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世田谷美術館。。特別展「平泉」。。。

2009年04月20日 08時55分56秒 | Weblog
世田谷文化財団の方に奨められ世田谷美術館へ。。


  

平泉は11世紀末から12世紀にかけての約100年間、
奥州藤原氏によって栄華を極めた「みちのくの都」です。

この特別展では、寺外で初公開となる国宝の中尊寺金色堂西北壇の諸仏など、国宝57点、
重文41点を含む200件により平泉の魅力を余すところなく紹介しています。




                      中尊寺金色堂模型

中尊寺金色堂 

天治元年(1124)、藤原清衡によって建立され阿弥陀如来を本尊とする阿弥陀堂で
床面積がわずか36平方メートル(約22畳)程で、仏堂としては極めて小規模。

奥州藤原氏は二度の大きな戦「前九年合戦(1051~62年)」、「後三年合戦(1083~87年)」ののち
この戦により肉親をすべて失った初代藤原清衡がこの悲しみから「みちのくを浄土に」という願いを
こめて建国された地であり、シルクロードの最東端に位置し、黄金の金色堂から「黄金のジパング」と
呼ばれたと云われています。

今回の展示では、金色堂の内部にある三つの仏壇「中央壇」「西南壇」「西北壇」で中央には初代清衡、
西南には二代基衡、西北には三代秀衡の遺体が安置されています。

そのうち「西北壇」の諸仏が初めて寺外、、この世田谷美術館に展示されました。
この諸仏の正面に立つと吸い込まれるような眼差しを本当に感じます。


          向って右が「金色堂西北壇上諸仏」。今回の展示諸仏です。

 
        阿弥陀如来像            上段 増長天 勢至菩薩 観音菩薩 持国天
                             下段 地蔵菩薩6体 

阿弥陀如来  私たちを見守り、死後も幸せに暮らせるように導いてくれます
勢至菩薩   地獄へ落ちないように人々を救ってくれます。
観音菩薩   あらゆる苦しみから救い出してくれます。
地蔵菩薩   あらゆ場所で人々、子供たちを守ってくれる。
増長天    仏の世界を守る。
持国天    仏の世界を守る。


            藤原氏三代画像  上 藤原清衡 右 藤原基衡 左 藤原秀衡

 
            前九年合戦絵巻            国宝 紺紙金銀一切経

     国宝 金銅迦陵頻伽文華鬘
世田谷美術館

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