LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

必聴!!めったに聴けないコンサート!!(チラシで随分とハードルをあげられている気がする)

2016年09月22日 | クラシック音楽


ナンテコッタイ\(^o^)/


ここまでハードルあげられたらもう下をくぐるしかない(;´Д`)


※曲目は当日のお楽しみ!!びっくりするような曲が沢山!!




たくさん・・・・・・・・・


あれ?


そんなにあったかな(;´Д`)






でも最後までお付き合い頂くと“あの”名(迷)演奏を聴くことが出来る!!!・・・・・・・・かも




(・∀・)ニヤニヤ
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ミニコンサート2016夏、終演(・∀・)

2016年09月19日 | クラシック音楽



昨日「ミニコンサート2016夏」が、皆様の温かい拍手の中で無事終了致しました(・∀・)



僕が前半歌唱したレスピーギ「4つの抒情詩」、大変な難曲でした(;´∀`)



まず第一に音が低い(笑)



メゾ・ソプラノやバリトンと言った、中・低音域を得意とする声種のために書かれた曲をテノールが歌うとコントロールが大変難しくなります(;´∀`)


僕にとっては高音出すより低音出すほうが100倍難しいです(笑)



そして音楽的にとても複雑(;´∀`)

対訳はプログラムに掲載されてましたが、僕と原田さん(指揮者兼ピアニスト)と何度もメールでやり取りをしながら翻訳を作成し、

その多くの時間が、そもそもイタリア語辞典を引いただけでは答えが出てのない類の問題を解決するために費やしました(;´∀`)


例えばレスピーギの4つの抒情歌2曲目「ナイヤーデ」

そもそもナイヤーデって何?からスタートし、神話辞典(イタリア語版)、ウィキペディア(イタリア語版)で調べ、

そこから「この動詞の主語は【ナイヤーデ】?それとも【水】?それとも別の何か?」って感じでしらみつぶし的に進みました(;´∀`)





レスピーギ Sopra un'aria antica 歌唱中


Sopra un'aria antica(ある古い歌に寄せて)に出会ったのは2003年、大学3年生の時でした。

初めて人前で歌ったのが2008年、留学直前に東京建物八重洲ホールにて開催したジョイント・リサイタル。

そして2016年、初めての全曲通しての演奏をする機会に恵まれ、出会ってから13年経つ現在もまだまだ演奏における解釈は広がっていきます。

この曲に関しては、現在は絶版ですがレスピーギの歌曲集に対訳があり、以前はそれを参考にしていたのですが、

イタリア語を理解出来るようになった現在では、自分自身の言葉のチョイスが以前と変わった事に気が付き、改めて訳し直しました。


プログラムに掲載したものが翻訳の終着点ではなく、プログラムが入稿された後も翻訳に関しては意見交換が行われていました。





さて、


実はこの演奏会のお話を頂いたのは、なんと先月でした(笑)


イタリアに滞在していた8月初旬に、今回の共演者であるソプラノの遠藤さんからきた


「レスピーギの《4つの抒情詩》って、テノールでも歌えますか?」との質問がことの発端(´・ω・`)



その時はあくまでも「参考意見」として聞かれたので「ちょっと低いけど歌えるんじゃない?(楽譜パラパラ)」と適当(笑)に返したのですが、まさかそれが自分に戻って来るとは・・・(笑)







そしてその結果・・・






やっぱり低かった(*ノω・*)テヘ


冒頭でも書いた通り、テノールに取って、低音域を聴かせるように出すことは非常に難しいです。

高音域ならどこまででも出せる!と日々傍若無人に宣言してる芹澤も低音域は割りと限界が早いです(笑)


ま、テノールですしね(*ノω・*)テヘ



後半はオペラの名シーンを、プッチーニの「ラ・ボエーム」と「蝶々夫人」から抜粋して演奏しました(・∀・)


これは蝶々夫人・・・かな?

ソプラノの遠藤さんとこのデュエットを歌うのは実に1年2ヶ月振りだと思います(・∀・)




そして演奏会のアンコールではプッチーニの「トスカ」から

Recondita armonia 妙なる調和(芹澤)

Vissi d'arte, vissi d'amore 歌に行き、恋に生き(遠藤)

E lucevan le stelle 星は輝き(芹澤)

をお届けし、終演となりました(・∀・)






さて、次は10月11日の町田でのコンサートと19日のイタリア文化会館での小荘厳ミサ!




そして12月には新しい演奏会を一つ計画中です(`・ω・´)ゞ


詳細は近日発表します(・∀・)



※9/20追記

終演後、聴きに来てくれた友達からも言われたのですが、


「レスピーギを歌唱中、1~3曲目まではメガネをはめていて、4曲目だけ外したのはなんで?」


理由は、4曲目だけ暗譜していたから!


ではありません(笑)



着用時


これには自分なりの理由があります。

もともと僕は終曲、Sopra un'aria anticaを演奏会で頻繁に歌ってきました。

ですので確かに暗譜はしています(笑)

しかしSopra un'aria anticaの前奏中にメガネを置いたのは、


「もうメガネはいいや(・∀・)」


ではなく、



この曲で「現実に戻って来た」ということの表現です(・∀・)




軽く曲の説明をします↓

1曲目「夢」
11/8拍子(4+4+3)という進行と幻想的な和声で、夢の中にいるような不思議な感覚を導き、糸杉(イタリアでは教会、墓場を連想させる樹木)を擬人化し、死に対してどこか希望を抱かせる内容。

2曲目「ナイヤーデ」
旅人を惑わすセイレーンに仕える妖精の名。神話の世界をモチーフにしつつ、最後は「見えない手がゴボゴボと音をたてて安らぎ(死)の中に沈める」と歌詞にあり、音楽が悲観的でないことからここでも死に対して、恐ろしいながらもどこかそれだけではない感じを残す内容。

3曲目「夕べ」
陽の光を恐れ、闇を受け入れつつも最終的に「最も悲しいことはその唇が二度と笑わないことだ」と、少し内容に人間性が加わる。

4曲目「ある古い歌に寄せて」
この曲でようやく人間が登場する。
青年と年上の女性との過去のやり取りが、古い歌から蘇ってくる。
1~3曲目には無かった、細かな肉体的な描写、「白髪の混じった髪」、「首元の皺」、「しおれた唇」などが歌詞に登場し、現実を映し出す。
死に対して歌詞の中で「ヴェールを掛けられていない肉体(死体)は、すでに不浄のものに感じられた」と言っている様に、死に対する嫌悪感が現れている。


ということで、ストーリーテラーとして1~3曲目を歌い、4曲目の前奏でメガネを外し、現実に戻ってきた。というのがメガネを外した理由です(・∀・)



ま、確かに傍から見たら「暗譜してるから外した」って見えますよね(笑)


実際に暗譜してなかったら外しませんでしたけどねwww
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ミニコンサートの合わせ

2016年09月14日 | クラシック音楽
本日は今週末、17日にミューザ川崎シンフォニーホール、音楽工房市民交流室で開催される

TR企画 オペラと歌曲のミニコンサート2016夏



の合わせをしました(・∀・)


ミニコンサートです(・∀・)


あたまにミニって付きます(・∀・)





でも本日の合わせにかかった時間は4時間です(・∀・)






ミニ?



会場のサイズ感のことかな?






今回の演奏会を企画し、ピアノを担当される原田太郎氏の本業は指揮者です。


指揮者の方との仕事は本当に見聞が広がり、そして普段は自分色でしか演奏しない曲に新たな可能性を与えてくれます(・∀・)

音楽家というカテゴリーは同じでも、その性質は全く違います。

指揮者の前で我々は食材であり、指揮者はコックです(・∀・)


これから当日まで毎日合わせを行い、いま出来る最上の料理で皆様をもてなしたいと思います(`・ω・´)ゞ

献立

【前半】
イタリア古典歌曲(遠藤)
Caro mio ben
Per la gloria d'adorarvi
Amarilli
Intorno all'idol mio

レスピーギ:4つの叙情詩(芹澤)
Un sogno
La naiade
La sera
Sopra un'aria antica

【後半】
プッチーニ特集
歌劇「ラ・ボエーム」より
Non sono in vena...
Che gelida manina
Si, mi chiamano mimi
O soave fanciulla

歌劇「蝶々夫人」より
viene la sera~Bimba dagli occhi pieni di malìa...


小道具たち

※ロウソク長すぎ(笑)
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息抜き

2016年09月01日 | クラシック音楽
ブログの更新も滞るほどのこの忙しさっ!!!




って言ってみたい(´・ω・`)



こちとらもともと月に数回しか更新されないブログです(・∀・)



さて、



音楽家は舞台に立つために、それ以外の時間をその準備に費やします。



特に初めて演奏する曲の準備には膨大な時間が必要です(´・ω・`)

翻訳から始まり、音取り、合わせ、と様々な工程を経て作品として出荷(演奏)されます。


目下、9月17日の演奏会で取り上げるレスピーギの『4つの叙情歌』に悩まされております(ヽ´ω`)


レスピーギ先生は何を思ってこの曲を作曲したんだろうか・・・・・



そんな曲に日々、独りで向い合っていると気が滅入って来ます(笑)



そういう時、人は土を触るのが一番!!!



僕は演奏会の時に頂くお花や鉢植えは、可能な限り持って帰り大切にします。



こちらはブーゲンビリアです(・∀・)


頂いた時は綺麗に球体に整えられていましたが、なんとなく窮屈そうだったので固定していたワイヤーを外し、外に置いていたら風と日除けネットに絡まって葉を落としてしまい、冬の乾燥で枯れてしまいました。
しかし生きているところまで茎を切り、見守っていたら葉をつけ始め、先日植え替えをしました(・∀・)
ちょっと暗くて見えにくですが、根本の苔は以前の鉢の大きさを表しています(・∀・)
植え替え後は新たな芽を伸ばし、若葉も広がりましたヽ(=´▽`=)ノ

後ろに置いてあるペペロミアも植え替えをしたら細かな葉っぱがたくさん芽吹きました(・∀・)






こちらは昨年頂いた紫陽花ですが、花を落とした後は本格的に枯れてしまい、その後立派な苔の絨毯を蓄え、むしろその苔を大切に育てておりました(・∀・)




昨年の夏はこんな感じでした↓

花を落とし、枯れてしまったが根本から若葉が出だし苔も生え始め希望を持つ(・∀・)



その後、立派な苔要員として芹澤の寵愛を受ける(笑)



そして写真の通りに元気な葉を蓄えました(・∀・)



苔は今も健在ですが、植え替えですこし土を被ってしまいました(笑)


水を上げる時に少しずつ鉢の底に土が落ちていくので(敷石の隙間に落ちていく)、もう少し経てば表面もスッキリするはずです(・∀・)



息抜きどころか、植え替えまでしだすと結構な労働になります(笑)


まだこのサイズだとそんなに大変ではないですが、このまま成長を続けていけばそのうち地面に植えなきゃ手に負えなくなりそうです(;´∀`)




しかし植物の成長の力には圧巻です。


上の紫陽花はもともとあった茎は黒く変色、萎縮してしまい、水分が残っている部位までカットしたら殆どなくなってしまいました。
それが水と日光、土の栄養分で生き返りました。写真を見比べてみると、その生命力の強さに改めて驚かされます。
直射日光に当たりすぎるとしょんぼりするので注意が必要ですが、そこがまた可愛いです(・∀・)

ブーゲンビリアも水分が足りなくなると、特に若葉や新芽は顕著に元気をなくすので直ぐにわかります。

なので僕は以前ブログで「苔を飼う」と表現しましたが、まさしくその通り植物を飼っています(・∀・)

この他にも苔玉が2つとスコッチモスが居ますが、それはまた別の機会にご紹介します♪
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