大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

西湖国際茶人邨(ちゃじんとん=茶人村)

2010年10月13日 | お茶/中国茶



西湖国際茶人邨は西湖沿いの南山路にある茶館。
浙江省茶葉産業協会が茶館普及のため、作ったお店だそうで…



館内はシックでレトロ。
19世紀末~20世紀初頭の上海の租界もかくや、というような
エキゾチックな雰囲気はかなりイケてます。
抑えた照明と静けさは、中国であることを忘れてしまうほど。
観光地の喧騒に疲れた身には値千金のスペースです。



と、器の素晴らしさもさることながら、ここで特筆すべきことは、お茶の美味しさ。
ここでは茶壷を使うお茶は、茶芸師さんが自分のスペースで淹れてくれて
お客には茶海で提供されます。
茶海が空に近くなると、茶芸師さんが更に淹れてくれるシステムです。
このお茶が、なんとまあ、美味しいこと!!!
茶葉の素晴らしさもあるのでしょうが、この美味しさは茶芸師さんの腕ですね。
なんたって、一煎目から五煎目まで、ほとんど味が変わらなかったんですから。
そんなこと出来っこないと思っていたことが、ここでは起こりました。
中国でこんなに美味しいお茶を提供されたのは初めてだったので、本当に感動しました。
ああ、やっぱりお茶の国なんですねぇ。
日本でもこんな風に美味しく淹れてくれる茶館があれば、毎週通うのに…。



中国ではお茶を頼むと、かなりの量のお茶請けが登場します。
茶館によってはバイキング形式のお茶請け食べ放題もありますが、
ここは三種のフルーツに四種の乾き物が出てきました。
↑お茶は宋種芝蘭香と安渓観音王。一律100元(1300円)。



お茶のあまりの美味しさに、翌日も9:30に襲撃。
この時は、大紅袍と杭州の紅茶・九曲紅梅を注文。
九曲紅梅は蓋碗で提供されたので、茶芸師さんの力量は感じられず(笑)。
ここでは茶壷を使うお茶を注文した方が良いと思います。



南山路の入口/路からは直接見えないので、この茶人邨という岩が目印
西湖博物館と柳浪聞鶯門の間にあります。



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