日本茶道塾 ブログ

日本茶道塾のブログです。
facebookもご覧ください。

10/6銀座のお茶会

2012年09月30日 | 道場稽古
はじめての方も参加いただけるお茶会です。

内容 薄茶と季節のお菓子
場所 銀座松屋裏手、日本料理店「はちまき岡田」

主催 日本茶道塾

詳細URL(茶道塾の節句釜)

http://www.geocities.jp/nihonsadojuku/sekku.htm

10月のお茶を楽しむ講座 袋井茶文化促進会

2012年09月27日 | お知らせ
袋井茶文化促進会のお茶を楽しむ講座


10月は以下のように開催されますので、ご参加ご希望くださる方は、茶道塾までメールにてお知らせください。

<茶の湯入門講座 2>
日時:10月14日(土)10:00-11:30
場所:法多山 茶室
参加費:千円
講師:日本茶道塾塾長 吉野白雲

内容:茶席での客の心得、茶席の楽しみなど

<紅茶の楽しみ講座 1>

日時:10月19日(金)10:00-11:30
場所:袋井市中央南公民館
参加費:500円
講師:ティーライフナビゲーター かなざわゆう

茶の点前について

2012年09月27日 | 道場稽古
~塾長の茶の湯講座から~「茶の点前について」

「点前は、侘び茶の精神を得る一つの手段ではありますが、それが茶の全てではありません。茶の湯に於いて点前を間違えずに行うことだけが主眼ではなく、点前所作の一挙手一投足の意味を知っていき、身に付ける事が必要で、その努力の向うに侘び茶の精神があります。しかし一般には、手前を覚えることだけに、意義を見出しそれだけで満足してしまうことがあります。自分をなくすという一歩も踏み出さず、目先の方法論だけに終始してしまうのです。茶道は、点前所作を学び、それを実践し精進努力することが侘び茶であります。所作は心が在ってこそ、その働きを生き生きと現すもので、心のこもらない所作は、全く意味のないものです。茶の湯者は、侘び茶の目指すものをよくよく心に刻み、茶をたて更に人にもその素晴らしさを伝えていかなければなりません。」

本日、稽古にて、皆様とご一緒した講座のテキストから抜粋。(c)日本茶道塾

水屋の準備(1)

2012年09月17日 | 道場稽古
薄茶を点てる前に、水屋での茶道具の準備をいたしますが、その流れ(一例)をご紹介させていただきます。

1.建水の裏表に水を掛け、全体を清め、内外すべてを水屋雑巾にて拭き上げ、左手扱い(本勝手)のため、左に置きます。


(道具を借りて自身の心を清め、点前に向けて整えるという気持ちもありますので、清め残しない、心残りないようにしっかり、かつ、客が「席で、今、待ってくださっている」ということも意識の中に置き、必要以上に時間を掛けず、さらさらと行います)

2.水指は、「水越し」を使って、清め、水の量はここで調整します。蓋の乗る部分を水屋布巾(布巾と雑巾は材質も異なるので使い分ける)で拭き、蓋をして、自身の右(手なり)、雑巾の上に置きます。


3.茶碗を清めます。内外に水を掛け、布巾で吹き上げます。(茶碗は水屋棚の元の位置に戻す)


4.茶筅全体に水を掛けて清め、手元(持つ部分)だけ布巾で水気を押さえておきます。

*穂先は、茶を点てる部分ですので、布巾をあてず、「茶筅釘」に掛けておくことで、水気を切ります。

5.茶巾を絞り、たたんで、茶碗に仕組みます。続きに先ほど茶筅釘に掛けておいた茶筅を仕組みます。(茶碗は一度、水屋棚に戻す)


6.茶杓を水屋の帛紗を用いて清め、茶碗に仕組みます。


7.蓋置、柄杓も水を掛け(表裏、打ち返しながら)全体を清め、柄(持つ部分)のみ布巾にて水気をおさえ、「ごう」(汲む部分)は、「水越し」に伏せて置くことで水気を切ります。


8.蓋置の上部側面を布巾で拭き上げ、畳付(底)だけは雑巾にて水気を切り、建水に蓋置と柄杓を仕組みます。


9.水指の下にした雑巾で前板を拭いておきます。


以上。水屋は茶の道を歩く第一歩です。















十月の銀座の節句釜ご案内

2012年09月10日 | 道場稽古
茶道塾の東京道場では、旧暦にて、重陽の節句釜を掛けております。

今年の重陽の節句釜は、塾生の有志が席主を担当くださいます。
はじめての方もご参加いただける会です。
どなたでも一服、いらしてください。

日時 十月六日(土)午後1時~
場所 銀座(古う庵:はちまき岡田三階)
http://www.geocities.jp/nihonsadojuku/kouan.htm

内容 重陽の菓子と薄茶
日時 十月六日(土)午後1時~

ご参加は茶道塾までメールにてお申し込みください。

九月の稽古釜 且座

2012年09月01日 | 道場稽古
九月は江戸時代中期に考案された修練法「七事式」の中から「且座(しゃざ)」の式の稽古を行っています。
*且坐喫茶 (「且=しばらく坐して茶を喫せよ」出典:『臨在録』』)からの詞と言われます。

客も東(亭主)も共に、席を建立していく(客が花を活け、炭をつぎ、香を焚き、茶を点てる)式法で、主客の地位や働きを特に修練することを目的としているようです。

ここで出される菓子は「見菓子」と呼ばれ、水菓子などその場ではいただかない、見るだけの菓子が回されます。