暑さが厳しくなってきますと、釜を小ぶりにするなど、炭を少な目に次いで、少しでも席に涼を呼ぼうと変えることもあります。そこで、使い終わった風炉の手入れをいたしましたので、ご参考までにお書き添え申し上げます。
1.「じょう」(炭が灰になった白い部分)を取ります。(筆などを使うと集めやすい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/56/6d4a31bf6600960bf9fb570549f4987a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/9a/376868e392110a70cf7f2f92267b32f6_s.jpg)
*じょうは別な器に保管し、篩を掛け、細かい灰になったものは、茶を掛けて育て、数年(理想は10年以上)したら、炉の濡れ灰などに用います。(さらに繰り返してから=やはり10年以上が良い、すり鉢に掛けて、風炉の灰に用いています)
3.前瓦も抜き、灰は刷毛を使って丁寧に落とします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4b/bc/cefb23b8b0e0f53b137b22ee226b5ae5_s.jpg)
前画瓦は洗ってから、熱湯で湯通しし、風通しの良いところでよく干してから箱にしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/c0/66a0ed69d9f4f457a767c42b6446508e_s.jpg)
4.五徳も丁寧に灰を落としてから、湯で洗い、最後に熱湯で湯通しして、よく拭いてから乾かしておきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/e6/0b4639a28fe1de5fba82ede79f8f0bc0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/2c/dc8aea4ea502707c0235cec5e9062894_s.jpg)
5.灰を底取りや羽を用いて、すべてきれいに上げていきます。(茶道塾では、灰に「甲・乙・丙」とランクをつけ(甲の甲、甲の乙、甲の丙など細かく分ける)、保管し、風炉の「格」に合わせて用いていますので、別々に保管します)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/58/629a9f47a97d6290565f667fbf4d5fbd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/d7/c7b092f5173a1678e6d94338270431e3_s.jpg)
6.風炉を湯で洗い、湯通し、後、よく拭き上げ、乾燥させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/cd/d1c499295960bcbf98c56cb2599a5a18_s.jpg)
*風炉釜は、よく乾かしてから、木箱に納めますが、布などで包むと湿気が付くときがあるので、さけています。置き場所がある場合は、かえって、箱に納めない方が良いようです。
以上、風炉の手入れの一例でした。
1.「じょう」(炭が灰になった白い部分)を取ります。(筆などを使うと集めやすい)
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*じょうは別な器に保管し、篩を掛け、細かい灰になったものは、茶を掛けて育て、数年(理想は10年以上)したら、炉の濡れ灰などに用います。(さらに繰り返してから=やはり10年以上が良い、すり鉢に掛けて、風炉の灰に用いています)
3.前瓦も抜き、灰は刷毛を使って丁寧に落とします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4b/bc/cefb23b8b0e0f53b137b22ee226b5ae5_s.jpg)
前画瓦は洗ってから、熱湯で湯通しし、風通しの良いところでよく干してから箱にしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/c0/66a0ed69d9f4f457a767c42b6446508e_s.jpg)
4.五徳も丁寧に灰を落としてから、湯で洗い、最後に熱湯で湯通しして、よく拭いてから乾かしておきます。
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5.灰を底取りや羽を用いて、すべてきれいに上げていきます。(茶道塾では、灰に「甲・乙・丙」とランクをつけ(甲の甲、甲の乙、甲の丙など細かく分ける)、保管し、風炉の「格」に合わせて用いていますので、別々に保管します)
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6.風炉を湯で洗い、湯通し、後、よく拭き上げ、乾燥させます。
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*風炉釜は、よく乾かしてから、木箱に納めますが、布などで包むと湿気が付くときがあるので、さけています。置き場所がある場合は、かえって、箱に納めない方が良いようです。
以上、風炉の手入れの一例でした。