LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

埼玉医科大学国際医療センターフォワイエコンサート

2017年09月17日 | クラシック音楽
さて、皆さん。

高麗川って読めますか?


飯能って読めますか?


指扇は?男衾は?



この様な魅力的な難読地名(駅名)を有するのは魅惑の土地埼玉(・∀・)


まず最初の「高麗川」は「こまがわ」、「飯能」は「はんのう」、「指扇」は「さしおうぎ」、では「男衾」は・・・?



おぶすま


「衾(ふすま)」・・・平安時代などに用いられた古典的な寝具の一種。長方形の一枚の布地で現在の掛け布団のように就寝時に体にかけて用いるため、後世の掛け布団も衾と呼ぶことがある。


byウィキペディア先生


つまり「東武東上線男衾駅」は現代語に訳すと「東武東上線男性用掛け布団駅」ということ・・・・・


定期的に洗浄したいですね(・∀・)



さて、昨日9月16日は埼玉県日高市にある、埼玉医科大学国際医療センターにてフォワイエコンサートに出演させていただきました。




「フォワイエコンサート」ということ、その場所が「病院」ということで、なんとなく待合ロビーの延長上の様な空間を想像していたのですが・・・・天井が高い(笑)


写真は第一部で演奏された同病院婦人科腫瘍科教授の藤原先生(ファゴット)と前田さん(ピアノ)のリハーサル風景(・∀・)
天井の高さが際立ちます(笑)



別アングル、藤原先生と同医学部6年生の佐藤さんによる、ファゴット二重奏のリハーサル風景


この感じ・・・以前どこかで似たような場所で歌った事あるな~・・・と思ったら・・・



2014年に訪れた大塚国際美術館にとても似ています!


今回のプログラムは、藤原先生からのリクエストが3曲入った構成で、かなりヘヴィーな内容でした(笑)

プログラム
①オンブラ・マイ・フ
②落葉松
③Time To Say Goodbye(Con te partirò)※
④女心の歌(歌劇「リゴレット」より)
⑤誰も寝てはならぬ(歌劇「トゥーランドット」より)※
⑥カルーソー※
⑦オー・ソレ・ミオ(アンコール)

※藤原先生からのリクエスト曲

久しぶりにたくさんアクート出しました(;・∀・)


特に⑥のやつ(笑)


⑥のカルーソーは原題は「CARUSO」であり、イタリア語の発音だと「カルーゾ」となりますが、日本では「カルーソー」と表記、発音される事が多いので、習慣に則り合わせておきます(・∀・)

この曲は、20世紀初頭に大活躍した大テノール、エンリコ・カルーソーの事を歌った曲です。


以前もこのブログで度々書いているのですが、音域が非常に高い曲で、人前で演奏するとお客さんより同業者(特にテノール)に驚かれる曲です(笑)

内訳:ハイD8回、ハイC18回、H20回


ま、特殊な曲です(笑)


このところ、この曲を歌う機会がなかったので、少々不安ではありましたが(歌詞が多いのw)、終演後、回収されたアンケートを読ませていただき、入院中の方々、ご家族の方々にも喜んでいただけたようで、頑張って歌った甲斐がありました(笑)ε-(´∀`*)ホッ


病院という、心と身体に不安を感じている方々に、自分の声ですこしでも元気を与えることが出来たなら、声楽家としてこれ以上の喜びはありません。


皆様の少しでも早い御回復と、御健康を願っております。


追記

藤原先生からリハーサル中と演奏中の写真をいただきましたので掲載致します(・∀・)


よく練習中やリハの時はこういう姿勢で歌ってます(笑)

さて、この写真、どこから撮影したのか?

ドローン?

いえ、なんと埼玉医科大学国際医療センターの2階にはスターバックス・コーヒーが入っています!

フォワイエから上を見上げるとガラスのついたて(100cmくらい?)で仕切られているテラス席があるので、そこからの撮影だと思います(・∀・)


そう!ピアノが白い!

病院だから?(・∀・)


ちょっと引いたアングルで(・∀・)

縦にも横にも広い空間でした!
コメント (7)
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4年ぶり2度目

2017年09月09日 | クラシック音楽


昨日まで徳島県におりました(・∀・)


この地を訪れるのは3年振りとなり、その理由はそこから遡ること更に1年前の2013年と同じくオーディションです。



留学から帰国し初めて受けたオーディションがこの「なるとの第九」でした。


その時のオーディションで、2014年「第33回なるとの第九」のソリストに選んでいただき、

終演後の挨拶で舞台上から「芹澤はまだまだ暇です。仕事を下さい!」と発言したのは良い思い出です(笑)

この第九を皮切りに、様々な地で同ソリストを務めさせていただきました。


そして、来年、僕の第九の原点である「なるとの第九」に於ける記念すべき回、


「第九アジア初演100周年記念 第37回ベートーヴェン第九交響曲演奏会」


にて再びソリストを務めさせていただくことになりました。



今回のオーディションは「なるとの第九」の歴代ソリスト(一般公募開始後)を対象としたもので、

それぞれがプライドをかけた熾烈な競争となりました。

授賞式にて


左から バス新見準平 テノール芹澤 アルト大賀真理子 ソプラノ坂井里衣




公演日は来年6月2日、3日の二日間で、例年と違い両日とも第九全曲演奏会となっております(・∀・)



つまり2日連続第九をフルで演奏する・・・・(;・∀・)




この記念すべき回に恥じない様、そして、様々な思いを背負い、真剣に臨みたいと思います(`・ω・´)ゞ



おまけ

今月29日の演奏会、カンターレ・インシエーメの稽古ショット!
手前の金子君(バス)は185cm、中央の成田先生は187cm・・・・

みんなデカイ(;・∀・)
コメント (4)
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