楽

12周年を謳った記事から一気に日が空いてしまうのは通常運転

 

来週14日、15日に本番をむかえる帯広市民オペラ「カルメン」の稽古も佳境に入り、僕自身は先月末から帯広に滞在しております(`・ω・´)ゞ

 

さて、そんな帯広ですが到着早々こんな感じに・・・

「Alexa、横断歩道の場所はどこ?」

 

 

現状は溶けて固まってを繰り返しツルッツルです(;・∀・)

 

人生初の「冬靴」を購入し「おっしゃー!これで怖いものなしだーー!!」と意気揚々と踏み出すも氷の上は滑る模様・・・靴底に噛ませるタイプのスパイクも購入しました(笑)

 

なお、帯広市民Aは「スパイク?買ったことない(ニコッ」

 

 

さすがだね・・・・知っていたよ・・・君たちが特殊能力を有している種族だということは・・・・だってあれだろ?君たちは天井に張り付いたまま行動することが出来るんだろ?だって・・・・・・

 

これは設置ミスではなかったんだ・・・・・・・・

 

 

 

さて!

日々稽古が組まれておりますが、先日は帯広市内から離れ、中札内(なかさつない)にあるホールで初日組の通し稽古(公開)が行われました(・∀・)

待機する場所がなかったので2階席からぼーっと・・・いや、キリッと眺めていたらそれは唐突にやって来た・・・・・・

 

第二幕、エスカミーリョがまさにこれから登場する場面(舞台後ろから見ている構図:写真の上が客席方向)

「あれ?この光景見たことある・・・」

 

そのデジャブにも似た感覚を必死に手繰り寄せ、一体この感覚はどこから来たのか?と、中札内村という生まれて初めて訪れた村で自身を襲ってきた感覚に自問自答を繰り返していると・・・

 

・・・( ゚д゚)ハッ!・・・ソウイウコトカ!!!

 

ついにその答えに行き着いた芹澤は、そのぼんやりとした記憶を形にしようとすぐに作業に取り掛かった!

 

これだ!!!

あ~スッキリした(*´∀`)

 

スッキリしたところで最早毎日食べていると言っても過言はなく、むしろ食べ過ぎている豚丼の名店へ~(・∀・)

 

おや・・・・・?

 

いつもとなにか様子が違っている・・・・

 

 

いつもはこんな感じの盛り付けが↓

 

その日は・・・

 

シェフ、なんか嫌なことでもあったのかな???

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祝!12周年!!

2019年11月23日 | クラシック音楽

2019年11月23日を持ちまして、なんとこの「舞台裏カフェ La caffetteria di retroscena」が


12周年を向かえました!!!

 

ブログ開設から本日で4380日!

 

ま、途中全然書いてない時期もあったけど(笑)

 

継続は力です!(なんの?)

 

 

ということで写真も何もありませんが、これからも芹澤とこのブログをよろしくお願いいたします( ・∀・)


追記(23日午前5時30分)

あまりにも簡素な記念日なので、朝一の羽田空港内に設置されたクリスマスツリーを独り占めした写真を貼り付けます(笑)




今日から帯広カルメンの通し稽古が始まります!

寒いんだろうな〜⋯⋯


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天皇陛下御即位記念 オペラ「白狐」終演(写真多め)

2019年11月19日 | クラシック音楽

11月17日に妙高市文化ホール(新潟県妙高市)にて、オペラ「白狐」が満員のお客様を向かえ、多くの方々のご尽力のお陰で無事終演致しました!

 

当初はチケットの売れ行きが芳しくないようでしたが、本番2日前から当日にかけて300枚ほどの駆け込み需要?があったようで、当日券も出ない(売り切れて)状況に!(゜o゜;

 

本当に驚きました・・・

 

この作品が如何に地元の方々に愛されているかが伝わって来ます・・・

 

色々な思いはあるのですが、言葉にするのは難しく、言葉にすれば薄れてしまいそうな気がして上手く表現出来ません(;´Д`)

 

なので、今回の記事は写真を多用し、当日の会場に来ることが出来なかった方々にこの作品の素晴らしい世界観をおすそ分けしたいと思います( ・∀・)

 

なお、使用している写真は本番のものではなく、HP(ハウプトプローベ:衣装は着用するが、化粧はしないで行う通し稽古)と、GP(ゲネラルプローベ:本番同様の衣装、メイクで行う最終通し稽古)のものです。

 

 

まず舞台

なんと全幕通して常設されているセットはこの円柱のみ!

この円柱が「白狐の結界」、「葛の葉のお屋敷」、「森の中の狐の住処」、「コルハと保名の隠れ家」の全てを表します!

 

【第一幕】

白狐(コルハ)を追い詰めた悪右衛門は、コルハの持つ宝玉を奪い取る。

 

一度は悪右衛門に奪われた宝玉を取り返したコルハ(白狐)に、

「善行を積み、より高き化身を求めよ」と語る保名

 

コルハを森に残し、葛の葉が待つ屋敷へ戻る保名。

この日は葛の葉の誕生日であった。

 

そんな祝の場に突如攻め入って来る悪右衛門と家来達。

 

舞台袖からの貴重なショット!

 

女中達が次々と切られていき、保名は悪右衛門に斬りかかろうとする。

しかし保名は悪右衛門の手下に行く手を阻まれ、鍔迫り合いをしている背後から悪右衛門に切られてしまう。最後の力を振り絞り葛の葉の手を取ろうとするが、掴んだのは着物の袖であった・・・

 

【第二幕】

狐の妖精たちが女王コルハの登場を待ち望んでいる。

 

先の戦いで背中に傷を追った保名は、その痛みと熱にうなされながらも葛の葉を探し、朦朧とする意識の中で森の中の泉にたどり着く。なんとそこには葛の葉の姿に変身したコルハが居た。

 

泉に映る葛の葉の姿を「消えよ、偽りの化身よ」と、その水面を弾いてみるも、やがて後ろから聞こえてくる声に、葛の葉の存在を認める。

 

かつて保名に宝玉と命を助けられたコルハは、瀕死の傷を追った保名を助けたい一心で葛の葉に変身し、傷を癒やすための隠れ家に連れて行く。

 

一方、保名から奪った葛の葉が一向に心を開かないため、惚れ薬を作るための薬草を探しにやってきた悪右衛門たちを、葛の葉に変身したコルハと、人間に化けた狐の妖精たちが酒宴に招待する。

 

兵士たちが酔っ払ったところで狐の妖精達は兵士たちを噛み殺し、悪右衛門を取り囲む。そしてその爪で悪右衛門を引き裂き、コルハの復讐が成し遂げられる。

 

【第三幕】

3年の時が流れ、保名と葛の葉(コルハ)は1人の子供をもうける。

 

ある日、巡礼の行列が隠れ家の前を通る。話を聞くとそれは保名を探し続ける葛の葉の家来達であった。「このまま保名様が見つからなければ、姫は明日出家をし、尼になる」と伝えられ、コルハは自らの行いに葛藤し、保名との別れを決意する。

 

葛の葉(コルハ)の様子がいつもとは違うことに気がつく保名だか、その真意まではわからなかった・・・

 

意を決した葛の葉(コルハ)が自分の袖を引き裂き、「巡礼者の中に、失われた許嫁に思いを寄せる美しいおなごが・・・その者にこの袖をお渡しください」と保名に託す。そして「慈悲深い声はかつて私に命じた。仏の慈悲を信じて、善行を積み、より高き化身を求めよ」と続け、袖を受け取った保名は何かに気付き始める・・・

 

葛の葉(コルハ)に言われるがまま、巡礼者たちの向かったお堂へたどり着いた保名は、そこで葛の葉と再会を果たす。そして葛の葉と共に、3年間過ごした隠れ家に戻ってきた保名は、コルハの姿が無いことに気がつく。しかし家の中には「あなたの胸にコルハは、私の心を残します。」という書き置きと、宝玉を抱いた赤ん坊をだけが残されていた。

【完】

 

 

過去一番写真が多い記事となりましたが、いかがでしょうか?

ここには音楽がありませんが、それでもこの作品の世界観は伝わったかと思います。

 

そして、写真をご覧いただければわかる通り、衣装、照明が素晴らしかったです!

第三幕で、壁に掛けられて居たのは、こちら↓

 

ホールに隣接する障害者施設にて織られた「さをり」という織物です。

第三幕の写真をどうぞ見返して見てください。

まるでこの日のために織られたのかと思わんばかりの美しさを舞台に与えてくれました!

 

 

自分で言うものもなんですが、今回の舞台は本当に素晴らしいものでした。

このオペラ公演に関わった全ての人が「チーム白狐」の一員であり、この度の大成功は誰一人欠けてもなし得なかったことだと思います。

 

稽古開始から本番まで2ヶ月なかったのはいささかスリリングでしたが、それも今となっては良い思い出です(笑)

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天皇陛下御即位記念 オペラ「白狐」全3幕

2019年10月25日 | クラシック音楽

オペラ「白狐」全3幕・日本語版
【翻訳・台本・作曲・指揮】平井秀明

 

 

このところ、北海道に行っていない時は来月に迫ったこちらのオペラの稽古に励んでおります( ・∀・)

 

で、

 

早速ですが気になった方もいると思います。

 

『日本語版』

 

という表記。

 

原作は岡倉覚三となっておりますので、書いたのは日本人です・・・・皆さん、この人物ご存知ですか?

 

知らない?

 

では岡倉天心は?

 

と書くと、気がつく方もいらっしゃるかと思います。

 

岡倉覚三とは、岡倉天心の本名であり、岡倉天心といえば「茶の本」の著者です!

 

「茶の本 The book of tea(原文英語)

日本の茶道を欧米に紹介する目的で、1906年(明治39年)、米国ボストン美術館で中国・日本美術部長を務めていた天心が、ニューヨークの出版社から刊行した。茶道を仏教(禅)、道教、華道との関わりから広く捉え、日本人の美意識や文化を解説している。

 

そう、この岡倉覚三氏は、明治の時代に英語で本を出版したほど英語が堪能な人物だったのです!

 

この「白狐」という作品が誕生した経緯ですが、ウィキペディアには以下のような情報がありました↓

『1913年(大正2年)、ボストンに歌劇場ができることを聞き、葛の葉を題材としたオペラ「白狐」を書き、アメリカでの支援者のひとりであるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館のガードナー夫人に贈る。その作曲は親交のあったチャールズ・マーティン・レフラーに委ねられたが、作曲の筆が遅く、結局完成されなかった。』


ここで「葛の葉」という新しいキーワードが出てきましたね。

 

そうなんです、この「白狐」は、人形浄瑠璃や歌舞伎で有名な「蘆屋道満大内鑑」(通称:葛の葉)をオペラ化したものなのです!

 

そもそも「葛の葉」とは1000年を生きる伝説の狐とのこと。民間伝承から成り立ったお話ということで、調べていくと話のバリエーションが様々あります。

 

ということで、ここでは岡倉覚三のオペラ台本「白狐」に則した解説をしていきます(`・ω・´)ゞ

 

登場人物

    コルハ・・・・白狐
    保名・・・・・阿倍野の国守 ※読み方(やすな)
    葛の葉・・・・保名の許婚
    悪右衛門・・・葛の葉を恋する魔道の武士 ※読み方(あっけいもん)
   

  合唱

  葛の葉の従者(女声合唱)
    狐の乙女たち・コルハの従者(女声合唱)
    悪右衛門に仕える狩人、兵たち(男声合唱)
    巡礼者たち・・・葛の葉の家臣(混声合唱)
   

  コルハと保名の稚児(後の安倍晴明)

 

概要

【第一幕】
コルハ(白狐)が持つ宝玉の力によって、悪右衛門は保名を恋い慕う葛の葉を、我が物にしようと企んでいる。悪右衛門は配下の狩人らと共に、保名の領地である阿倍野の荒野にコルハを追い込む。そして狐に傷を負わせ宝玉を奪い、とどめを刺そうとしたとき保名が現れ、葛の葉の誕生日という恵みの日を冒涜する振舞いを禁じ、悪右衛門を追い払い、コルハに宝玉を取り戻してやる。
葛の葉の誕生日の祝宴のさなか、保名の城は炎に包まれ、悪右衛門とその大軍が突如乱入する。悪右衛門は保名に傷を負わせて圧倒し、葛の葉を自分の城へと連れ去る。
保名の手の中には葛の葉の袖だけが残る。

 

【第二幕】
森の中で、狐の乙女らが月光の下で踊りながら、女王コルハの目醒めを待っている。コルハは月に懇願し、葛の葉へ変身するための助力を仰ぐ。恩人保名を救う手立てがあるとすればそれだけであった。保名は今、悲嘆と負傷から気を狂わせ、未だに葛の葉の引き裂かれた袖をその手に掴んだまま彷徨している。森の中で葛の葉に変身したコルハを見た保名は、葛の葉を見つけたと信じ込み、導かれるまま深山の隠れ家へと赴く。一方その頃、悪右衛門とその従者達が森を徘徊し薬草を集めている。彼等はそれをもとに愛の媚薬をつくり、一向に心を開かない葛の葉に飲ませるつもりである。コルハは葛の葉の姿のまま森に戻り、狐の乙女らと一緒に彼らに身を任す振りを装う。悪右衛門とその従者たちは、色香と酒とで歓待を尽くされ、魅惑的な女たちを追いかけていく。だが、彼女たちの導く先は断崖であり、彼らはそこから湖水に転落してしまう。

 

【第三幕】
コルハ(葛の葉)は隠れ家で稚児に歌をうたってやっている。巡礼の一団が現れ、施しを乞うてくる。その悲哀の歌が琴線に触れたコルハは施しを与え、巡礼の事情を尋ねる。そして、彼らが葛の葉の家臣であり、今はお堂へ向かう途中だということを知る。そこは三十三番目の最後のお堂であり、彼らはそこで保名の帰還を神に祈っていた。観音の慈悲の望みも絶たれ、葛の葉は尼になる覚悟でお堂で待っていると。 彼らが行ってしまった後に保名が現れる。コルハは複雑な気持ちで保名と顔を合わせるが、保名はそれを理解できない。コルハは袖を引き裂き、これをお守りだと言ってお堂にいる少女へ渡して欲しい、と保名に頼む。コルハの物々しい言葉に驚いて、保名は気の進まぬながら、その慈悲深い思いを伝えるべく出掛けて行く。稚児へお祈りをしながら、コルハは宝玉をその子に与え、書き置きを残す準備を整える。 法力が剥がれ落ち、狐の姿を取り戻しはじめたコルハの手は狐の前脚に戻ってしまい、筆を口に咥えてようやく書き物をしたためる。狐の姿に戻ったコルハは、窓を跳び越え森の中へ入っていく。不可思議な恩人と過ごした隠れ家に葛の葉と共に戻って来ると、書き置きを見つける。保名は彼女がかつて助けてやった妖狐だと思い至り、ひざまずき祈る。一方、葛の葉は子供を腕に抱きかかえ、愛を求める泣き声に応える。

 

・・・

 

以上が、各幕の概要となります!

 

このオリジナル英語テキストを平井秀明さんが翻訳・台本・作曲・指揮と超人的な偉業を成し遂げ、物凄く美しい音楽に彩られております(´;ω;`)ブワッ

 

僕は平井秀明さんと共演するのはおろか、お会いするのも今回が初めてだったのですが、なんと平井さん・・・・

 

あの大作曲家、平井康三郎氏のお孫さんだとか・・・・

 

ウィキペディアにご一家のことが様々載っていますが、それを読んでると「遺伝ってホントにあるんだ~」ってアホみたいな顔になってしまいました(笑)

 

サラブレッドが過ぎるw

 

平井さんをサラブレッドとすると、音楽とは無縁の家庭で育った僕は差し詰め(笑)

 

こんな二人が出会ってしまえるのも音楽の素晴らしいところです( ・∀・)

 

 

演出の森山さんは、2017年の相模原シティオペラ「椿姫」で初めてお仕事させていただき、演劇界での手法を取り入れた役作り、人物像の構築方法はその後ずっと僕の中で生きていました。

 

今回が2年ぶりのお仕事となりますが、改めてその手腕に驚かされます。

 

先入観を捨て、物事を冷静に見る力。

 

それを教えてくださった方です( ・∀・)

 

 

 

稽古風景なども撮影出来れば、今後ご紹介したいと思います(`・ω・´)ゞ


 

天皇陛下御即位記念
オペラ「白狐」全3幕 日本語版

【翻訳・台本・作曲・指揮】
平井秀明

【演出】
森山太

【管弦楽】
白狐スペシャルオーケストラ

【キャスト】
國光ともこ:コルハ/葛の葉
芹澤佳通:保名
豊嶋祐壹:悪右衛門
佐藤友美:乙女/狐の妖精/巡礼の女
武藤正晃:狩人/巡礼の男

【会場】
妙高市文化ホール大ホール

2019年11月17日(日)
開場13時30分 開演14時00分

チケット(全席自由)
2000円(一般)
1000円(高校生以下)

 

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芸術鑑賞会@栃木

2019年10月22日 | クラシック音楽

10月21日。

 

この日は朝5時59分の電車に乗ることからスタート(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

 

甚大な被害をもたらした先の台風の影響で、まだ全線復旧に時間がかかる上に各種特急も止まるんだか止まらないんだかあるんだかないんだかよくわからない状況の中、栃木県にある農業高校の芸術鑑賞会に馳せ参じました。

 

ホールへ向かう道中で目に入ってくるのは台風被害(河川の氾濫)の爪痕

街の様子は悲惨なれど、一定の落ち着きは取り戻している様子

 

そんな中で開催された1200人収容可能な栃木文化会館大ホールでの高校生のための芸術鑑賞会は、いつもとは違った意味合いを感じざるを得ない演奏会。


各地での台風被害の報道を受け、失礼にあたらないタイミングを見計らいつつ、学校とホールの両側に連絡を取り、実施するかキャンセルになるか、実施となった場合どうやって会場まで向かうのか、各路線の状況を事前に何度もみどりの窓口まで確認してくれた、主催者でもある後輩。


その小さな体一身で重責を背負おうとする姿はとても勇敢であり、小さな背中はとても大きく頼もしかった。

(↑FBで投稿した際、「小さい小さい言い過ぎです」ってお叱りをうけましたw)

 

芸術鑑賞会のプログラムはとてもユニークなものであり、高校生たちは静かに・・・・しずか~に聴いていた・・・・・・・・・(お察しの通りw)

 

終演後

 

タイトル「キレイに90度」

 

「クラシック音楽が何かに役立つか?」

 

これは別に高校生から直接問われたものでは無いのだが、会場に向かう道中で災害の爪痕を見ていたときに、ふと頭に浮かんだ問。

 

 

役立つか役立たないか・・・僕はこう思う。

 


「大抵の場合、役に立たん。」

 

そもそも役に立つことを念頭に誕生したものでは無い。


では「有益なものか無益なものか?」

 

答えは人それぞれ。


今日の演奏を聴いて『クラシック音楽は退屈だ』と思ったなら、『クラシック音楽=退屈である』という本人にとっては有益な情報を得ることが出来たと言える。

もし10年後、20年後、『そーいや~高校の時クラシックの演奏会をホールで聴いたな。取引先の担当者、趣味でサックス吹いてるっていうし、ちょっと話のネタに使うか』と、今日の経験を活かす機会が訪れた時、この経験はさらに有意義なものへと変化する。

 

答えはすぐ出るものではないし、不変的なものではない。

 

その人の、その時々に応じて変化していくものだと思う。

 

あの日出会った高校生達が今後どの様な道を歩んでいくか知る由もないが、今日彼等が出会った大人達が少しでも彼等の心に何かを残せたのならば、「クラシック音楽が役に立った」と言えるのではないだろうか( ・∀・)

 

思考を常に柔軟に、選択肢は多く持っている方が良い。

 

さて、皆さんの頭の柔軟さを図るにうってつけのものが栃木駅構内にありました( ・∀・)


問1.とある部分がスケスケに見える裸婦坐像。さて、どこが透けているのか?

(注意:ケガレタ大人には見えない)




【答え】

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平和を愛する男

2019年10月17日 | クラシック音楽

ここのところ週末はこちらにお邪魔しています↓

 

 

最初「カツゲン」って聞いたときは『活源?効きそうな栄養ドリンクだな!』と思いましたが、まさかこんな平和の使者のような飲み物だったとは・・・・

 

北海道には今月まで稽古の為に月に2度の頻度(各2泊3日)で滞在しております(`・ω・´)ゞ

 

 

会場となる帯広市民文化ホールは帯広駅から徒歩2~3分程の好立地にあります。(雪が降っても安心!ただ電車の本数は1時間に2~3本程度!)

 

ホール内にもポスターが掲示してあります!

 

先日は結団式なるものがホールで催され、その際、2幕フィナーレの合唱をソリスト・合唱団で歌った時の写真が地元新聞に掲載されておりました( ・∀・)


模範的日本国民の式典等に臨む姿ですね( ・∀・)

 

流石に何度も訪れるているのに本場の豚丼(空港で食べたけどw)を食べないのはもったいない気がし、結団式後の空き時間に食してきました(ΦωΦ)フフフ…

 

 

ふはははは

 

帯広市内は既に紅葉が始まっており、公園では色の変化が季節の移り変わりを表してくれていました( ・∀・)

 

秋って感じですね~

 

紅葉の色合いを見ると、ついつい「秋の新作」に手が伸びてしまうんですよね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアイマスクをクラスJの座席で着用すれば気分は勝ち組(ΦωΦ)

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サンタは台風に乗って

2019年10月09日 | クラシック音楽

また台風が来てますね~

 

前回の台風のとき、うちの目の前の通りは川になっており

 

 

 

「ちょっと用水路の様子を見てくる!」

 

 

 

なんて外に出たら二度と戻って来れないほどの風雨でした(笑)

 

 

今回の台風はボジョレーよろしく今年最強との呼び声高い19号”ハギビス

 

 

 

呼称に濁点が2つあるとボス感でるよね・・・(笑)

 

 

本日は明日に控えたオペラサロントナカイ公演「ラ・ボエーム」ハイライトの最終稽古がありました。

 

第二幕より「ムゼッタのワルツ~フィナーレ」

 

 

 

稽古前にベトナム料理のお店で昼食を取る( ・∀・)

 

 

昼食を取りながら今回のキャストに関して話していると、なんと僕が最年長・・・・

 

 

 

マジかよ・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 

「冷静と情熱のあいだ」が通じないミミとマルチェッロ

 

 

聞けばその当時小学生とのこと・・・・・

 

 

 

 

令和生まれと共演することもそう遠くない未来、ということか・・・・

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とある声楽家の日常 その5

2019年09月28日 | クラシック音楽

どこに需要があるかわからない「とある声楽家の日常」シリーズ※

 

※もともとは「ある声楽家の日常」でしたが本日全てのタイトルに「」を挿入しました(笑)

 

 

演奏家の日常は最早皆さんご存知の通り、とても地味なものです(´・ω:;.:...

 

 

皆さんの前に立つための準備に日々の時間を費やします。

 

その中でよくわれわれが使用する用語があります(ΦωΦ)フフフ…

 

それは・・・

 

 

合わせ

名詞あ-わせ 発音:A-wa-se

 (出典:芹辞林)

 

特に声楽家は頻繁に使用する用語です。

 

単純に「合わせ」と言うと、その殆どは「ピアニストとの(伴奏)合わせ」を指し、それがオーケストラとのものになれば「オケ合わせ」と言います。

 

要は音を伴った「打ち合わせ」ですね( ・∀・)

 

僕は10月~12月にかけて演奏会1つ、鑑賞教室(高校生対象)1つ、オペラ2つが決まっているため、それぞれに対して「合わせ」※が発生します。

 

※オペラの場合は「稽古」といいますね(笑)

 

 

オペラの様に大規模なパフォーマンスの場合は、みっちりと何度も何度も稽古を重ねて本番を迎えますが、小規模のもの(ここでの「規模」は主に演奏に関わる人数のこと)は2~3回の合わせたら本番ということもあります。

 

例えば、10月10日のこちらのトナカイ「ラ・ボエーム」ハイライト

この公演に関しては当日のリハーサルを除いて2回の合わせしかありません。

 

対してこちらの北海道、帯広市民オペラ「カルメン」(詳細はまた後日)

 

この公演に関しては8月に東京組最初の音楽稽古(帯広にて)があり、9月は一旦何もなく、10月から週末はほぼ帯広に滞在しての稽古となります。

 

そして時期は前後しますがこちらのオペラ「白狐」(こちらも後日詳細を書きます!)

日付を見ると11月17日公演とのことで、前述のカルメンの稽古のさなかでの本番!

今年は何かと北に縁がある様子( ・∀・)

こちらのオペラ「白狐」に関してはおもしろエピソードもありますので、次回の記事で紹介します(笑)

 

 

で、時間は戻り、昨日あった合わせは、増税開始の10月に栃木県の某高校で実施される鑑賞教室の為の合わせ( ・∀・)

 

歌手3名、ヴァイオリン1名、フルート1名、ピアニスト1名での公演となり、そこそこの大所帯!

 

歌手3名に関しては顔見知りではあるが、こういった形での共演はほぼ初めて!

もちろんヴァイオリン、フルート、ピアニストも各々がそれぞれに初対面(笑)

 

各人に掲載の許可を取っていない為、顔だけ隠してあります。

 

そしてこれが記念すべき最初で最後、公演1ヶ月前にして唯一の合わせ・・・・(笑)

 

決して鑑賞教室という公演を軽んじているのではなく、逆に、「高校生に本物を提供したい!」という想いから第一線で活躍しているプロを集めた結果、時間的に集まれるのがこの日しかなかったというジレンマ(;´Д`)

 

でも大丈夫( Y高Y里子)

 

われわれはぷろふぇっしょなるだからね(ふるえごえ)

 

 

さて、この日は合わせの後、高円寺駅の名称にもなっている【宿鳳山高円寺】を撮影しようと高円寺に向かったのですが、残念ながら境内は撮影禁止との御達しが・・・

 

参道と門に関しては特にそういった注意喚起は掲示されていなかったので、練習を兼ねて撮影してきました(/・ω・)/

 

道路を挟んで正面から

 

正面左には「宿鳳山高円寺」掘られた石碑

 

正面右手から撮影

 

 正門には「宿鳳山」の扁額

 

後ろから。紅葉になったらとても美しいでしょうね・・・

 

参道(本殿を背にして正門に向かって)

 

になったら再訪決定です!( ・∀・)

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久しぶりの狩り・・・・

2019年09月13日 | クラシック音楽

久しぶりのトナカイです(笑)

 

 

もう前回出演したのいつのことやら・・・・(遠い目)

 

 

しかし今回の会場はいつもの浜松町サン・ミケーレではなく、広尾のレストラン「シェ・モルチェ」とのこと!

 

 

広尾駅1番口徒歩1分とのことで、アクセスも良好!

 

 

入ってすぐのスペースはカフェテラスとなっており、奥に中庭を眺められるダイニングスペースがあるとのことです。

 

これは是非一度プライベートでも伺ってみたい!!!

 

 

ここのお店は長く広尾にお住まいの方々に愛用されているようで、食べログにてこんな紹介文を見つけました(・∀・)

 

夜は”コンサートディナー”が頻繁に企画されているのもいい試みで一度は伺いたいですね。

 

 

是非来て下さい!!!(アンサーソング)

 

 

 

ちなみに、別の公演の際に、少しお料理を召し上がれたという某社員さんからの味のレビューも届いております(`・ω・´)ゞ

 

 

 

「美味しいですよ日本人の好みに合った洋食的フレンチです

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

フレンチは洋食やで?

 

 

 

(・∀・)

 

 

 

 

さてさて「ラ・ボエーム」ということは、【伝説のろうそく】がまた登場する・・・・かも

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メインはどちら?

2019年09月08日 | クラシック音楽

 

日付は変わりましたが本日、下北沢のサロン・ドゥ・ミューズにて

 

熊猫座おしゃべりコンサートPart2超人テノール de高音ハリケーン

 

が、台風が上陸する前に通り過ぎました!!!

 

このコンサート、「受付スタッフが次回の出演者」となる地味に興味深い取り組みがあり(全ては座長である相山氏の発案)、僕も初回にあたる前回、受付&ゲストでした(笑)

 

で、

 

次回ゲスト(受付)は、ゲスト出演者(今回で言うところの僕)が紹介するという、某お昼の長寿番組よろしくで、僕が田井友香さんにオファーをしました(・∀・)

 

このブログの熱心な読者もしくは、芹澤の事を津々浦々まで知り尽くしている、という奇特な方がいれば「ああ、あの時の!」となるかもしれません(実際そうなったら恐怖ですがw)

 

昨年12月、香川県での第九演奏会で共演しているのです!

 

その時の記事→「聖地巡礼のうどん旅・・・」

 

第九共演より以前から仕事で関わりがあったものの、純粋な演奏会での共演は今回が初めてでした。

 

ムゼッタのワルツの見事な歌唱と相山さんとの咄嗟の受け答え

 

相山「この歌はどんな歌ですか?」

田井「私が街を歩くとみんなが見てくる、という歌です。」

相山「どうしてみんながみてくるんですか?」

田井「なぜなら美人だから!」

 

新たな才能を見出すことが出来ました(笑)

 

 

さて、MCでも説明がありましたが「何を歌うか、どの様なプログラムにするか」を話し合う前から「超人テノールde高音ハリケーン」という看板は掲げられていました・・・・・(・∀・)

 

 

 

「これは、アレとアレを歌わねばならぬのか・・・」

 

 

という強制権の発動(笑)

 

 

そして組み込まれた「連隊の娘」より「ああ友よ、なんて楽しい日」と「カルーゾ(カルーソー)」という2つの逃げられぬ運命(さだめ)・・・・

 

 

 

 

特に「カルーゾ(カルーソー)」・・・

 

 

あれはもはや魂の虎咆

 

 

単に「音が高い」というだけでなく、言葉数が尋常ではないのですよあの歌は(笑)

 

毎回試される過去の自分との戦い、それは高音(ハイD)が出るか出ないかというテクニカルな戦いではなく

 

 

 

 

単純な記憶力(;´Д`)

 

 

前半に歌ったレスピーギ作曲「ある古い歌に寄せて」(原題:Sopra un'aria antica)も長く複雑な曲でしたが、「カルーゾ」は言葉数も多ければ、音も高いのでそれはもう本当に大変(笑)

 

高音の事を気にしていられない程の単語の嵐・・・「よし、無事言い切れた!」と思った矢先に押し寄せる無慈悲なハイC、ハイDの嵐・・・

 

参考音源(歌唱:在りし日の芹澤 歌詞及び字幕付き)

 

丁度2年前の録音です(・∀・)

 

 

この時も内心ドキドキでしたが、それは大胸筋の下に隠して歌いました(笑)

 

 

さて、次回公演は熊猫座の猫担当こと、齋藤菜緒さんが帰国されてからとなりますので、来年4月もしくはそれ以降になる模様です。

 

次回出演者は座長である相山氏と齋藤さん、ゲストで田井さんという編成になります(`・ω・´)ゞ

 

 

面白そうだから観に行こうかな(笑)

 

終演後、出演者だけで記念撮影

高音ハリケーンの被害により芹澤の前髪が「レ」になっている模様

 

そうそう、レスピーギの「ある古い歌に寄せて」は以前記事にしたことがあったので探してみたら、最後に演奏会で歌ったのは3年前だった様です・・・時が経つスピード、エグすぎる(笑)

「ミニコンサート2016夏、終演(・∀・)」

 

それによると、僕はこの曲に出会ったのが2003年、初めて演奏会で歌ったのが2008年・・・

 

本日も相山さんから「どうやって覚えたの?どうやって音を取ったの?」と聞かれましたが、出会ってから(知ってから)実演まで5年も熟成期間を設けていたようです(笑)

 

 

 

さて、最後に、本日の打ち上げで登場したのはこちらのポテトサラダ

 

 

 

そう

 

 

 

これはあくまでもポテトサラダ

 

 

 

ポテトがメイン(のハズ)

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ねるねるねるね

2019年08月30日 | クラシック音楽

この夏、最もこの芹澤を精神的に苦しめた「ファウスト」が、多くのお客様に囲まれて無事終演することが出来ました(・∀・)

 

どのくらい苦しんだかと言うと、本番2周間前になっても全然暗譜が進まず(練習はしても全然頭に入ってこず)

 

ついに「当日を迎え、出演時間になっても全く覚えられず、その状態で皆様の前に出る」という声楽家あるあるの悪夢を見たほど(笑)

 

 

今回は初めての演目だったことと、同時にこちらも初役となる年末の帯広カルメン(ドン・ホセ役)の稽古が8月頭にスタートしたことによる、一時的なキャパオーバーに陥った様です・・・

 

頭の中は常にこんな感じでした・・・

 

いつまでたっても読み込みが終了しません(笑)

 

 

 

しかし、稽古で細かな点の整理や確認をしていくと、不思議なことにスッと頭に入っていく・・・・・・・・・・ことはなく(笑)

必死で覚え込みました(笑)

 

最後の稽古(合計3回の稽古で本番を迎えるという・・・)でようやく間に合いました(;´Д`)

 

喧嘩仲裁の様子・・・ではありません(笑)

 

「見よ!この腕と背中を!」ではなく、最後のシーンの稽古(笑)

 

当日、会場での場当たり(位置確認)

 

リハーサルの様子

 

今回の登場シーンでの衣装はこちら

 

メフィストフェレス(河野さん)と老ファウスト

 

マルグリートの森さんと、若返ったファウスト

 

苦しい戦いから開放された4名(笑)

 

全体像(・∀・)白が多いな。。。(笑)

 

そして今回も入り口には「姫りんご」の髙松眞智子さんからのお花スタンドが!!!

ありがたいことです(・∀・)

 

ということで、写真が多くなりましたが、ファウストの振り返りでした~

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服部愛生ソプラノ・リサイタル~旅への誘い~

2019年08月25日 | クラシック音楽

服部愛生ソプラノ・リサイタル~旅への誘い より

 

気がつけばもう先週のこと・・・

 

「服部愛生ソプラノ・リサイタル」の東京公演にゲストシンガーとして出演しました(・∀・)

 

非常にチャーミングなお人柄の服部さんのステージは、それはそれは暖かく、ハートフルな空間となりました(о´∀`о)

 

日本では滅多に聴けない珍しい曲も多く、客席で呆気に取られた方も多かったのではないでしょうか(笑)

 

 

思い返せば初回の合わせ・・・・

 

まだ服部さんはニューヨークにいらっしゃったので、僕とピアニストの守谷さんの初顔合わせの日・・・・

 

 

 

 

 

僕は熱中症真っ最中で死にそうでした(笑)

 

 

 

声もろくに出ず、スタジオ入りしてイスに座ってから立てず・・・・

 

 

(*ノω・*)テヘ

 

 

 

色んな事が重なり、かなり追い詰められていた8月でしたが、服部さん、守谷さんのバファリン以上に配合されたやさしさのおかげで、ひねくれずに真っ直ぐと当日を迎える事が出来ましたε-(´∀`*)ホッ

 

 

第一部の衣装

服部さんは世界旅行のナビゲーター!

 

 

第二部は蝶々夫人より、各々のアリアと愛の二重唱を!

 

まさかこの自作衣装をもう一度着る日が来るとは・・・(笑)

 

ギュッと詰まった稽古期間~本番でしたが、とても感慨深い出会いとなりました。

 

 

さて、服部さんのリサイタルはまだもう1日あります!!!

 

服部さんの故郷、芦屋で9月1日にSalon Classicにて15:00スタートです!

 

僕は東京公演のみの出演でしたが、関西圏の方、この貴重な機会を逃さぬよう是非会場に行かれたし!(・∀・)

 

 

最後になりますが、このブログ限定の映像を・・・・

 

 

東京公演での後半、蝶々夫人の模様をお伝えいたします!

 


キーワード「あってよかった筋肉貯金!」

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