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ゆんのひとり言

~iLYsゆんの推し事とスイーツを語るブログ~

「バタフライはフリー(Studio Life)」@ウエストエンドスタジオ

2020-09-22 13:00:00 | 観劇記&鑑賞記

本当は6月に上演を予定していた作品ですが,
コロナの影響で延期になり,9月に無事,上演と相成りました。
応援の意味も込めて3回分のチケットをゲットしたのですが,
どれも整理番号は1桁台…。
初日は2番,なんて番号で,
お客さんが10人くらいしかいなかったらどうしよう…と,
逆にドキドキしながら向かいました。

初日を観るのは久しぶりですねぇ。
あいにくの雨模様でした。
手の消毒,セルフもぎり,靴底消毒を経て,会場内へ。
ステージと客席の間にかなりスペースを取り,
1席空けて座るようになっているので,
トータルの客席数はかなり少ないと思いますが,
ピッタシ,満員でした。
良かった。。

1969年にブロードウェイで上演された,
レオナルド・ガーシュの作品で,日本でも何度も上演されています。
一番最近で,2002年なのかな。

出演者は4人だけ。
盲目のミュージシャン志望の青年 ドン・ベイカー:宮崎卓真
ドンの隣に越してきた女優志望の奔放な女性 ジル・ターナー:伊藤清之
女手一つで息子を育てた厳格な母 ミセス・ベイカー:曽世海司
ちょっと胡散臭い演出家 ラルフ・オースティン:大村浩司

2か月だけという約束で,安アパートで独り暮らしを始めたドン。
舞台はドンの住む部屋です。
上手にハシゴで登るベッド,中央に扉,下手にL字型のキッチン。

息子が心配で3日と空けず電話をしてくるミセス・ベイカー。
身の回りのことは一通りできるドンは,ギターをつま弾きながら
作曲に勤しみます。
隣に越してきたジルは19歳なのにバツイチという奔放な女性。
お互いに心を惹かれ,一夜を共にした後,
約束を破ってドンのアパートにやってきたミセス・ベイカーと鉢合わせするジル。

息子が傷つくのを見たくない一心で,
息子とは別れるよう,ジルに迫るミセス・ベイカー。
その言葉を受け入れ,ドンとのディナーの約束をすっぽかし,
ラルフと一緒に帰宅し,ラルフと一緒に住むことにした,と
ドンに告げるジル。
激しい口論の後,アパートを出て行くジルですが…

客演の宮崎さん,とても前向きでピュアなドンでした。
ジルが去った後,のたうち回って悲しむ姿は熱量が凄い。
抜擢の続くジル役の伊藤さんは,
一歩一歩成長しているのが感じられます。
まだ表情にぎこちなさを感じますが,
キュートなジルを好演でした。

最初は小うるさいだけに見えるミセス・ベイカーですが,
息子が一人立ちしていくことへの寂しさを吐露する姿には
ホロリとさせられました。
そして,間合いと明瞭なセリフ回しとで,
些細なセリフもきっちりクスっとさせてくれるのはさすがです。

そして,ピンポイントでインパクト絶大の大村さん。
胡散臭さ全開でしたw

若い二人だから,きっとケンカもするし
最後には別れるかもしれないけど,
でもそれでいいんだよなー,と。
今,一緒に過ごすことが,この2人にとっては大事なんだよね,などと
前向きな気持ちになれる作品でした。

このご時世でなければ,休憩ナシで上演したかもしれませんが,
今回は10分間の休憩を挟んで,上演時間2時間でした。
次回観劇時,ちょっとスケジュールがタイトなので,
色々シミュレーションしてしまいましたw

受付に通常より時間がかかるだろう,ということで
開場が開演の1時間前なんですよねぇ。
でも,人数が多くないので,サクッと客席に収まり,
ひたすら待ち,な感じ。
整理番号遅ければ,もっと遅く行くのですが,
1桁台をもらっちゃうとねぇ・・・
開場前には行きますよねぇ。
トータル3時間座っていることになるので,
そこはちょっとキツイかなぁ。
次回は本でも持参しようかなー。

10月4日まで上演してます。

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