LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

そこはかとなくどこかで聴いたことのあるメロディ~

2018年03月27日 | クラシック音楽
ベートーヴェンの「合唱幻想曲」という作品を知っている、聴いたことがある、という方はあまり多くないと思います。

しかしそのメロディーを聴くと「おや?」となると思います(・∀・)


今回のお知らせはこちら↓



ウィキペディアによると

「この曲には既に交響曲第9番の歓喜の合唱の原型が現れている。管弦楽と合唱を組み合わせるという試みや、その旋律は、後の『第九』へと至る主要な源流のひとつと考えられている。楽器構成としては標準的な二管編成の管弦楽に独奏ピアノ、独唱者6名(ソプラノ2名、アルト1名、テノール2名、バス1名)、さらに四部合唱を加えるという非常に大規模なものになっている。これら多くの要素を一つの曲に盛り込んだため、曲の全体像がつかみづらく、交響曲第9番に比べると声楽や管弦楽の扱いが単純で、合唱の入る部分ではピアノは役割が少なくなる、また他のベートーヴェンの作品に比べて構成の綿密さは見られないなどの欠点は指摘されるが、ベートーヴェンは作曲の完成度よりは管弦楽と合唱の高度な融合を目指す実験を試みたのではないかと考えられる。

とのこと・・・


そう!


《第九っぽい》メロディーなんです(笑)



この合唱幻想曲について調べていくと、第九に至るまでにはもう一つ下敷きがあったようです(`・ω・´)シャキーン


それはベートーヴェンの歌曲「相愛 Gegenliebe」(1795年)

この歌曲の後半と合唱幻想曲のメロディーは、ほぼ同じです(・∀・)

(ちなみに合唱幻想曲の作曲年は1808年、第九は1824年)


歌曲「愛されぬ者の嘆息と相愛(Seufzer eines Ungeliebten und Gegenliebe)」

(4分00秒から第九のもととなる合唱幻想曲のメロディーが登場)


「合唱幻想曲(Fantasie für Klavier, Chor und Orchester c-Moll)」



この二つに関しましては完全に一致ですね(笑)


このメロディーが第九へと変貌しいく、という意味で非常に興味深い作品です(・∀・)


僕の音楽家人生の中で、第九は最も重要な位置にあります。


その第九の元となった合唱幻想曲のソリストのオファーを受けた時は、なにか運命じみたものを感ぜずにはいられませんでした(゚A゚;)ゴクリ


しかも会場はサントリーホール!

しかも大ホール!!!


断る理由が見当たりません(笑)



プログラムですが、合唱幻想曲以外にも、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番や、有名なヴェルディのオペラ「アイーダ」からの《凱旋行進曲》などもあります(・∀・)


そして数日前に主催者から連絡があり、なんと予想以上にチケットが売れているそうです!


ま、「予想」の設定値がどれくらいかわかりませんが(笑)


僕の手元にはまだチケットが残っておりますので、ご希望の方はご連絡お待ちしておりますm(_ _)m

あらゆるお問い合わせはこちら↓
メール:teatrogoloso@zoho.com
ファックス:03-6745-9117
コメント (2)
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ワーグナーとロッシーニとウェーバーとプッチーニに追われる日々で気がついたら明後日は町田でソロコンサート!!!

2018年03月20日 | クラシック音楽




ぬわっ!?




このところ譜読みに追われ、そろそろ頭がパンクしそうになっていて気がついたらソロコンサートが間近に・・・・・・(;・∀・)



とりあえず一旦頭を切り替えなければ!




頭を切り替えて譜読みだ!!!





・・・




結局譜読みかよ。・゚・(ノД`)・゚・。







さて!

今回のコンサートは、すでに決まっているオペラ公演の宣伝を兼ねたプログラムにしました(・∀・)


そして、以前はよく演奏会後半で用いていた手法、【リクエストコーナー】・・・までは行きませんが、以前ブログで募集し、応募いただいたリクエスト曲も歌います(`・ω・´)ゞ


プログラムは・・・


女心の歌 歌劇「リゴレット」より
さようなら、花咲く家よ 歌劇「蝶々夫人」より
お前の言うとおりだ 歌劇「外套」より

【リクエスト曲】
落葉松
マリア ミュージカル「ウェストサイド物語」より
あなたこそ我が恋人~見よ、あの恐ろしい炎を 歌劇「イル・トロヴァトーレ」より





こんな感じです(・∀・)


「お前の言うとおりだ」は、9月の二期会公演、プッチーニ「三部作」の宣伝を兼ねて、初めて人前で披露します!





正真正銘の初出しです(・∀・)



どうなることやら・・・・(笑)
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東京二期会オペラ劇場 《三部作》(・∀・)

2018年03月14日 | クラシック音楽


はい、思いっきり二期会のHPから奪ってきました(笑)

会員だからいいよね?

出演者だからいいよね?

ダメ(・∀・)?


ははは(・∀・)


さて、まずはこの三部作についての説明をしたいと思います(`・ω・´)ゞ

プッチーニの《三部作》という作品は、「外套」・「修道女アンジェリカ」・「ジャンニ・スキッキ」という3つの小品(各約1時間)にて構成されています。
これはダンテの神曲、「地獄篇」・「煉獄篇」・「天国篇」になぞらえようとしたものらしいです(・∀・)

二期会の公式ホームページにより詳しい説明があります→オペラを楽しむ~プッチーニ《三部作》


今回、僕が出演するのは第一作目にあたる「外套」です!

どんな話かと言うと・・・不倫の末の殺人です(;・∀・)

まさに「地獄篇」にピッタリ(笑)


~あらすじ~

パリのセーヌ川に停泊している荷物運搬船で生活する苛酷な労働者たちの人生模様が描かれる。初老の船長ミケーレは、年若い妻のジョルジェッタが近頃なぜか自分を避けていると感じている。ジョルジェッタはじつはミケーレの下で働く若い沖仲仕のルイージと不倫しているのだ。まだ暑さの残る息苦しい秋の夜、ジョルジェッタとルイージはマッチの灯を合図にあいびきを約束する。妻への不信を募らせたミケーレは、密かに不倫の相手が誰かを探ろうとする。暗闇のなかでミケーレが煙草に火をつけた。それを合図の灯と勘違いして姿を現したルイージ。ミケーレは彼の首を絞めて殺し、その死体を外套に隠す。続いて現れた妻にミケーレは死体を押し付ける。

二期会の公式ホームページより 文・石戸谷結子 引用



そう、僕の演じるルイージは間男(笑)

そして殺されます(;・∀・)

ははは・・・



舞台の上で死ねるなんて役者冥利に尽きるね!!!


そんなプッチーニ《三部作》「外套」の公演詳細はこちらです!

2018年
9月6日(木)18:30
9月7日(金)14:00
9月8日(土)14:00
9月9日(日)14:00

※開場は開演の30分前
上演予定時間:約3時間30分(休憩含む)
会場:新国立劇場 オペラパレス


【キャスト】
9月6日/8日 9月7日/9日
ミケーレ
上江隼人 今井俊輔
ジョルジェッタ
北原瑠美 文屋小百合
ルイージ
樋口達哉 芹澤佳通
フルーゴラ
塩崎めぐみ 小林紗季子
タルパ
清水那由太 北川辰彦
ティンカ
児玉和弘 新津耕平
恋人たち
新垣有希子 舟橋千尋
新海康仁 前川健生

流しの唄うたい
高田正人 西岡慎介




僕は今回7日と9日に出演します!!

二期会公演での初のメインキャストです!!!


チケットですが、7日は【平日マチネ・スペシャル料金】とのことで・・・

通常S席17000円がS席15000円に!

通常A席14000円がA席12000円とプライスダウン!!



9日は通常価格での販売となっております(・∀・)


「トータルでお客さんを楽しませる芹澤という名のテーマパーク」をモットーに、格式高い新国立劇場に爪痕を残そうと思います(・∀・)ニヤニヤ


チケットのご予約・ご注文は芹澤までいただけると幸いです(∩´∀`)∩ワーイ
【メールアドレス】
teatrogoloso@zoho.com
【ファックス】
03-6745-9117

皆様に全て出しつくす所存の芹澤です(`・ω・´)ゞ
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