台風が接近するお天気の中,マチネが終わって一度帰宅しました。
お米を買って帰りたかったのでw
一息ついて,再び家を出る時は,
結構な雨脚でしたが,風が強くなかったので,まぁ何とかなりました。
気分は紫のバラの人(爆)
家の近所は歩いている人の姿が全くなくて,
大丈夫か,自分・・・と,ちょっとドキドキしちゃいました
電車は普通に動いていて,無事に中野到着。
お客様もそれなりにいらしてましたが,
マチソワともに,お隣の席が空いてました。
多分,来られなかったお客様だろうなー,と。
Leafチームのキャストはこんな感じ(Wキャストのみ)。
イーヴ・ルチアーノ:若林健吾
インディアン:宮崎卓真
アレックス:前木健太郎
サイファン:澤井俊輝
若林君のイーヴは影がなくて,とってもいい子!な感じ。
とても素直なので,ヒースへの気持ちを歌う場面は,
なかなかグッときました。
歌唱力も及第点。
前木君のアレックスは,男性に生まれたけど心は女性なんだな,
というのが分かりやすかったです。
ここの劇団,男性しか登場しないから,
女性で生まれた女性,男性に生まれた女性,
どっちにも見えちゃうんですよね
吉成アレックスは,しばらく分からなったの
宮崎インディアンは芸達者な感じ。
澤井サイファンは,そこまで悪党には見えないかな。
ヒースにドラッグを注射するような悪党ですからね。
で,ヒースが普通に立ち直ってるっていうのが
どうにもモヤモヤしてしまいました
ドラッグは一度手を出すと,立ち直るの大変ですよね。。。
この作品,色んな人が次々登場してきます。
早替えも場面転換も大変そうな作品。
気になる登場人物は色々いますが,中でも気になるのが
中野亮輔さん演じるマリアン。
恋人からDVを受けながら,街角に立って客を取る女性なんですけどね。
見た目がちょっと鬼奴さんみたいだなー,というのはさておき(コラw)。
あと,女性役だとむっちりとした体形が引き立って,色っぽいなー,というのもさておき。
こういう体形の方,ライフには少ないのでなんか新鮮だったのです。
話逸れまくりですが,街角に佇むマリアン。
「あなたはキレイなブロンドで器量もいいから,
モデルか女優になれるわよ」という幼いころに母に言われた言葉を
今も噛みしめながら客引きをしています。
「おとぎ話をまだ信じていてもいいのかしら?」と,
自分に問いかけるように,ヒースに尋ねるマリアン。
結局,自ら命を絶ってしまいます。
ストーリーに大きく絡む役ではないので
「向こうのビルから娼婦が飛び降りたらしい」で,片付けられてしまうんです。
なんて,哀しい女性。。。
マリアンは腕時計をしていて,折に触れて時計を見るのですが,
時間を確認しているわけではないのは明らかなんですね。
何か意味があるんだろうなぁ,と思っていたのですが,
中野さんが「マリアンの時計は、11:59の時刻に設定されています。」
と呟いていらっしゃるのを見つけて,そうか!と。
シンデレラですね?
12時になると魔法が解けてしまうシンデレラ。
11:59というギリギリの時間で,まだ魔法は溶けてない,と安心する一方で
もうすぐ溶けてしまう,という絶望もあり。
結局魔法が解けて,死を選んでしまったのでしょうか。
ものすごく印象に残る女性でした。
イーヴの行方不明の姉が「マリア」という名前だったのですが,
てっきりマリアン=マリア,だと思ったんですよねー。
それは違うのかな。
時代設定は1970年代ですが,
登場人物は全く古びてなくて,「今」の物語として見ることができます。
それだけに,フラッシュダンス(古っ)とかに出てきそうな衣装とかが,
どうにも馴染めなくて・・・
余計な情報が増えるというか。
設定を現代にして,衣装や髪形を「今風」にして観てみたいなーと思ったりもしました。
原作があると,なかなか難しいでしょうが。。。
帰宅して,チラシを整理をしていたらですね。
この作品の以前貰ったチラシと,折り込みに入っていたチラシと,
色味が全然違っていて,おお!と。
空の青さが,以前はちょっとどんよりした青だったのですが,
劇場でもらったチラシが,抜けるような青空の青だったんですよね。
よく気付いた,自分!と
面白いので,両方保管しておきまーす。