日本茶道塾 ブログ

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2月の節句釜、待ち合いでのお茶は・・・

2009年01月27日 | 節句釜(東京)のご案内
節句釜の待ち合いでは、

ご縁があった世界のお茶をご紹介させていただいております。

なるべく本席の茶に差し支えないものを選んでいきたいと思っております。

正月は、古茶樹の芽の茶でした。

中国の大変珍しいお茶でしたが、
水色も無色に近く、

ごく淡味で甘露と言われた方ありましたが、

2月の節分釜では、

「白茶」をご用意します。

こちらも淡味。

白い産毛の生えた若葉を手摘みで採取した弱発酵茶。
生産量の少ない貴重なお茶だそうです。

歴史は古く、「大観茶論」を著したほどの茶通であった北宋の皇帝、徽宋(1082^1135)の愛用茶としても有名で、

江戸期の文人や煎茶愛好者たちは、中国に「白茶」という最高級の茶があるらしい、と、憧れていた様子が残されています。

よくご存じの方も、白茶の中でも上級品と言われましたので、ぜひ楽しみにどうぞ。



梅花雪和香(ばいかゆきにわしてかんばし)

2009年01月10日 | 節句釜(東京)のご案内

「大悟を極めた師のような方は、死後どうなるのでしょうか」

「門前の農家の水牛になって田畑を耕す」

悟りを得たら、どのようなすばらしい来世が待っているのか、喫茶去の公案で有名な趙州禅師が師匠に問いかけますと、

 師匠は、 来世もどろどろになって衆生のために働く、と言われました。

(来世は今世の徳でより良くなるはずなのですが、尊敬する師匠は畜生に生まれ変わるというのです)

確実に、田畑のため、実りのため、人のためになるのですが、牛自身は、耕してあげているとも、実りを得ようとも思っていない。

 功徳や悟りの結果など求めず、ひたすら修行を続ける姿に見える牛になると言われました。

今年は、牛年、特にこの公案が心に響きますね。

 厳しい生き方ですが、それを厳しいとも思わない姿、

その修行そのものに調和している姿に「和」を感じます。

会報にて、この公案を今回取り上げさせていただきましたが、

皆様はいかがお感じになられたでしょうか。

さて、

梅花、雪に和して香(かんばし)

「和」というのは、「和敬」などでもよく茶席で見られ、単になごむとか、和す、というだけでとらえられることが多いようですが、

 雪を「厳しさ」とも思わず、一体となって調和している姿 これこそが本当の茶の湯の目指す「和」なのではないでしょうか。

一得庵(茶道塾静岡道場)の庭の梅が本日、一輪花開きまして、

白雲塾長がお席でこのようなお話をされてました。

 


2月節分釜ご案内

2009年01月05日 | 節句釜(東京)のご案内
2月の古う庵(銀座 はち巻岡田3階茶席)での節句釜は、

第一土曜日(7日)、「節分釜」です。

節分は、<菓子膳と濃茶の会>
菓子茶事を凝縮した形で、
立春の節を祝い、お茶で厄払いを!

午前の部 11時~
午後の部 13時~

御参加お申込は、一週間前までにお願いいたします。
*お席の定員がございますので、メール等でご予約を必ず願います。

メールいただきます際は、

①件名を「節分釜」としていただき、
②「茶道塾掲示板」をご覧になられた、という旨と、
③お名前、ご住所、当日ご連絡可能なお電話番号
④コメント(初めての方は、特に、ぜひ自己紹介がてら一言お願いいたします)

以上の3点を必ずお書き添えください。

*会員以外の方も節句釜はご参加いただけます。

正月釜の茶杓の話

2009年01月05日 | 行事報告
正月釜にいらしてくださいましたMicky様よりお写真いただきました。

茶杓(筥崎宮神木)にまつわる
席中でのお話から・・・

御参りさせていただいた気持もお写真でご一緒いたしたく

九州に戻られ、すぐに撮ってくださったそうです。
ありがとうございました。


茶道塾カレンダー2009

2009年01月01日 | お知らせ
茶道塾の新年カレンダー
(卓上ハガキサイズ)

*月ごとに茶掛けの言葉と茶道塾の節句釜のご案内も掲載しております。

もできました。
現定数ですが、特別配布もしておりますので、
御希望の方はお声掛けてください。
(製作費実費にて)

大福茶

2009年01月01日 | 節句釜(東京)のご案内
新年のごあいさつ申し上げます。

除夜に灰をかけておいた
炭火を火箸で、掘り起こし、
空気を与えると、

写真のように息を吹き返します。
不思議なもので、灰を掛けておいたほうが
火が長持ちするのですね。

昨年から持ち越した火をつなぎ、
新年の水から湯を煮やし、

一服いただきました。

正月の釜でも皆さんとご一緒させていただきますが、
その前にこちらのお写真で