日本茶道塾 ブログ

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埋み火(大晦日)

2008年12月31日 | 行事報告
本年皆様誠にありがとうございました。

只今、新年の釜の準備を整え、
白雲塾長と大晦日の一服をいただき、
その炭火を「埋み火」にしました。

(炭火に灰を掛けて、火持ちを良くさせ、
新年までこの火を受け継ぎます)

また、この火を元旦に起こし(灰から起こす)、
それを下火に新年の釜を煮やし、
大福茶をいただきます。

お写真は、ほとんど炭に灰がかぶっていて、
中心の頭くらいしか炭が見えていないのが
おわかりいただきやすいかと思い、これを選びました。

(そのため、横向きで申し訳ございませんが、埋ませた様子は見ていただけるのではないでしょうか)

この灰を外して、火を再びおこしたら、また画像をアップさせていただきます。

遠くにおりましてもご一緒にお茶をいただける気持ちを持てたらと存じます。

九拝

追記 本日はお客様もいらしてくださり、
晦日の釜も喜んでおりました。

正月釜(銀座、静岡)ご参加の募集

2008年12月13日 | 節句釜(東京)のご案内
茶道塾MLより正月釜のご案内です。

1月2日 静岡:浅羽
1月3日 東京:銀座

午前の部 11時~12時半
午後の部 2時~3時半

内容 大福茶(薄茶)一服と一献

○毎年、塾長が焼成された楽焼きの干支の汲みだし茶碗をお土産にお持ちいただいております。

御参加:お茶をされていない方でも、どなたでも

正月釜は稽古に通われていない方や塾生以外のご家族、ご知人の方はもちろん、
お茶をされていない方でも正月に一服お茶を楽しんでいただけるようにさせていただいておりますので、はじめての方も作法など御心配なくどうぞ。

正座ができない方には、御椅子もご用意しますので、どうぞお声掛けてください。

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御参加のお申し込み、お問い合わせ

メールにて、

①お名前と、当日のご連絡先お電話番号、ご住所
②ご参加の日時(午前、午後)

以上の2点をお書き添えの上、
件名を「正月釜」としていただき、

12月31日までにご連絡ください。

御質問などもお気兼ねなくメールでどうぞ。
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東京 銀座の方は、お申し込み開始後、すぐに満席になってしまいました。
また2月の節分釜(第一土曜日)をご案内申し上げますので、そちらを楽しみにどうぞ。

茶の湯の効能と「中国の古茶樹の芽の茶」

2008年12月07日 | 茶会のご案内
掛川の茶チャさんで、
「茶の湯の効能」というテーマで白雲塾長とお話する、という会がございました。

~なぜ、他の飲みのもではなく「茶」なのか?

「喫茶去」の公案も皆さんと話し合い、

茶の湯者への今後の課題についても

御参加の皆さんと考えさせていただく機会をいただきました。

まとめに

~茶の湯の文化に携わる人々が「茶そのもの」についてどのように意識して、伝えるか、

そして、その茶の生産、製造にかかわる人も、茶が持つ文化的誇りを持って仕事に関わること~

ということを改めて見直そうというお話いただきました。

一服の茶をいただくときに、茶碗を高くあげ、自らを低くし、「押しいだたく」ということを、我々茶の湯者は毎回しております。

そのとき、この「礼」の中で、もちろん、茶を作ってくださった方へも想いを馳せるわけですが、これが、ただの「茶碗を高くあげます」という「型」として教えられていることが多いようです。

口切の時期に行われる「壺飾り」も、
ただの稽古の型ではなく、
茶をどのように意識して扱ってきたのかという歴史を実体験することで、
茶道塾では、塾長のもと、その「意識」を学んでいます。

そこで身につけたものを通して、
実際に茶器を扱い、その茶を飲むわけです。

茶の湯は歴史を頭で学ぶだけではないので、
これが面白いところかとも感じました。

皆様はいかがでしょうか。


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その午後、中国の古樹の芽の茶、をいただきました。
写真はそれです!

ちょうど茶農家さんもその場にいらしたのですが、

「確かに、今、うちの茶の木にもこの芽がついてるが、これを採取して、茶にしようなんて発想もしない・・・・」

と驚かれてました。
ので、かなり日本ではレアもののようです。

掛川の茶チャさんに行くと一煎パックで
おわけくださるかと思います・・・

(お茶としての味は甘みあるが弱いということでしたので、「欲しい」と言われる方がいたら特別販売してくださる・・・くらいみたいですが、私のように好奇心のある方はぜひ!たずねて行ってみてください~飲んでみたいですよね?!)

・・・報告者:あこ

静岡大学「茶の世界」

2008年12月06日 | 行事報告
今週の静岡大学「茶の世界」の授業では、
日本各地のいろいろな種類の茶が紹介され、

写真のような後発酵茶(黒茶)も見せていただきました。

高知の碁石茶(黒くて四角い形):石臼で押して発酵させると聞きましたが、
乳酸菌が豊富で健康茶としても注目を浴びているそうです。

香りやお味は・・・確かに漬物のような香りがします、酸味がかすかにあり、独特な味です。

その他のお茶葉は、徳島の阿波番茶、愛媛の石鎚黒茶、富山の黒茶です。

地元で飲まれてきたお茶ですので、あまり出回らないため、目にすることも少ないですし、今回、はじめて試飲させていただきました。

日本にも改めて黒茶の文化があったことを今回、感じさせていただきました。

中国茶のバラエティに富んだ世界を見せていただき、いろいろなお茶があるからこそ、よりいつもの煎茶も楽しくなっていくように感じているところです。

中国茶報告(プーアール茶)

2008年12月05日 | 茶会のご案内
今回のシンポジウムは、「プーアール茶」がテーマにになっておりまして、

博覧会の指定プーアール茶が招待客に配られました。

こちらがその「第九回広州国際茶文化博覧会大会指定唯一茶」です。

この塊を削って飲みます。

後発酵させた「黒茶」になります。

こちらは、寄り付きで味見していただこうと思いますので、常釜(静岡も銀座も)にいらしてくださった方と楽しみたいと思います。

ぜひお立ち寄りください。

以上だけではおさまらないほどのお茶の種類がございますが、
また会報などにてご報告させていただければと思います。

とりあえず、中国茶葉のご報告はこれにて。

少しずつ、会報にも入れてお届けできないか検討中です!

中国茶(白茶)

2008年12月05日 | 茶会のご案内
白茶は、今、アメリカでビタミンが豊富ということで、大変人気があるそうです。

歴代皇帝が愛した福建省のお茶の王様といわれている「白茶」、
中国茶の中でも大変な高級品であるそうですが、

この「福建白茶」は、本来の「白茶」ではなく緑茶の製法か?とも聞きましたが、

白い産毛があり、確かに茶葉が白く見えます。

今回、直接お会いできた方には、こちらの白茶をお土産に持っていっていただいております。(静岡の一得庵または、東京の古う庵さんにいらしてくださった方はどうぞお試しください)

お味はやはりやさしいですね。

水で入れると、香りもよかったです。

ペットボトルのミネラルウォーターに直接この茶葉を入れて、香りを楽しみながら飲んでる方もいました。


中国緑茶(釜炒り)

2008年12月05日 | 茶会のご案内
代表的といいますか、日本で有名な中国の緑茶といえば、
「龍井(ロンジン)茶」を思い浮かべられると思いますが、

こちらは、安徽省の人里離れた茶畑でまだ機械化されていない工場で作られた大変貴重な緑茶です。

茶葉が平らなのが特色のようです。

「太平候魁」という銘は、
日本中国茶協会の王会長のお父様が文字を書かれていらっしゃるとうご縁で手に入ったもので、少量生産品のため、とても貴重品です。

釜炒り緑茶というと、
「ガンパウダー」(火薬の玉のように丸いのでこの名があるそうです)のように丸まった茶葉もありますが、今回は、この平べったい緑茶をいただきました。

香り、お味ともにさっぱりした感じです。


中国茶(芽茶)

2008年12月05日 | 茶会のご案内
中国のお茶は100種以上あり、
それぞれの個性を尊重していると聞きました。

こちらは、芽茶の写真です。
色も淡く、やさしい淡味でした。

写真をクリックすると茶葉が拡大されますので、ご覧ください。